DISC REVIEW
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DIAURAの21枚目のシングルは、ピアノをフィーチャーした洒落たイントロから、キャッチーなメロディが展開していく表題曲で開幕。そのあとにyo-ka(Vo)の低音が甘く響く、切ない冬のバラード「ヒロイン」(※Btypeのみ収録)と聴かせる曲が続く。それらと対を成すように、「天上へ至るイド」はヘヴィでダンサブルに、「After lament」(※Btypeのみ収録)はスピード感のある仕上がりに。また、前半2曲はそれぞれ歌詞の主人公である男性と女性の目線から描かれ、後半2曲はふたりの関係性について補完する役割を担っており、4曲でひとつの物語を形成している。これらがセットリストに加わったライヴには、新たにどのようなストーリーが生まれるのか、期待したい。 内堀 文佳