DISC REVIEW
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ドイツのアゲアゲ・エレクトロニコア・バンド ESKIMO CALLBOYが、2年ぶりとなる新作をドロップする! その名も"Rehab"。"制作過程が自分たちのセラピー(=リハビリ)のようなものだった"ことから付けたタイトルだそうだけど、本当にすっかり洗練されて、パワーアップして帰ってきて......どうやら恐ろしく効果的なセラピーだったみたい。前作でも引き出しの多さは存分に発揮していたが、今回はそれ以上。モダン・ヘヴィネスっぽいグルーヴ感や、オルタナっぽいノリも古臭くならずに、オシャレに取り入れているし、エレクトロ・サウンドもわかりやすく躍らせにかかるブリブリな使い方ではなく、スケール感を出すために使われていたり、しっとりしたメロディで泣かせにきたり......泣かすなよ、問題児のくせに。なんかもう、チャラリーモなんて言えないね。オシャリーモ? ちなみに国内盤には日本限定のボートラが5曲も! ありがとう! 山本 真由