ライブレポート|激ロック サマーソニック07特集
30 Seconds to MarsTOKYO Mountain Stage 13:55~
タイムテーブルより15分以上遅れてようやくスタート。
ステージの両サイドには白い屏風が設置され、ハリウッド俳優でもあるヴォーカルのジャレット・レトは白い着物羽織に袖を通し、ギターを抱えて登場。日本仕様の洒落た演出からも彼らのセンスの良さが伺える。
1曲目はレトの伸びやかなヴォーカルラインが魅力的な“Beautiful Lie”で幕を開けたのだが、サビで突然、ヴォーカルが止まる。最初は、機材トラブルか!?なんて思ったが…マイクの故障などではなく、どうやらレトが故意に歌っていないようだ。ヴォーカルのメロディーがこの曲の要であるというのに、曲が進もうともサビになると一向に歌おうとしない…。“THE KILL”などの名曲も披露するが、同様にきちんと歌おうともしない。
“THE FANTACY”では、ライブアレンジをきかせ曲の後半ではヘヴィネス独特の余韻を持たせていたが、正直なんだかまどろっこしいだけだった。ラストはお約束の“ATTACK”。だがやはり…レトはサビで全く歌おうとしない。
彼らの楽曲は妖艶なメロディーと、何よりもレトの歌声の絶叫寸前の高揚感が魅力であるだけに、これでは非常に勿体無い。声の調子が良くないなら良くないで、それなりに歌おうと頑張っている様子が少しでも見受けられればまだ納得はいくのであるが…。後方から見ていたが、フロアの観客ものり切れていなかったようだ。途中で羽織を脱ぎ捨て黒のスーツに衣装チェンジしハットをかぶって決めてみたり、ギターを抱えて派手に動き回ったり、ステージを降り客席を煽ったりと、レトはパフォーマンスだけはご立派だが、これではせっかくの日本仕様のセンスのいい演出も虚しく空回り、といったところか…。30分のショータイムの中、プレイ曲数はわずか5曲。個人的には、せめて1stアルバムから“ECHELON”か“THE MISSION”くらいは聴きたかった。早いところリベンジ来日に期待。
(May-E)
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- Intro~Beautiful Lie
- Battle Of One
- The Kill
- The Fantasy
- Attack
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