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INTERVIEW

the GazettE

2016.11.09UPDATE

2016年11月号掲載

the GazettE

Member:RUKI(Vo) 麗(Gt) 葵(Gt) REITA(Ba) 戒(Dr)

Interviewer:KAORU

今回はドラマチックに作りたいというオーダーを出しました

-聴く環境によって本当に違いますね。今回はイヤフォン、ヘッドフォン、スピーカーでそれぞれ聴いてみたのですが、ヘッドフォンは各パートが一番よく聞こえました。

麗:ベースが聞こえないっていうのも、スタジオに行ってたら低音が聞こえるから逆に気づかなかったかも。

-「DOGMA」も、ヴォーカルのド頭で音が出てなかった部分がミックスによって聞こえるようになってますね。本当に見どころが満載で......葵さんの投げキッスとか。

葵:あはは(笑)。

RUKI:したんか! そんなこと!

葵:いやいやしてないっす(笑)。

-戒さんが口ずさんでいたりとか。

RUKI:それ、わざわざ別録りしてますからね(笑)。

一同:(爆笑)

-(笑)カメラワークもめまぐるしいですが、監督さんとどのようなお話をして作ったのですか?

戒:中間のブロックに関しては少しやり方を変えていて。いつもは寄りで激しく見せるところを、ゆったりした寄せ方にしたり、全体的に引きを見せたりして、ドラマチックに作りたいというオーダーを出しました。

-余計な演出を加えずに、その場にあった演出をより効果的に見せるような感じですよね。あのときの臨場感もありますし、ライヴに来れなかった人にもすごくいいと思います。初回限定盤特典のドキュメンタリーもすごく豪華ですよね。

REITA:そうですね。これもかなり時間がかかりましたね。

RUKI:13周年の日本武道館(※2015年3月10日に開催した"13TH ANNIVERSARY[13-T H I R T E E N-]")のちょっと前くらいから始まるドキュメントで。そこから代々木までどう駆け抜けていくのかという内容になってます。でも、自分たちで"ここがいいです"と言える感じでもないんですよね。ドキュメントとしてはいいのかもしれないけど。

-ずっとカメラが回っていると気を張ったりしませんか?

RUKI:いや、もう全然張ってなかったんだろうなっていうくらい気が抜けてましたけどね(笑)。

REITA:気を抜きすぎて使えないシーンもありました(笑)。

-the GazettEのライヴを初めて観る人も楽しめる映像になっていそうですね。

RUKI:そうですね、ライヴがどう作られていくのかとか。ファンの子が観ても楽しいし、ファンじゃない子が観ても楽しい内容になってると思います。

-楽しみにしています。それから2017年3月10日には15周年記念公演"大日本異端芸者「暴動区 愚鈍の桜」"と題したライヴを国立代々木競技場第一体育館で開催することが発表されました。このライヴのテーマはどのように決まったのでしょうか?

RUKI:わりと自然に決まっていきましたね。15周年だねっていう話をしてて。

戒:昔の曲をやろうっていう話はあったので、どうせやるならという頭の切り替えですね。元ファンの子が飛びつくじゃないけど、自分がファンだったら飛びつくなって感じです。

-トレイラー映像もすごくかっこいいですよね。昔の写真がバーッと並んでると、こういうときもあったのかと。

REITA:昔の写真はね、みんなで選びながら笑いが起きてましたね(笑)。昔のフライヤーが出てきたりとか。

-"暴動区 愚鈍の桜"というテーマについては?

RUKI:すごく昔に"暴動区"っていう言葉を使ったカップリング・ツアー(※2003年に開催されたVIDOLLとの"暴動区六丁目劇場")をやったことがあって、そこから引っ張ってきました。愚鈍は......そのときのthe GazettEが"愚か"というかマイナスのイメージで売ってた部分があるのと、あとは季節的に"桜"というのと、いろいろひっくるめてという感じですね。やるからには思い出の回想ではなく、ガチでやりたいですね。今の自分たちがやるとこうなるんだっていうことを見せたいんですよ。

-なるほど。『大日本異端芸者的脳味噌逆回転絶叫音源集』(2006年リリースのベスト・アルバム)に基づいたセットリストになると考えていいのですか?

RUKI:いや、もっとやりますよ。大日本異端芸者と名を語っていた時代は、だいたいなんで難しいですけど、自分たちの中でここは違うだろうというのはあって、そこはファンの子たちとはズレてないと思います。アルバムでいうと最初の『DISORDER』(2004年リリースの1stアルバム)近辺ですね。