ライブレポート|激ロック サマーソニック07特集

SUMMERSONIC07 ライブレポート

ENTER SHIKARITOKYO Mountain Stage 13:55~

SUMMERSONIC07


ライブ前の時間にインタビューをしてきたが、メンバーはこのライブをとても楽しみにしているようだった。前日の大阪でのライブもかなりの盛り上がりだったようで、期待は膨らむばかり。 果たして人間ピラミッドは完成するのだろうか?

1曲目は「Enter Shikari」。メンバーがステージ上を跳びはねながら登場する。ステージングはきわめて体育会計系な感じで、出している音にそぐわずさわやかな感じだ。
ライブは終始非常に高いテンションで進み、MCでは日本のファンへの感謝も語っていた。

オーディエンスもシンセの音に合わせて手拍子が起こり、美しいメロディーを持つナンバー「Johnny Sniper」へ。ドラマーが台に立ち上がり、オーディエンス煽る。エンター・シカリにはこういう曲もとてもマッチしていると感じた。
「Anything Can Happen In the Next Half Hour」で更に興奮は沸点へ達し、ロウがMCで、おしくもその日に亡くなってしまったTONY WILSON氏(FACTORYレコードを立ち上げ、ジョイ・ディビジョンやハッピー・マンデーズを世に送り出し、かの伝説のクラブ、ハシエンダを作った人でマッドチェスターブームにこの人ありとも。詳しくは映画「24 hour party people」を見るべし。)
に捧げる曲だと言った。ドラムンベースの音に合わせ、楽器持たずに踊るメンバー、そしてお待ちかね、「Sorry you are not a winner」だ。
ここでは私がいたところからは見えなかったが人間ピラミッドが完成していたらしい!
そしてしばしの機材トラブルの後、「OK Time For Plan B」。
メンバーが大好きだというハードコアな曲だが、シャウトはなかなか辛そうだった。
ライブを終えての感想だが、私はENTER SHIKARIが息の長いバンドになるとは正直あまり思えないが、メンバーの様々な音楽へのリスペクトや創造意欲は本物なので、むしろあまりENTER SHIKARIという枠にとらわれず、これからもエレクトロミュージックやハードコアや、様々な音楽を作り続け、多方面に活動していくべきだと思った。
まだ粗削りではあるが、彼らの着眼点と、いいメロディーを作るという才能は本物だと思う。
もちろんこれからのENTER SHIKARIとしての活躍も期待したい。

  1. Stand Your Ground / Enter Shikari
  2. The Feast
  3. Return to Energiser
  4. Jonny Sniper
  5. Anything Can Happen
  6. Sorry
  7. OK, Time For Plan B
→ENTER SHIKARI インタビュー

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