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LIVE REPORT

LOUD PARK 10|STONE SOUR

2010.10.16 @さいたまスーパーアリーナ

Writer 米沢 彰


アリーナ席に座っていたほぼ全員が立ち上がり、スタンディングでSTONE SOURを出迎える。もうSLIPKNOTのヴォーカルでもあるCorey Taylor(Vo)率いる...という形容詞はそろそろ必要ないのではないだろうか。そんなバンドとしての格も備え始めたSTONE SOUR。

曲が始まると、SLIPKNOTでのそれとほぼ同じ動きで歌うCoreyが、所狭しと暴れまわる。こうしてマスク無しで見るとCoreyってかなり体格がいいなー、とか考えながら見ていたが、動きが動きだけに、なんとなくマスク姿が重なって見えてきてしまう。

そんな既視感はさておき、Coreyを始め全メンバーが非常に楽しそうにプレイしていて、見ているこちらも自然と笑顔になってくる。「LOUD PARKサイコー!」「コンニチワ、コンバンワ、ドーモアリガトー!STONE SOURです!」とMCをするCoreyの表情は本当に本心から言ってるのが伝わってくるいい笑顔で、こちらもどんどん楽しくなってくる。


Coreyが「トーキョージャンプ!」と叫ぶとオーディエンスもジャンプ!前方、後方と区切られたBIG ROCK STAGEの全てのエリアを埋め尽くしたオーディエンスが一斉にジャンプする様子は正に圧巻。会場全体が一つになっていることが、視覚的にも良く分かる。ここまで一体感のあるLOUD PARKって、STONE SOURって本当にスゴいと実感。

「Through Glass」のCoreyの歌い出しでの異様な盛り上がり。オーディエンスがSTONE SOURを求め、STONE SOURがそれに応える図式がそこにはあった。その様子を見てCoreyも感動しているようで、終始笑顔だったのが非常に印象に残った。

バンドのサウンドも非常に高レベルで、パフォーマンスも素晴らしく、STONE SOURのステージだけでも今回のLOUD PARK 10初日は十分価値があったように思う。(もちろん他のアーティストも素晴らしかったし、トリのKORNも最高だった)MCでCoreyも語っていたが、2007年以来とかなり間が開いてしまったことは寂しかったが、二度目の来日は前回よりも更に素晴らしい内容だった。ありがとう、Corey!ありがとう、STONE SOUR!

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