COLUMN
ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.22
4月上旬になり、スタジオでの生活にもついに大打撃が訪れた。ここ数ヶ月間というもの、俺たちはほぼ連日連夜、メンバー全員が満足できるESKIMO CALLBOYの新作づくりに時間を費やしていたんだ。俺たちは自信喪失の谷底に落ち、人の心が思いつくことのできるあらゆる感情を味わった。俺たちは泣いて、飲んで、闘ったのさ!
しかし今は全員がこのアルバムにこれ以上取り組みたくないくらいうんざりしているという境地に至ってしまった。ファッキンなくらいプレイしたいんだ、ステージの上で。楽しいパーティーをやりたいという強い欲望を持っている人たちの前で。
アルバムの主要部分はできたし、全曲録音を済ませ、どのコーラスもキマった。基本的にいつリマスタリングしてもいい状態だ。でも最後にどこに筆を走らせたかわかっていない画家のように、もっといいものにすべきところや修正すべきところがいつも新たに見つかるんだ。みなさん、これはね、終わりのないゴールへの直線のようなものなんだ。ゴールは見えているし走り続けているのに、最後の数メートルを走りきるにはベストを尽くさないといけない。
毎日曲を聴いている。この努力の成果にとてもハッピーだ。でも、これらの曲はステージでやるために、ファンのために作ったものであって、ファッキンなスタジオのモニターで聴くためじゃない。フェラーリの新車がガレージにあって毎日磨いているのに運転できないみたいなもんだ。純粋に拷問だよね。
今度の金曜日。ヴォーカルのトラックを修正して、ちょっとした音を変える、最後の週末になる。この新作の曲を書いていた濃厚な時間がようやく終わりに近づいて、俺の中には安心感が芽生えている。
みんな、良い1日を! そして自分自身のアップデートをいつも忘れずに。もしかしたら日本限定のニュースをお知らせするかもしれないよ?
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