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INTERVIEW

the GazettE

2016.11.09UPDATE

2016年11月号掲載

the GazettE

メンバー:RUKI(Vo) 麗(Gt) 葵(Gt) REITA(Ba) 戒(Dr)

インタビュアー:KAORU

-例えば「鬼の面」、「ワイフ」(2003年リリース2ndミニ・アルバム『悪友會~あくゆうかい~』収録曲)とかは今のthe GazettEがやったらこうなるんだろうなという予想がしやすいヘヴィなナンバーですね。

RUKI:"ワイフ"ってタイトル、今考えたらただの"妻"だもんな(笑)。なんだそれっていう。

一同:(爆笑)

RUKI:もうね、最後まで聴けない! っていう曲もあるんですよ。恥ずかしくなっちゃって(笑)。

-「春ニ散リケリ、身ハ枯レルデゴザイマス。」(2003年リリースの1stミニ・アルバム『COCKAYNE SOUP』収録曲)は代表曲ですよね。

RUKI:異端時代の王道なんで、やるっしょ! っていう感じですね。

-異端時代のチューニングはレギュラーだったんですか?

REITA:レギュラーと1音下げのふたつでしたね。たしかレコーディングの前日に1音下げにしたんだっけ? 麗の家で(笑)。「ワイフ」もレギュラーだったんですけど。

RUKI:"下げちゃえ!"って言って(笑)。

麗:それで一番影響あったの「Ray」(『悪友會~あくゆうかい~』収録曲)だよね。本当はもっとキーが高かったのに急にヴォーカルが抜けなくなっちゃって。

RUKI:でもいいや、みたいな(笑)。

-『DOGMA』からは本当に1曲もやらないんですか? ちょっと切ない気もするんですが......。

RUKI:絶対やらないですね(笑)。嫌いとかじゃないですけど、そこに持ってくるのは間違ってるっていう感じで。もう僕ら"ドグマー"じゃないんで(笑)。

-2016年もあと少しですが、音楽シーンでもいろんなことがありましたし、the GazettEとしても多忙でしたよね。改めて振り返って、どんなことを得たなどの話を総括してお聞かせください。

葵:とにかく忙しくて周りを見れてないんですけど、ヴィジュアル・シーンとはいえ、僕らは僕らで頑張っていこうかなというのもあり、我が道を行こうと決断した年でもありましたね。あと好きな機材を使えるようになったのが良かったです。バンド・サウンドに合わせてこっちの方向性のアンプを使わなきゃっていうのも最近なくなってて、わりと自然に音がバンドに溶け込んでいったかなと。それはすごく大きいことでした。

戒:技術的にも体力的にも、まだまだだなって思いますね。体力って年齢とともに衰えてくるものだと思うんですけど、逆をいく努力をしていかないとなって。若いバンドで上手い奴がいっぱいいるんで、技術に関してもより一層頑張って取り組んでいかないとなと思います。特に海外だと若手のバンドもかなり実力派が揃ってるし。今のペースのままだとついていけなくなるかなって不安もあるんですけど、それを克服するような形で来年を送っていけたらなと思ってます。

REITA:最近CD屋がどんどんなくなってて、雑誌とかもどんどんなくなってて、音楽が身近になってるんじゃないかなと思うんです。でも俺は、音楽は身近なものじゃなくていつも憧れるものだと思うから、そのへんの温度差はあると思いますね。とにかく現場主義といいますか、バーチャルで楽しめちゃうのは面白くないっていうのは古い考えなのかもしれないですけど......。あんまり時代に左右されちゃいけないなとは思います。

麗:流行には疎いのであまり強くは言えないんですけど、とにかく最近、若くて上手いバンドがこんなにいたんだ! っていうことを知ったし、"KNOTFEST JAPAN 2016"ではそういうところで負けないように。ヴィジュアル系を良いふうに見られるように、責任を持って出していきたいですね。少しでもナメられないようにしたいと思います。

RUKI:いろんな流行り廃りはあるんでしょうけど、REITAが言ったとおり、雑誌もなくなってるし、何かが変わりつつあるのかなっていう気はします。でも、残ってるとこは残ってるし、残ってないところは客のニーズと合ってないのかなとも思うし。自分たちは自分たちなりの刺激的なことをしたいなと思います。昔からブームには反抗してきたタイプなんで。海外でヴィジュアル系が流行ってるころに海外には行かなかったりとか。自分たちのやり方を客のニーズに合わせるというのと、音楽を広める部分はいつでも模索しながらやっていくべきかなと思いますけどね。そこで頭ひとつ抜けられる奴は抜けられるんで。

-なるほど。ニーズに合わせながら飛び抜けていったアーティストはどういう人が思い浮かびます?

RUKI:例えばRihannaですね。でも日本だと全然規格が合わないんですよ。自分でダウンロード・サイトを作って、Def Jam Recordingsから自分のアルバムをタダで配信しちゃうっていうくらいのパンチがないと。共有っていうことに対しては、日本は世界からおくれを取ってる感じはしますね。Rihannaは流行を作る側の立ち位置にいますし。みんながやってるスタンダードに反発したいのかもしれないです。そこから生まれるものがあると思うし。どんどんアイディアが生まれてる世の中だから、そういうアイディアを形にできる方が面白いなと思います。あと今日本で一番すごいことをしたのはハイスタ(Hi-STANDARD)だと思うんですけど。それは盤を買ってもらうっていう意味では最強なことをしたなっていう(※10月5日に16年ぶりのニュー・シングル『ANOTHER STARTING LINE』を事前告知一切なしで店頭にて急遽リリース)。もう反逆精神がすごい、パンクスですよね。

-"KNOTFEST JAPAN 2016"でのライヴを楽しみにしています(※取材日は10月13日)。たしかみなさんでSLIPKNOTのライヴを観に行かれたことがあるとか?

REITA:行きましたよ! 10年くらい前に。幕張でしたね。

RUKI:新しいドラムが聴きたいな。楽しみですね。