LIVE REPORT
BULLET FOR MY VALENTINE Japan Tour 2010
2010.09.01 @新木場Studio Coast
Writer MAY-E
会場は、往年のメタル・ファンから若いキッズまで幅広い年齢層のファンでいっぱいに埋め尽くされていた。割れんばかりの大歓声で迎えられたBULLET FOR MY VALENTINEは、
新作から「Your Betrayal」でスタート。けたたましいイントロが鳴り響くなり思わず鳥肌が立ってしまった。リズム隊とギターに寸分の乱れもない。スクリームもクリーンパートも完璧に歌いこなす超絶セクシーなMattのヴォーカル、Jayの強靭なシャウト・・・どこを切っても完璧だ。バンドの凄みを改めて目の当たりにして早々に圧倒されてしまった。
続く「Fever」の「オーオーオーオー!」のコーラスで、会場は一体に。この爆音の中でもオーディエンスのシンガロングが聴こえるくらいの盛り上がりをみせた「Waking The Deamon」、イントロでハンズクラップ沸き起こった「Tears Don't Fall」ではギターパートにアレンジを加えていてますますかっこよく。「4Words(To Choke Upon)」から流れるように「Suffocating Under Words Of Sorrow(What Can l Do)」をプレイしたり、本編ラストの「Scream Aim Fire」のアウトロをアレンジしてみたりと、細やかながやゾクゾクとしてしまう演出が各所に散りばめられていた。
過度なパフォーマンスは一切なくとも、説得力を持った安定感のある演奏力。ライヴ前にプレスエリアで行った取材時は気さくなお兄ちゃんって感じだったのに、ステージに立ったときの圧倒的な存在感。・・・思わず息を呑んでステージに釘付けになってしまった、あっという間の70分だった。
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