INTERVIEW
AMARANTHE (Jake E)
2014.10.16UPDATE
Member:Jake E (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-Elizeのヴォーカルの進歩を意識することやライバル視するようなことはありますか?
そういうのは別にないな。俺が歌うところは彼女にとっては音域が低すぎるし、彼女が歌うところは俺にとっては高すぎるから。お互いポジティヴな形で補い合えていると思うね。
-AMARANTHEは毎回MVがかなり凝っていて映画のようなクオリティですが、あの映像の内容やストーリーはメンバーも携わっているのでしょうか?
もちろん! 大抵は俺とプロデューサーのPatric Ullaeusがブレインストームをやって、撮影場所に行ったりしながら大方のことを考える。俺はそれを他のメンバーに投げかけて、意見を募るんだ。そこからみんながアウトプットしてくれる。"これはやるべきじゃない、こうするべきなんじゃないか"とかね。
-次のMVの予定は決まっていますか? 例えば「Drop Dead Cynical」ですとか。
実はもう完成しているんだ。でも何故かレコード会社がファッキンな決断をして、今はまだ寝かせてある。先にシングルを出してから、1-2週間後にビデオを出そうって。個人的にはどうしてそういうことになったのか理解できないけど......。いつビデオがアップされるのか、まだ知らされていないんだ。近いうちだろうとは思うけどね。このビデオも曲にぴったりの内容だよ。今回はアルバム全体的に既成概念からちょっと離れた考えかたをするようにしたんだけど、ビデオもそんな感じだね。とても誇りに思っているんだ。あ、レコード会社をディスっている訳じゃないからね(笑)。ただ、こういう計画にした意図が、今の俺には見えないというだけで。もしかしたらすごくいいタイミングを見計らってビデオをアップしてくれるのかも知れないからね。ただ、俺はできたらすぐに出して欲しかったな。シングルと同時に出してもらえたら個人的には良かった。今までもそうだったからね。
-もしかしたら9月の全米ツアーに合わせているのかも知れませんよ。今回が何度目のUSツアーになりますでしょうか?
AMARANTHEとしては今まで2回アメリカに行っているね。1回目は2011年のアトランタだった。それから2013年、去年は自分たちのヘッドライン・ツアーをやったんだ。KOBRA AND THE LOTUSにサポートしてもらってね。今回はツアーとしては3回目、ヘッドライナーとしては2回目になるんだ。
-WITHIN TEMPTATIONとUSツアーを回るようですが、彼女たちとはこれまでも交流や共演の機会があったのでしょうか?
うん、少しね。ツアー・バスが一緒だったこともあるから、少しは話したことがあるよ。面白いのが、彼らの「Let Us Burn」というビデオは実はPatric Ullaeusと俺が制作に関わっているということなんだ。俺はエキストラのひとりとして登場しているよ。たぶん、WITHIN TEMPTATIONはそのことを知らないんじゃないかな(笑)。
-えっ(笑)! 今度のツアーで知らせるつもりですか(笑)?
もちろんだよ(笑)! 今回は彼らのサポートをやって、それから一緒にLOUD PARKに出て、それからまたアメリカに戻って今度は自分たちのヘッドライン・ツアーをやるんだ。
-日本でのライヴへの意気込みを教えてください。
もう、今まで以上に楽しみにしているよ。アルバムを出すたびに日本に行きたいって思うんだから。それにLOUD PARKは俺たちにとって1番印象深いライヴのひとつだからね。キャリア全体を通じても。あのころはまだデビューして間もない弱小バンドだったのに、1万5千人の人が俺たちの曲を一緒に歌ってくれたんだから! そういうこともあって、日本に行くのはいつも俺の"やりたいことリスト"に入っているよ。新作とツアーを計画するときは、まず日本のことを考えるんだ。ファンのことも大好きだしね。今年のLOUD PARKにブッキングしてもらえて、ファッキンなくらい嬉しいんだ。
-さらに来年の春には単独のジャパン・ツアーも企画中とのことですが、どの程度の規模になりそうかご存知ですか?
まだ正式には決まっていないしブッキングもできていないけど、日本に行くこと自体は8割方決まったと思うよ。ヨーロッパ・ツアーが終わってからのことになると思う。何都市か回れるといいね。
-最後に、日本のファンへのメッセージをお願いします。
AMARANTHEのJakeだよ!『Massive Addictive』を気に入ってもらえることを心から願っているよ。でも"Massive Addictive(ものすごく中毒性がある)"だから、聴きすぎには注意してくれ(笑)!