ライブレポート|激ロック サマーソニック07特集

SUMMERSONIC07 ライブレポート

THE FRATELLISTOKYO Marine Stage 14:30~

SUMMERSONIC07


フランツ・フェルディナンドをはじめとする数多くの人気バンドを輩出しているスコットランドはグラスゴー出身のザ・フラテリス。そんな彼らが「ゲンキデスカー?トウキョオウーー!!」と勢いよくマリンステージに現れたのは午後二時半であった。
太陽の熱い視線も注がれる中、ギターのゆるんだ歪みによってマリンステージUK祭りの始まりが告げられたのだ。「Henrietta」である。ふいの大名曲に少々戸惑ってしまったが、周りには待ってましたとばかりの大興奮が満ち溢れていた。どんだけ好きなんだよっ!!とつっこみたくなるほどであった。「Whistle For The Choir」や「Vice The Loveable Stoner」では同じ時間帯にマウンテンステージで行われていたENTER SHIKARIにも負けないほどの手拍子が起こっていた。さらに周りをよく見ていると、長髪と黒服のメタラーらしき人、麦わら帽子にアロハシャツのおじさんなどさまざまの人たちがそれぞれ、歌ったり、踊ったり、手拍子したりとフラテリスを楽しんでいた。イタリア語で「兄弟」という意味が込められた「フラテリス」に象徴されるような、どこか懐かしく、親しみやすい雰囲気であった。

中盤、ジョー・フラテリがアコギをもつと、歓声が沸き起こった。IpodのCMでおなじみの「Flathead」が流れると思ったのだろう。しかし、その期待は見事に裏切られたのだ!!アップテンポで合唱のできる「For The Girl」のアコースティックヴァージョンが披露されたのである。まさに意表を突かれたというやつだ。このサウンドで暑さもあり疲れも見え始めている会場をやさしい西海岸的な雰囲気に変えてしまうのだから、フラテリス、恐るべしである。そんな驚きと心地よさがきっかけとなり、「Baby Fratellis」では老若男女問わず会場一体となりジャンプ、シンガロングの嵐が起こり、それを見てメンバーたちはとても満足げな笑顔で応えていた。そこに追い討ちをかけるようにラストソングの「Flathead」により会場とステージとの一体感が形成され、スタジアム全体のボルテージが最高潮に達していった。ライブ終了後、メンバー同士ががっちりと握手していたことをみても、メンバーたちも相当興奮していたことがわかる。

一番暑い時間帯に行われたフラテリスのライブ。マリンステージを照らす太陽がどんなに輝こうとも生み出せない人と音のつながりや温もりで満たされたライブであった。
(吉野 将志)

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