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INTERVIEW

GYZE

2014.09.02UPDATE

2014年09月号掲載

GYZE

Member:Ryoji (Vo/Gt)

Interviewer:米沢 彰

-10月から11月にかけてリリース・ワンマン・ツアーを敢行しますが、東名阪に加えてしっかりと出身の札幌も入っていますね。GYZEになってからは札幌で公演を行ったこともあるんですか?

何回かはやっています。SUICIDE HEAVENのときも知名度あったし、集客もあったんで。

-その流れで札幌を入れられたんですね。

まあ、もちろん地元っていうこともありますから。あと、とってもやらしいことに札幌公演の日が僕の誕生日なんです(笑)。それもあってやっぱり札幌は絶対に外せないだろうと(笑)。東京も札幌も周りのかたがすごい応援してくださるんです。

-今でもホーム・タウン的な意識はありますか?

もちろんありますね。僕は釣りが好きなんですけど (笑)。札幌の山とか湖の景色ってGYZEの音楽にもすごく合うと思うんですよ。実際にEttoreのスタジオに行ったときに、その周りの景色が僕の通っていた高校の近くの風景とかにほんとにそっくりで。僕、花粉症なんですけどイタリアも北海道と花粉の周期が一緒でそのタイミングで花粉症が発症したり(笑)。

-そういうのもいろいろ繋がってくるんですね(笑)。

そうですね。北海道にもし住んでいなかったらメタルやっていなかったかもって思うし。クラブでDJやってたかもしれない(笑)。

-東京公演はDISARMONIA MUNDIのClaudioをイタリアからゲストに招くそうですね。どういった経緯で実現したのですか?

大きいライヴをやりたいから、CORONER RECORDSの社長に話をしたら、"お前らには頑張ってほしいから、実現させよう"っておっしゃってくれて。そういう感じで進んでいきました。

-しかも投げ銭ですよね?

それも僕の突発的な思いつきで(笑)。皆様には迷惑かけたかなと思います(笑)。路上をやっていたから、エンターテイメントの基本ってそこだろうと思って。最初に踏み出すきっかけになった意味のあるライヴでもあると思っていたので、そういうところまでこだわってみたいなって思って。でも、プレッシャーもすごい出てくるけど、まあそれって普通のことだし、いいんじゃないかなって。なので、皆さん来てください(笑)。

-投げ銭のライヴは耳にすることはあるんですが、リリース・ツアーでさらにツアーのラストで行うのはかなり異例ですよね。

東京ですごく頻繁に活動していたわけでもないので、あんまり普通がわからないんですよね。ライヴハウスでやるより、渋谷の路上でやっていた方が多かったので(笑)。でも、自分たちが前向きにそういうことに挑戦していけているので、すごくいいのかなと思っています。

-既に海外でリリースされていたものを、逆輸入のような形で今作をリリースされるわけですが、既に次の作品も見えているのですか?

一応もうレコーディングを終えていて、音源をEttoreに送り始めています。今からまた音ができていくっていう段階ですね。早い段階でアナウンスができると思います。まず、1stを皆さんに聴いてもらいたいですね。日本盤にはボーナス・トラックが2曲入ってて、やっと僕が聴かせたかったものを全部形にできたので。その上で、次回作はさらなるものをお届けできると思うので、ぜひ楽しみにしててください。

-日本盤ボーナス・トラックはどういう2曲なんですか?

もともと『Fascinating Violence』を作るときに、Ettoreが日本盤を想定して曲数を言ってきたので、その段階でどの曲がボーナス・トラックかとかは僕聴かされてなくて。他の曲と同様に力を注いで、なおかつ、思い出もある曲です。

-では、その2曲も含めて真のアルバムが完成したわけですね。

そうですね、僕からしたらやっと"本物"のアルバムが完成した感じですね(笑)。

-2枚目のリリースの時期などは、なんとなく決まっていたりしますか?

一応来年2月頭くらいで頑張りたいなと思っています。リリースの準備とかも含めて8ヶ月くらいありますね。あと、「Fascinating Violence」のMVも作ったので、ぜひチェックしてください!

-激ロック読者にメッセージをお願いします。

激ロックを読んでくださった皆さま、GYZEというバンドです。まず、音を聴いていただきたいです。その上で、見た目や世界観とかも知っていただけたら嬉しいです。そして、ライヴで生のGYZEを体感してみてください!きっと同世代くらいの皆さんだと思うので、一緒にロック・シーンを盛り上げていけたらなと思います。いつも感謝しております!