INTERVIEW
BULLET FOR MY VALENTINE
2008.07.19UPDATE
Member:Michael 'Padge' Padget(Gt)
Interviewer:吉野将志
-フリーマガジン「激ロック」と申します。本日はインタビュー、よろしくお願いします。
うん、よろしくな!!
-とっても素晴らしいアルバムが完成しましたね。新作「Scream Aim Fire」のリリースから約4ヶ月経ちますが、周りの反応はいかがですか?
すごくいい反応なんだ。1月からヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドとまわって今回は日本なんだけども、4ヶ月ぐらい過ぎてみんな親しんでいるのですごく反応はいいと思うよ。
-前作「The Poison」での大成功もあり、今作を制作していく上でプレッシャーは感じませんでしたか?
実は、前作もすごくうまくいくよとレーベルに言われて成功しているんだ。今回もうまくいくよと言われていたのであんまりプレッシャーは感じなかったけども、今回はうまくいっているようなのでとってもよかったと思っているよ。
アメリカでは4位、オーストラリアでも上位までいき、日本では1位なんだ。また他のところでもTOP10入りしているので、すごくいい感じで次のアルバムも楽しみにしているんだ。
-ということは、もう次のアルバムの制作に取り掛かっているのですか?
そうなんだよ。リフとかアイディアとかいろいろあって、Mattもいろんなことを考えているみたいなんだ。次回はもっとメロディックな作品になると思うよ。
-なるほど、それは楽しみですね。オールドスクールのメタルベースであった今作と比べて次作はよりメロディックな作品になるということですか?
もちろん、俺たちらしいヘヴィさもすごい含まれるんだけども、でも今の段階で聞いたものでは今までにないぐらいにメロディアスな曲になっちゃうんじゃないかな?
- 「Scream Aim Fire」というタイトルに込められた意味を教えてください。
最初にこの作品を作り始めたときに、わりと前作の「The Poison」に近い曲が3曲か4曲ぐらいできたんだ。その後、この「Scream Aim Fire」という曲が出来上がったときに、「あーこの方向性がいいなー」ということで、それまでの他の曲は捨てちゃって、そこから新たに作り始めたんだ。だからリードトラックみたいな感じで「Scream Aim Fire」をそのままアルバムタイトルにしたんだ。
-今作は前作と比較すると、あなた方のルーツであるオールドスクールのメタルベースな作品になっていると感じたのですが、これは最初から意図されていたのでしょうか?それとも制作中で自然と自分たちのルーツが出てしまったのでしょうか?
前作「The Poison」が大成功したときに、いろんな人からいろんな批判やメールが来たんだけど、その中で自分たちがエモ・バンドみたいに扱われてしまったんだ。そのことがとてもムカついたので、そいつらを黙らすために、ものすごいハードでメタリックなアルバムにしたかったんだ。
-今作にはBFMVのこれまでのダークでロマンティックな楽曲とは違った、元気になったりハッピーになったりするような楽曲も収録されていると思います。これはソングライティングの変化なのでしょうか?それとも心境の変化なのでしょうか?
たぶんソングライティングがすごくよくなったんじゃないかな。3回もアルバムを作っているから、楽曲をどういう風に作ればいいのか、何を作り変えたいのか、どういう風に表現すればいいのかなどがわかってきているので、たぶん曲の構成とかも変わってきたんじゃないかな?こんなふうにソングライティングがうまくなったから他のバンドと差がついたのかもしれないね。
-その通りだと思います。今作を聞いて驚いたのは、マイナーコードだけでなく、メジャーコードも多用していることです。これは誰のアイディアなのでしょうか?
メインソングライターであるMattのアイディアで、コード進行とかもわりとメジャーコードを使っているんだ。けっこうメタルのバンドってメジャーコードから離れようとするじゃない?俺たちはそれをやるのを全然恐れていなかったんだ。
。普通のメタルバンドはただのブラスト・ビートをガンガンやっているだけなんだけども、俺たちはそれに味をつけたり、コードを変えたり、キーを変えたりといろいろやっているから、また他のバンドと差がついちゃうんじゃないかな?
-先ほどメタルバンドはメジャーコードを避ける傾向があるけども、自分たちはメジャーコードを使うのを恐れないとおっしゃっていたのですが、あなたたちはメタルバンドでありながら、メジャーコードを使うことになぜ恐れを感じないのですか?
まーメジャーコードの音楽が好きだってところもひとつなんだけども、俺たちはMETALLICAとかJUDAS PRIESTなども聞いて、もっとソフトな音楽ではNIRVANAとかも聞いていたから、そういう影響全部ひとつにまとめたものが自分たちの音楽で、一番嫌いな音楽はもしかしたらハードコアかもしれないね(笑) まー自分たちがこれまで聞いてきた音楽がひとつになったのが俺たちの音楽だと思うんだ。