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INTERVIEW

OUTRAGE

2018.01.17UPDATE

2018年01月号掲載

OUTRAGE

メンバー:丹下 眞也(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

今は家族の笑顔がロックをやるひとつのエネルギーになってます


-それは精神的にもかなりつらいでしょうね。「YOU SUCK」のように怒りをぶつける曲もあれば、「Mother (coming home)」のようにまた違う形でリスナーに寄り添える曲ができたことは大きいんじゃないですか?

「YOU SUCK」という気持ちがなくなったわけではないし、歌詞はリアリティがある方が好きだから。ただ、ヴォーカルの橋本に俺はこういう状況で歌詞を書いたけど、それを歌ってもらっていいの? と聞いたんですよ。そしたらうちの家族にも起こりうることだし、メンバーの気持ちが入っているものの方が歌いやすい、と言ってくれましたからね。

-丹下さんのブログで"自分が楽しんだ分。母にも刺激をあげたい"と書いてましたよね。丹下さんは優しいなと。

自分が子供のころにオムツを替えてもらったり、幼稚園に連れて行ってもらったり、今まで母が自分に何千時間使ったかと思うと、自分が母にやってることなんてたかだか1日数時間ですから。母は俺が子供のころに24時間体制で付き添ってくれたはずなので、それを考えると、母に感謝するべきだなと。今は家族の笑顔がロックをやるひとつのエネルギーになってますね。母はバンドのことを半分もわかってないけど、たまに"今日はライヴだね"と言ってくれるんですね。それもひとつの支えになってますね。"優しいですね"と言われることもあるけど、家族以外に大事なものがどこにありますか? ってことなんですよ。大変だったり、面倒臭いこともありますけど、この人を守らなければどうなるんだって。ロックなんてただの俺の楽しみですから。家族は血が繋がってるし、家族の笑顔を見るだけで、今日も頑張ろう! と思うから。家族なくして、スタート・ラインはないですからね。

-えぇ、そのとおりです。

子供のころから自由に育ててくれたし、それを含めて"ありがとうございました!"という曲なんですよ。

-今日の話を聞いて、「Mother (coming home)」の聴き方がまた変わりそうです。

音楽ってそういうものだと思うんですよ。ミュージシャンの生き様やインタビューを読んで、自分の人生と重ね合わせたりするから。

-母親の世話で"自分の時間は減った"ということもブログに書いてましたが、音楽との向き合い方も変わりましたか?

時間がなくなったぶん、もっと凝縮されている気もしますね。ただ、視野は広がったと思います。人生いろいろと背負っている人たちは、ナチュラルにそういうものが出るんじゃないですかね。その人の人生が音楽に出ると思うから。OUTRAGEも徐々にそうなりつつありますね。

-ここで話は変わりますが、『Raging Out -Gokuaku Mix-』を含めて過去作品がデジタル配信されることになりましたよね?

OUTRAGEの昔の契約書に配信のことは触れられてなかったから、ほったらかしにしてましたからね。『Raging Out -Gokuaku Mix-』に関してはエンジニアの人(Peter Tagtgren)がもう2週間遅らせてくれたら、ベターなミックスを送れると。でも締め切りが決まってましたからね。本当はこっちにしたかったというミックスを後日聴いたら、こっちの方がいいじゃんって(笑)。"Gokuaku Mix"と謳ってますけど、音像はよりクリアになっているんですよ。楽器の音がはっきりしているので、こっちの方が好きですね。ただ、OUTRAGEの(メンバーの)中では賛否分かれてます。だから、聴き比べてもらえればいいかなと。好みの問題ですね。

-最後に新作のレコ発ツアー(1月27日より開催する[OUTRAGE 30th Anniversary SCHECTER JAPAN presents"Raging Out Tour 2018"])に向けて、今の気持ちを教えてください。

自分たちでも自信のあるアルバムだから、ツアーに向かうテンションも違いますね。札幌、福岡とか久々に行く場所もあるので、楽しみです。過激な演奏、過激な楽曲でOUTRAGEらしさを出していきたいなと。いろいろあったけど、ありがとうございます! という気持ちが強いので、過激な音楽で恩返しできたらいいなと。