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INTERVIEW

NOCTURNAL BLOODLUST

2020.10.24UPDATE

NOCTURNAL BLOODLUST

メンバー:尋(Vo) Valtz(Gt) Yu-taro(Gt) Masa(Ba) Natsu(Dr)

インタビュアー:米沢 彰

-なるほど。続く「ONLY HUMAN」は、曲調としてはDjentのノリをがっつりと取り込んできていて、個人的には最高でした。Djent調なのにブラスト・ビートに展開していって意味わからなくなりそうなあたりもノクブラっぽくていいですよね。

Valtz:Djentっていう感覚は実はあまりないんです。プログレッシヴなメタルコアっていう意識で作っていますね。

-変拍子でリズムをちょっと食っていっても最後は4拍子に合うように帰ってくるので、すごく聴きやすくてファン層にも受け入れやすそうに感じます。

Valtz:加入が決まっていろいろ話をしていくなかで、先ずは縦ノリの曲が欲しいと思っていて。この曲はチューニングがドロップFなんですけど、最初に「Life is Once」と同じG#で作ってみたら、なんか面白くなくて。印象を変えられるんじゃないかと思ってチューニングを下げてみたら上手くハマりましたね。

-そういう試行錯誤もありつつ、曲自体はノクブラっぽい仕上がりになっていて。そこは、長い付き合いのなせる業というか。

Valtz:そうですね。何気ない雑談からもメンバーがやりたいことをくみ取っていって。

-今回、ギタリスト2名加入っていうなかで、こういう曲調がくるっていうのは意外性もあったんですが、Valtzさんに対する信頼あってのことですね。

Masa:Valtzがこういうの好きっていうのは聞いていたので。全然そういうプログレッシヴな感じのテイスト出してっていいよって。で、聴いた瞬間"最高だな!"って思いました。いい味出てるって。バンドのサウンドとしても違和感ないですし、新しいし、カッコいいし。

尋:そもそも、今までと同じことをしてても意味がないですしね。レパートリーも増えないし。せっかく新しいギタリストになったので、ノクブラらしさなんてそこまで意識しないで、Valtzらしさで(笑)。そのほうが俺も楽しいので。だから、この曲を聴いたときは"キター!"って思いましたね。

Natsu:ヴォーカルのサビも新しいよね。

尋:長い期間空いてたっていうのもあるし、チャレンジできるのは楽しいですよね。また新しい音楽を作れることに対して、楽しいなっていう気分になれました。

-全体3曲ともにではあるのですが、ギターのメロディがいろんなパートに出てきて強く印象を残す構成がどの曲でも生きていますよね。これは意識的に取り入れたりしているのでしょうか?

Masa:僕の場合は作るうえで、チューニングがめちゃくちゃ低いし、どうしても下のほうにたまっていくわけですよね。音が。なので、低くて退屈になりがちなサウンドを上のメロディやリードで補っていうっていう認識ですね。それでキャッチーさを出してるっていう。

-これまでの楽曲よりも、今回の3曲はさらにギターの印象が強まった感じがして。ギタリスト新加入ということで、際立たせたいっていう意識もあったのかなと思ったんですが。

Masa:そういうわけではないですね。ソロを入れてっていうお願いをしたくらいで。弾けるんだしって(笑)。

-(笑)この冒頭2曲が大きく方向性を分けているのが印象的で。いろいろ考えてこの公開順にしていそうだなと思ったのですが、実際はいかがですか?

Masa:そうですね。

尋:でも「Life is Once」ってこれまでの総括的な感じで。

Masa:そうそう、実際は「ONLY HUMAN」のほうが先にデモがあったんですよ。ただ、このノリは2曲目のほうがいいなって。一発目はスピード感のあるノリで、そこからのグルーヴィなテンポっていう。そのほうが縦ノリがより際立つんで。各曲いい感じにバラけたのは良かったですね。

-聴く側としても、その順番はキレイにハマってると思いました。そして3曲連続リリースの最後となる「Reviver」は意外な明るめのメジャー調の楽曲で。ノクブラってマイナー寄りの楽曲が多いじゃないですか。その中では、すごくストレートな印象で。

Masa:すごく聴きやすい。

-歌詞も、勝手な解釈ですが強敵と書いて"とも"と読むみたいなノリに読めるのですが、実際はいかがですか?

