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COLUMN

KNOCK OUT MONKEY dEnkAのRock聴いtEnkA!? vol.7

KNOCK OUT MONKEY dEnkAのRock聴いtEnkA!? vol.7

新年あけましておめでとうございます! 今年もヨロシクお願い致します!


さて、このコラムも2年目に突入したわけですが、今月リリースの我らKNOCK OUT MONKEYのニューアルバム"Mr. Foundation"を"Back to Basic"と解きまして再びワタクシが愛するLed Zeppelinを紹介したいと思います。前回よりマニアックにね!


まずは1973年リリースの5枚目のアルバム「聖なる館(Houses of the Holy)」。全体的に音楽性の幅が広くなり、ツェッペリンの第2章の始まりと挑戦を表すような作品。実は正式タイトルが初めてついたアルバム。当時は軟弱化したと評されたらしいけど聴けば聴くほど深~い作品。


1曲目、The Song Remains the Same。
イントロからAメロまでの展開が素晴らしすぎる。イントロだけで1分半もあるけどリズム、アルペジオ、リードを駆使した長編ギターリフは天才の一言。2分50秒からのギターとベースの絡みも絶妙で美味すぎる。
 
2曲目、The Rain Song。
この歳になって一番好きになった曲です。JOIN ALIVE 2012に出演した時に会場までのバスの中で聴いていて、北海道の景色を見ながらふと涙が出た曲。ビートルズのジョージ・ハリスンがボンゾに「ツェッペリンはバラードをやらないのが弱点だ」と話してそれに応えた作品だという逸話も。ジョージの名曲Somethingの2つ目のコードまで進行が同じなのはその証拠かと。そういうのホント良いよね、憧れる。
 
6曲目、D'yer Mak'er。
これぞツェッペリン流レゲエ。「デジャ・メイク・ハー」と読むんだけれど発音的に「ジャマイカ」とかけたジョーク! ジミー・ペイジ曰く「レゲエの曲じゃない、そんなこと言ったらレゲエに失礼だ」。さすが!
 
7曲目、No Quarter。
ジョンジーのエレクトリックピアノが見せどころのプログレ風ロック。特殊な録音方法でギターサウンドが図太いのに宙に浮いているようでこれまた世界観が深い! ジミー・ペイジのソロが珍しくジャジーなのも面白いね。


お次は1975年リリースの6枚目の2枚組アルバム「Physical Graffiti」。ツェッペリンフリークスが最も好む? と言われている作品。濃い~です。1曲ごとのメリハリと主張がわかりやすい。様々な要素を吸収してツェッペリン流ミクスチャーロックを確立したアルバム!


5曲目、Trampled Under Foot。
ツェッペリン流ファンク。グルーヴィーだが非常に重い。そしてやりたい放題!初期のパワー感と後に得た知性が爆発した一曲。かっこいい!
 
6曲目、Kashmir。
おそらくツェッペリン史上一番成り立ちが深い楽曲。頭のリフは4/3でドラムパターンは4/4のポリリズム。リフの種類も多く、クラシカルな雰囲気と民族的な雰囲気をクロスオーバーさせたロックなのに全編通して全く違和感がない。初期のツェッペリンは派手さが武器だったのに6枚目ではこんなこともできるんですよ。僕も今だからこそ理解できる曲。脱帽...m(__)m


いや~書き切れない! この字数では書き切れないぞ!
つまり同じ1曲でも10年前に聴く、今聴く、10年後に聴くのでは全然違うってことです。人も曲も常に生きているので流行り廃り関係なく、好きな曲は聴き続けよう。新しい発見があるハズ!
 
Rock!!

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