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INTERVIEW

GYZE

2021.01.27UPDATE

GYZE

メンバー:Ryoji(Gt/Vo) Aruta(Ba/Vo) SHINKAI(Gt)

インタビュアー:米沢 彰

-MVでも徹底的に日本の侍や忍者の世界観にこだわっていますね。

Ryoji:最初にみんなでミーティングしたときは、"ダサくていいから、インパクトを出そう"って。GYZEってきっと客観的に見てどちらかというとクールなバンドで、そのなかでコミカルさはチャレンジなので。そこでAruta君がフロントマンをやることによってちゃんと役割が分けられたなと。KISSでいうところの僕がPaul Stanley(Vo/Gt)で、Aruta君がGene Simmons(Vo/Ba)。KISSってああいうバンドなのに、突然バラードがあったり、PaulとGeneによって曲調がすごく違うじゃないですか。そういうことができるバンドになってきたんじゃないかなと。こういうGYZEが嫌だなって思う人は安心してください! 僕がフロントのときはまた違いますよっていう(笑)。

Aruta:大きな理由ではあるよね、Ryojiは、あれはできないもん。

Ryoji:僕は、SAMURAI METALのフロントマンは嫌だって言ったんですよ。好きな曲だけど、あくまでもプロデューサー目線だったんで。Aruta君が適任だから。MVの中でも冒頭は僕がセンターだけどAruta君が僕を押し除けるという構成で(笑)。あとAruta君がフロントマンやれるようになればライヴでもバリエーションが出るなと思ったので。

-長く続けてきて、キャラクターが定着してるからやれるみたいなところもありますよね。

Ryoji:Aruta君がグロウルの優秀なヴォーカリストだってことはわかっていたし、もっと言うと声質が僕と近いので、とりわけ心配もなくできるだろうと。僕も歌ってるんですけど。ヴァース部分(Aメロ)はAruta君がひとりで。

-ちょっと似てますよね。歌い方は違うんですけど。

Ryoji:そうなんですよね。サビの歌声もユニゾンですけどほとんど一緒の声してます。

-MV観るまでRyojiさんがそういう歌い方してるのかなって思ってて、MV観て"そういうことか"とわかる感じでした。MV観てるといきなりMarc Hudson(DRAGONFORCE/Vo)が出てきたり、いろんなゲストが出演されていますね。

Ryoji:実際にはMVのための動画のみの参加で。オンラインだからこそ出来ることを考えてて彼らに"携帯の自撮りでいいからちょっとやってくれない?"みたいに依頼したんです。その代わり僕がMarcのソロ・プロジェクトのアレンジの仕事を引き受けるみたいな(笑)。

-そういうふうに一緒にやってるんですね。

Ryoji:BATTLE BEASTはツアーを35ヶ所、最初のヨーロッパのロング・ツアーを一緒にした仲で、普段もチャットとかしていたんで。他のMika Lammassaari(MORS SUBITA/Gt) だったり、Felipe Munoz(FROSTTIDE/Key)も連絡取り合ってたり、レーベル関係で知り合ってたりとか。

-こういうときって結構みんなノリノリでやってくれる感じなんですか?

Ryoji:そうですね、ふたつ返事で。それは普段からコミュニケーションを絶えずに取っていてお互いに信頼関係を作ってきたからだと思いますね。

-楽しそうでいいですよね。

Ryoji:みんな報酬いらないと言ってやってくれてるんで(笑)。

-違う形でお返ししたりして信頼関係を作ってるんですね。

Ryoji:BATTLE BEASTは釣りが好きなんで、"ルアー送るわ"って言って。

-(笑)さっきの話に戻りますが、民族性や、出自を強く意識したメタルがひとつのサブジャンルとして確立されているなかで、GYZEの存在は、日本のメタル・バンドとしてすごくアイデンティティを確立しているように感じます。前回のインタビュー(※2019年7月号掲載)でも、"日本人が作るヘヴィ・メタルの究極"のようなものを作りたいという発言がありましたが、今もその思いは変わらないですか?

