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INTERVIEW

ゆくえしれずつれづれ

2017.03.03UPDATE

ゆくえしれずつれづれ

Member:◎屋しだれ まれ・A・小町 英艶奴 子子子

Interviewer:吉羽 さおり

2016年5月にリリースされた、ゆくえしれずつれづれの1stミニ・アルバム『Antino未deology』が、新たに再レコーディング。そして新曲を加えて、『Antino未deology-改式-』としてリリースされた。つれづれにとって大事な最初のミニ・アルバムであり、現在のメンバーとなって、数ヶ月みっちりとライヴで披露してきた馴染みある曲。もともとの世界観を大事にしつつ、新装版として、よりタフに鮮やかとなった4人のヴォーカルやシャウトで、曲の彩度や詩情感も高まった内容となっている。カバー・アートワークも変わり、単なる再録作品ではないものになった。

-ミニ・アルバム『Antino未deology-改式-』が再録+新曲でリリースされました。今回、再録しようという話はどういう流れからだったんですか。

しだれ:『Antino未deology』は以前のメンバーで収録した作品だったので、艶奴と子子子のふたりの声でもう一度録りたいなというのがあったんです(※英艶奴と子子子は2016年5月に加入)。

子子子:もともと、収録曲の「新宿シネマコネクション」(Track.4)は再録したいっていう話をチラッとしていたんですよね。 しだれ:MVを撮ったときにね。

子子子:だから、1曲だけ再録するのかなと思っていたんですけど、このような感じで丸ごと新しくなりました。

しだれ:ふたりの声が入っていない作品は『Antino未deology』だけだったので。丸ごと録り直してしまえば、すべてみんなの声になるし、ってこともあったのかな。

-1stフル・アルバム『ポスト過多ストロフィー』(2016年12月リリース)以降で、ニュー・シングル『MISS SINS』も3月にリリースとなるし、ここがいいタイミングだったんでしょうね。

しだれ:そうですね、あとは落ち着いてきたのもあります。この4人で、成り立ってきたというか。土台ができてきたなというタイミングだったのかなと思います。

-このミニ・アルバムの曲はすでにライヴでの披露を重ねてきた、歌い馴染んだ曲たちですよね。改めて録るとなったときに、曲を見直したり、理解をより深めることはありましたか。

しだれ:毎日聴いている曲たちではあったので、改めてというほどでもなかったんです。でも艶奴は、ずっと自分の声じゃない音源を聴いてきたから、改めて録って聴くと違和感があるとか言ってたよね。

艶奴:それはありましたね。あとは今回、ずっと歌っていた艶奴と子子子の歌割りを入れ替えたところもあって。歌い慣れないフレーズを歌ってる感じもあったんです(笑)。だから違和感があったのかもしれない。

子子子:そうかもしれないね。

しだれ:以前のメンバーふたり、倫(想九里倫)と乃吉(潮賽乃吉)が脱退して(※2016年5月に脱退)、そのあとの歌割りはつれづれのメンバーでライヴに合わせて考えたものだったので。改めて、子子子と艶奴に合う方に変えて、再録した形になりました。今もライヴでは、新しい方で歌っています。

-曲の聞こえ方も、以前の作品とは違う感触がありました。

子子子:そうなんですよね。特に子子子は声質が倫ちゃん、乃吉ちゃんとも違うし、この3人とも違う。一段と低いところにいるので。すごい低い声の人いるなっていう(笑)。

-はい、よりエモーショナルにも響きますね。

しだれ:とても引き立っていて。子子子が一番ね。

小町:うん、いい深みが出たね。

艶奴:前はかわいい感じだったのが、子子子のおかげでかっこよさも加わってる。

子子子:よかった。