COLUMN
KNOCK OUT MONKEY dEnkAの「Rock聴いtEnkA!?」vol.11
どうもdEnkAです!
今年も「海で水着のちゃんねーと戯れる」という一大プロジェクトに見事失敗し、夏の憂鬱に浸っております......w
悲しいので叫びたい!ってことで今回は現在活躍している邦楽ラウド系バンドに間違いなく絶大な影響を与えたポスト・ハードコア・バンド「The Used」をご紹介します。
2001年アメリカ・ユタ州にて結成、バート・マクラッケン(Vo)、クイン・オールマン(Gt)、ジェフ・ハワード(Ba)、ダン・ホワイトサイズ(Dr)の4人組で現在も活動中。そういえばつい最近来日してたね!
2000年代のスクリーモ・ブームの火付け役で、当時バートの破壊的スクリームとセンスの塊みたいな楽曲が衝撃的でボクの周りはみんな聴いてたね。ちなみにその時のドラマーだったブランデン・ステイネッカートは2006年に脱退後、RANCIDに加入しております。
まずはデビューアルバム、セルフタイトルが付けられた『The Used』から。
2曲目、「The Taste Of Ink」。今でもライブで演奏されている名曲。切ない雰囲気とテンションの高い歌声が見事にマッチした楽曲。
4曲目、「Say Days Ago」。激しく叫びまくる曲だけどバートの叫び声は不思議と耳になじみやすいのよね。シャウトが苦手な人でも自然に聴ける1曲なので是非聴いてみよう。
6曲目、「Buried Myself Alive」。ロックバラード曲。Aメロでギターがハーモニクスを使って面白い奏法をしているのでギターキッズは要チェック。ちなみにKOMの「realize」のサビ部分のギターコードをかき鳴らす感じはこの曲を少し参考にしましたw
7曲目、「A Box Full Of Sharp Objects」。このアルバムで最も激しいラウドな曲。半音で不協する2音フレーズを駆使したギターリフがカッコいいよね。このフレーズを流行らしたのは間違いなくクインで、ボクも使うしSiMのSHOW-HATEもよく使うねぇ。耳に付く音なので不意打ちで使ったりすると効果的!
お次は2枚目の『In Love And Death』。
1曲目、「Take It Away」。The Usedと言えばこの曲!という人が多いはず。コーラスワークがカッコよくてメロディーも覚えやすいしライブでみんなで合唱できるキラーチューン!
2曲目、「I Caught Fire」。イントロのギターフレーズが印象的な曲。当時リハの音出しでみんなよく弾いてたw
3曲目、「Let It Bleed」。マイナーな曲ですがボクがThe Usedで一番好きな曲。切なさと激しさの融合が絶妙。抽象的で病んでそうな歌詞もグッときますw
9曲目、「Sound Effects And Overdramatics」。かなり重くて激しい曲。これぞスクリーモ。
ぎゃぁぁぁ~!!w
今回このコラムを書く上で久しぶりにThe Usedを聴き込んだけど、The Usedの良さは激情の中にも優しさが見え隠れする部分だと思います。激しいのにちゃんと楽曲の中にドラマがあって人間味が感じられるから聴いてても疲れないし飽きない。
バートの叫び声からは怒りだけじゃなくいろんな感情が聴き取れるし、シャウトは奥が深いなぁと改めて思ったね。なので激しいのが苦手って人にも是非聴いてみてもらいたいです!
まぁ、今のボクのシャウトは水着のちゃんねーとのプロジェクトに失敗した悲しみやけどねw
ぎゃぁぁぁ~!!
Rock!!
- 1