Masa:めちゃくちゃいい解釈(笑)。ジャンプの主人公っぽい。

尋:これはまぁ、単純に"あの日の約束果たしに帰ってきたぞ"っていうことですね。だからライヴをしようっていう。

-お客さんに向けて。

尋:"あの日はライヴできなくてごめんね"っていう。"約束は守りますよ"っていう意味で。

-なんとなくそれが闘い続けようぜっていうノリに聴こえたんですよね。

Masa:まぁ、約束を守るっていうことは、今後も闘い続けるっていうことにはなりますからね。

尋:こんな強烈な3曲を出したんだから、もう安心してついてきていいよっていう。

-そうですね。で、1曲目、2曲目は曲の完成度がすごいっていう感じで、そしてこの曲はブレイクダウンが明確にあったり、掛け合いのパートもあったり、ライヴがすごく楽しみな曲でもありますよね。

尋:毎回、ライヴは意識してはいますね。ノクブラはライヴを一番に考えているので。

Masa:これは、Yu-taroの作曲なんですけど、Yu-taro節が出てる。

Natsu:この曲初めて聴いたとき感動して、バンドのグループLINEじゃなくてYu-taro個人に"この曲やべぇよ! 世界救えるよ! 希望の光だよ!"って(笑)。

一同:(笑)

-明るい展開からのエモーショナルでさらっとテクニカルなギター・ソロは、新体制でのノクブラをわかりやすく音で聴かせてくれた感じがしました。このソロはValtzさんですか?

Valtz:そうですね。この曲調にこのギター・ソロを入れるのは新鮮というか、自分の中でもあまりない感じで。でも、入れてっていう要望が来たので。

Masa:絶対入れたほうがもっと泣かせられるなって。

Valtz:"「ONLY HUMAN」でゴリゴリに押すから、メロディアスな一面を見せてくれ"っていう。常にそういう何かしらの狙いがあるんですよね。

-それをパッと言われてパッと弾くんですか?

Valtz:この曲は苦戦しました。他の曲は速攻だったんですけど、Yu-taroのメタルコア/叙情系ハードコアど真ん中のサウンドに、こういうギター・ソロってあんまりイメージが湧かなくて。イメージするのに少し時間がかかりましたね。

-ほんとにライヴが楽しみなんですが、今ライヴをやるにしてもモッシュ禁止、ダイヴ禁止はいいとしても、声出し禁止、間隔を空けて基本棒立ち、ですもんね。そんな世の中の状況ではありますが、今後の予定などはどうなっているのしょうか?

Masa:僕らはその先を見てますからね。この配信3曲を出して、12月16日にミニ・アルバム(『The Wasteland』)を出します! 待望の。配信も手軽で聴きやすくていいっていうのはあるんですけど、やっぱりモノとしての存在価値というか、残しておきたいっていうのがあるので。全部で6曲の予定なんですけど、さらにバリエーション豊かな音楽を楽しめるようにはなってます。

-で、配信ライヴの予定もあって。

尋:そうですね。まだどうなるかはわからないですけど、でも、最終的にはお客さん入れてやりたいとは思ってます。配信ライヴはもちろんやりますけどね。少しずつでも生でやってる姿を見てもらえればと思います。

-もちろんライヴは楽しみですが、音源の圧倒的な完成度が特徴のひとつであるノクブラが、今の情勢下で逆に伸びてほしいし、そういう幅が今のシーンにあるといいなと願望を持っています。では、最後に激ロック読者へのメッセージをお願いします。

尋:2年間も活動できず、お通夜状態のNOCTURNAL BLOODLUSTでしたが(笑)、天国からもう一度新しい命を貰い、やっと生き返ることができました! 12月にミニ・アルバムが発売されて、配信ライヴから来年のライヴまで、これからどんどん突き進んでいくんで、応援よろしくお願いします!

-ありがとうございました。