DISC REVIEW
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Ettore Rigotti(DISARMONIA MUNDI)に見出され、日本をすっ飛ばして世界デビューを先に果たした異色の経歴を持つGYZEの2ndアルバム。前作ではっきりと現した王道メロデス+邦楽メロディ・センスの路線をさらに追求し、洋楽ファン、邦楽ファンの垣根を意識させない新たな境地を見せてくれる。今作でもEttoreがプロデューサーを務め、さらにはゲスト・ヴォーカリストとしても聴かせてくれるなんとも贅沢な作品。前作ではデビュー作とは思えない完成度で世界を驚かせた彼らが、さらなる完成度で世界に日本発のメロデスを問いかける。自らギター・ヒーローとなることを志向し、ギター・リフからソロまでを聴かせるRyojiの今後のさらなる成長にも期待が持てる作品。 米沢 彰