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COLUMN

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.24

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.24
ESKIMO CALLBOY Kevin Ratajczakのコラム

今回のアルバム『The Scene』で、俺たちは少しは成長しつつ(今でもバスの中で裸でパーティーするけどさ)、今作で自分たち自身のサウンドを見いだしたと言えるだろう。今でも自分たちのパーティー・トラックや、クールなメタル・リフの入った速くてダイナミックなポップ・ソングは大好きだけど、自分たちのシリアスな面ももっと見せようとしたんだ。でも自分の音楽に対するあらゆる想いも、アルバムのリリース前には何の価値も持たない。

たしかに自分の作品にクールな気持ちになってもいい。でもミュージシャンっていうのは自分の音楽で食っていくものなんだ。新作を人々が気に入ってくれなきゃ、俺たちはとても悲しくなったりガッカリしたりするだけじゃない。違う。もう二度とピザも食べられないし、家も食べ物もなくなることを意味するんだ。

だから俺たちバンドとしては、新しいアルバムを出す日はいつも一番エキサイティングな日なんだ。学期末レポートを提出して結果を待つような感じだね。俺たちが生徒で、ファンが先生。作品が最悪の場合はリスナーは俺たちのケツを叩けるのさ!

俺たちはベルリンのクラブで、でき得る最高の形でリリース日を祝った。その夜はゲストDJをするという光栄に恵まれたんだ。何人か招待して、ボトルを開けて、緊張感をパーティーで吹き飛ばしたよ! そして真夜中になったときは、2年以上もの労力のすべてがようやくこの新作と素晴らしいパーティーにまとまったことに、俺たちはたまらなくハッピーだった。自分が努力を注いだものすべてが入っているんだと認識しながら小さなCDを手に持っているのはすごく不思議な気分だよ。こんなに小さいのに、こんなに感情に満ちているんだ!

そして結果として、俺たちの緊張感は杞憂に終わった。『The Scene』よりもいい手応えを得た新作はこれまでなかった気がする。俺たちの仲間は本当に良くしてくれた。彼らのサポートには感動するばかりだった。そしてCDの中の実験色が強い曲ですら、みんな気に入ってくれたみたいなんだ。純粋な喜びの時間を過ごしている。

そして今俺たちは、自分たちのこの新しいベイビーをステージに連れていくのが待ちきれない。今作のポテンシャルはデカいし、ESKIMO CALLBOYを新しい高みに持っていく野心にとにかく溢れているんだ。

前回のジャパン・ツアー以来長年の間、また日本に行けたらどんなにハッピーかって想い描き続けてきた。また友達のみんなに会いに、古い場所や新しい場所を訪れに......って。そして今やっとそのときが来たぜ! 俺は仲間たちとそっちに行って、またショーをやるんだ。日本だぜ、やっと......俺たちの大好きな国のひとつだ。また行くのが待ちきれないぜ! というわけで忘れずにチケットをゲットしてくれ! みんな、もうすぐ会おう!

Love from EC!
ECより愛を込めて!


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