ライブレポート|激ロック サマーソニック07特集

SUMMERSONIC07 ライブレポート

MOTORHEADTOKYO Mountain Stage 17:20~

SUMMERSONIC07


MOTORHEAD、言わずと知れたHR/HM界の重鎮である。私ごとではあるが、私は高校生の時、「Ace Of Spades」のカバーをしていた日本のメタルバンドが大好きで、そのバンドからMOTORHEADを知ったのだが、なんとその日本のバンドのメンバーさんがこのライブに来ていたので、とても嬉しいような甘酸っぱいような気分になった。
さてライブ開始!

「Stay Clean」からスタートし、「Be My Baby」へ。モーターヘッドらしいリフが全開!
ドラムのミッキー・ディーのサイボーグのような風体から叩き出されるドラムの音も凄味がある。演奏も終始安定していて、これぞ重鎮!という貫禄の演奏だ。
ロックンロールなグルーヴの「Killers」の後、短いMCをはさみ、「Metripolis」。重いミディアムなナンバーだが、メンバーはとてもリラックスした雰囲気だ。
「Over The Top」で疾走感バリバリの古き良きハードロックを奏でた後、フィル・キャンベルがギターを変え、オーディエンスから「モータヘッド」コールが巻き起こる!!
この日初めてモーターヘッドを観た人たちも多かっただろうが、リスペクトの気持ちがひしひしと感じられるコールだった。

そして「In The Name Of Tragidy」へ。2バスがとてもパワフルで、非常に爽快だ。
「One Night Stand」はシャッフルナンバーで、とてもグラマラスなロックンロールだ。
しかし、その歳で「ワンナイトスタンド!」などと堂々と歌えるとは、なんて元気なオジ様たちなのだろうと変なポイントで感動した!
そしてこのライブのハイライトのひとつとなるドラムソロへ突入。何度も同じことを言うがこのドラムは、凄味があるパワーだって若いドラマーに全く負けておらず、ただただ感心するばかり。素晴らしい感慨を抱いたひと時だった。

最後の「Ace Of Spades」、「Overkill」ではオーディエンスのテンションが一気に最高潮に達し、メンバーもご満悦な表情であった。
モーターヘッドは変わらずモーターヘッドだ。
今までもこれからも、いい意味で変わらず、ストイックにロックンロールを追求していくのだろう。このような渋い重鎮のライブを拝めるのもサマーソニックの醍醐味だ。これからもサマーソニックにこのようなベテラン勢のメンツを期待していきたい。
今のメタルコア、メタルバンドのファンの方には是非ともモーターヘッドを聴いてもらいたいなと思った。
(KAORU)

  1. STAY CLEAN
  2. BE MY BABY
  3. KILLERS
  4. METROPOLIS
  5. OVER THE TOP
  6. IN THE NAME OF TRAGEDY
  7. ONE NIGHT STAND
  8. SACRIFICE
  9. GOING TO BRAZIL
  10. KILLED BY DEATH
  11. ACE OF SPADES
  12. OVERKILL

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