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LIVE REPORT

the GazettE

2025.03.10 @東京ガーデンシアター

Writer : 杉江 由紀 Photographer: Keiko Tanabe / Kyoka Uemizo / Takashi Konuma

流れ続ける時の中、どんなことがあろうとも、the GazettEがロック・バンドとして真率にたゆまず刻み続けてきたもの。それはまさに"証跡"という名の功績であり、実績でもある。 "今回のツアーは「証跡」ということでね。自分たちが結成から今までやってきたことを全部みんなに見せられたらな、と思ってます"(RUKI/Vo)

こうした言葉のように、このたび三大都市にて開催された"the GazettE LIVE 2025 23rd ANNIVERSARY TOUR 証跡"の最終日、東京ガーデンシアター公演は、彼等にとってそのタイトル通り、ここまでの23年を総括するような集大成的ライヴとなっていたと言っていい。例えば、冒頭を飾っていた「貴女ノ為ノ此ノ命。」は、20年以上前に発表された楽曲であるし、なんと十数年ぶりでの生披露になったという「幸せな日々」は、2003年にリリースされたミニ・アルバムの収録曲で、今や音源としては超絶入手困難。そんなレア曲や過去の様々な曲たちを単に当時のままトレースすることなく、そこにリアルタイムで新たなる息吹を与えていく彼等の手腕が、ことごとく鮮やかだと感じたのも、ある意味では今回のライヴにおける大きなポイントであったように思う。

戒の躍動するドラミングが映えていた「裏切る舌」、葵が豊潤な香りを漂わせるギター・プレイを聴かせた「CALM ENVY」、RUKIの伸びやかで情感豊かな歌声が観衆の心を震わせた「PLEDGE」、麗がタッピングを交えた攻めのフレーズを炸裂させていた「UGLY」、そして、ベース・ソロにてREITAのアンプにしっかりとピン・スポットが当たった「SILLY GOD DISCO」......。そう、この日もthe GazettEはどこまでもthe GazettEで、その堂々たるthe GazettEぶりを揺るぎなく呈していたのである。

"MCで何を言おうかいろいろ考えてはきたんだけど、今日のライヴが楽しくてそんなのどうでもよくなっちゃった(笑)。(中略)これからもみんなから憧れられるバンドを「この5人で」作っていくから、今後ともよろしくお願いします!"(葵)

"この「証跡」というツアーで感じたのは、みんなも俺等と一緒に同じ苦しみや悲しみを乗り越えようとしてくれているんだということです。このバンドは紛れもなく自分たちの力で立ってるわけじゃなく、みんなが守ってきてくれたものなんだなと改めて感じました。きっと、REITAの言ってたthe GazettEが永遠に続けばいいっていうのは、こういう俺等とお前等が好きに暴れて、ただひたすら自由に日々のつらさや鬱憤を爆発させるこの場所を、永遠に守りたかったっていうことなんだと思います。(中略)みんな、一緒に永遠を繋いでくれてありがとう。また新しい証跡を刻んでいって、もっと強いバンドになれるよう23年目も精一杯the GazettEとして最高の時間を届けていきたいです"(RUKI)

かくして、この夜のアンコールで最後に歌われたのは"一歩ずつまた一歩ずつ/支え合って笑い合って泣いて傷付いて/同じ色の夢を共に歩いて行こう"との歌詞が印象的な懐かしき「枯詩」。つまり、彼等はずっと"証跡"を紡いでいたわけだ。

なお、当日の終演後に上映された告知映像によると来たる5月27日=REITAの誕生日には"LIVE 2025 HERESY LIMITED 「SIX GUN'S」"を開催し、6月からは"LIVE TOUR 2025 -HERESY LIMITED- EACH MEMBER'S PRODUCE ACT:1 異演"と題したコンセプト・ライヴをシリーズ展開しつつ、次の冬には新音源も発表されるとのこと。次なる証跡にも期待大!

[Setlist]
1. 貴女ノ為ノ此ノ命。
2. 舐~zetsu~
3. Sugar Pain
4. 飼育れた春、変われぬ春
5. ROLLIN'
6. NINTH ODD SMELL
7. 裏切る舌
8. 幸せな日々
9. CALM ENVY
10. LAST HEAVEN
11. PLEDGE
12. Filth in the beauty
13. COCKROACH
14. HEADACHE MAN
15. UGLY
16. ATTITUDE
17. TOMORROW NEVER DIES
En1. INSIDE BEAST
En2. SILLY GOD DISCO
En3. SWALLOWTAIL ON THE DEATH VALLEY
En4. 赤いワンピース
En5. LINDA ~candydive Pinky heaven~
En6. LAST SONG
W En. 枯詩

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