Ryoji:そうですね。せっかくバンドやるなら自分たちだけの音を追求したいので。作曲家としての目線で言うとアルバムごとのテーマがあったとしたら、それに合わせて作っていきたいというのはあります。ちょうど映画音楽の作曲に近い感覚だと思います。前回は"日本人が作るヘヴィ・メタルの究極"。じゃあ今後はベタベタな昔ながらのヨーロッパ的なメタルはやらないのかと言ったらそうではないと思う。そこは柔軟ですね。クラシックのカバーとかもバリバリやってますし。だけどGYZEはできるだけチャレンジできる場でありたい。そういう意味では毎回チャレンジングで、なおかつ美しい最高のメタルを作っていきたいですね。

-シングルだから、より1本勝負でキャラを濃くしてる側面もあって、アルバムになってくるといろんな側面を見せていこうかなというふうにもとれますね。

Ryoji:そうですね、次回アルバムを制作する際にはメンバー楽曲を取り入れてみるとか。SHINKAIさんはどちらかというとエレクトロとメタルを交ぜたようなものが得意で、でも根底には80年代のギター・ヒーローが血となり骨となりという人なので、そのすべての良さが出せていけたらいいなとは思います。

-みなさんが思う「SAMURAI METAL」の聴きどころをそれぞれ教えてください。

SHINKAI:聴きどころとしては、"sayonara"とか"konnichiwa"とか、日本語が入ってるじゃないですか。あそこはいつかライヴでみんなと一緒に叫びたいなと思います。パッと聴いてすぐインパクトのある曲だと思うので、メタルだけ聴いてきた人じゃなくても、いろんな人に楽しんでもらえる楽曲だと考えています。

-あの部分がヨーロッパ・ツアーとかでみんなでシンガロングできたら面白いですよね。

SHINKAI:面白いです。鳥肌立ちますよね。

-そういう日が早く来ることを願いつつですね。

Aruta:前にEPは出したことあるんですけど、ほぼ初めてのシングル発売で、楽曲を単品で出すのは初めてなので、まずはこの曲のインパクトをくらえ! と思います。この曲に関しては"いいのか!?"と思ってるんですけど、初っ端から僕の単品の歌なんですよ。それも非常に珍しいので、GYZEマニアの人はRyojiの声と似てるけど、こんな違いがあるんだっていう楽しみ方をしてもらって(笑)。あとは単純にライヴが好きな人に聴いてほしいかな。いわゆるキッズみたいな。たぶんああいう子たちも好きだと思うんですよ。わかりやすいから。曲名のインパクトにつられていろんな人が聴いてくれることを願ってます。

Ryoji:僕の思う聴きどころというか見どころはSHINKAIさんの眼帯ですかね(笑)。冗談はさておき実際に全メンバーのコスチュームと演技は面白いなって思います。そういうのも含めて楽しんでもらえたらと。あとはこれを受け入れれる度量の深さがあってこそ真の日本人メタラーだと考えています(笑)! 違うか(笑)!

-リスナーも試されているわけですね(笑)。

Ryoji:あとは、僕の三線プレイ! ゲストが参加してるMVは絶対観てもらいたいですね。やっぱりゴールとしてはツアー先のどの国でも歌詞にある"konnichiwa"、"sayonara"、"itadakimasu"、そして"ハッ!!!"をシャウトしてもらいたいですね!

-メタルに限らず、ミュージック・シーンのパターンとして、入り口がYouTubeなのってすごく増えてると思うんですよね。絶対目に留まるだろうし、"なんだこれ?"と思って再生してくれて、新しいファン層が増えるパターンは想像がつくなと思っています。

Ryoji:このシングル3曲は全部、オーストラリアの"osu!"というゲームのタイアップも決まっています。あとメインはデジタルリリースなんですけどCDが欲しい人用にGYZEのオフィシャルWEBではフィジカルCDとTシャツのセットの販売もやっていたりして。そういったところもチェックしてもらえればと。

-読者へのメッセージをお願いします。

Ryoji:ある意味変化球の「SAMURAI METAL」でお腹一杯になった人は2弾の「Voyage Of The future」を聴いて落ち着いてもらって(笑)。最終的に「Oriental Symphony」が今のGYZEが出せる最高傑作であると思うので、そこまでの道筋を見逃さないでください!! まずは一緒に"ハッ!!"と「SAMURAI METAL」でシャウトしましょう!