-ゲイヴのソロプロジェクトということですが、ゲイヴを含めメンバーは5人のバンド編成ですね?
確かにコブラスターシップはソロプロジェクトとしてスタートしたんだけど、この1年をかけてバンドメンバー4人に関わってもらうことが素晴らしいことだって感じてるんだ。だからきっと次のアルバムではもっとバンドの存在を生かした感じに仕上がると思うよ。コブラスターシップをスタートさせる前なんだけど、スピリチュアル面において、ある修行をしたのさ。その時に砂漠に泊まったんだけどいると、コブラが僕の元にやってきたんだ。そのコブラは僕に、ダンスビートを作るように、そして感じるままに自由にやりなさいって言ってきたんだよね。それがコブラ・スターシップの始まりなのさ。
-ゲイヴはミッドタウンのフロントマンですが、ミッドタウンとコブラスターシップの音楽性は異なるものですね。まず、なぜこのようなディスコサウンドをやろうと思ったのですか?
ミッドタウンとして活動していて、特に最後のアルバムで僕はやりたいことをやりつくした感があったんだよね。それと同じ事をくりかえすよりは、次はもっと新しいアプローチをもって音楽を作りたいと思ってたんだ。今まではギターでメロディーをつくったりヴォーカルをつくったりしてたんだけど、コブラスターシップではまずビートを基本にもってきてるんだ。そこにいかに音をのせていくかっていう形で、全く別のアプローチで曲を作ってる。あとは、そのときに聴いていた音楽をきちんと反映させていきたいとも思ってるんだ。コブラスターシップをはじめようと思っていたとき、ちょうどクラブにいってパーティーしてたんだよ。だからそういうクラブにいったときに聴くような音楽をコブラスターシップにも反映させたいなって思ったんだ。
-ダンスミュージックをやっているアーティストの中には踊りながら曲を作る人も多いようですね。ゲイヴも踊りながら曲を作ったりするのですか?
うん、まさにその通り。ダンスしながら曲を作ることも多いよ。僕がベースをやりはじめたのも、ベースを弾きながらだったら自分が踊れるからなんだよね。あと僕はスパニッシュなバンドからも影響を受けてるんだけど、13歳位のころから色んな場所のショーでキッズが暴れまくってるのを見てきたんだけど、それよりもビートに乗せてみんなで踊れて愛を広められるような音楽があったほうがいいんじゃないかって思ったんだ。
-今日のショーを見ていて、CDで聴くよりもよりバンドサウンドになっている印象も受けました。フロアも、ダンスのノリよりというよりも、ライブのノリであるように感じました。日本だけでなくアメリカでもこのようなライブのような盛り上がりなんですか?
今の質問はとてもいい所をついているよ。なぜなら、まず僕らはレコードを作るときには、クラブでかけてるだけでみんながダンス出来るようなものを意図して作っているんだ。だけど実際ライブでは、ロックバンドがそのレコードをカバーしているようにライブで再生してたかったんだ。だけど、パンクにダンスエレメントを持ち込もうとしても、パンクキッズはダンスの仕方なんてなかなか知らなかったりするから、実際はパンクとダンスの融合はとても難しかったりするんだよね。僕達のやり方は、さっきも言ったようにビートを作ってそこに色々のせていくかたちでレコードを作っているから、レコード上では40種類位の音が鳴っていたりするんだけど、ライブになったらいかにそれをシンプルにして、ベーシックにエレメントだけをライブステージ上に持ち込むかってことを重要視しているよ。
-元グラスジョーのメンバーによる「HEAD AUTOMATICA」や「MEN WOMAN&CHILDREN」もディスコサウンドを取り入れたダンスロックだし、元ゼブラヘッドのジャスティンの新バンド「I HATE KATE」も80年代のディスコサウンドを織り交ぜたパンクロックをやっていますよね?
うん、そうだね。特にその中でもHEAD AUTOMATICAとMEN WOMAN&CHILDRENとはすごくいい友達なんだ!僕らとバックグラウンドがとても似ているんだよね。パンクやハードコアをやっていたバンドのメンバーが、何か別の音楽をやりたいって同じように思いたって、新たなプロジェクトをはじめるっていう。実はMEN WOMAN&CHILDRENの2~3年前にアルバムを作っていた時期のデモを聴かせてもらうことがあったんだ。それを聴いた時にエレクトロを取り入れていた音楽を聴いて、「こういうことなら自分もやってみたい!」って思ったんだ。彼らがこういった音楽をやっていて、それを聴いて僕自身も影響を受けて・・・そうやってみんなで一緒にやっていって発展していってる部分もあるよね。
-MEN WOMAN&CHILDRENと比較されることはありませんか?どちらも80年代ディスコミュージックを取り入れているダンスロックですし。
MEN WOMAN&CHILDRENは残念ながらアメリカではそこまで大きなバンドではないんだよね。彼らとツアーを一緒にまわったことがあるんだけど、ライブに来てくれるファンの人達は、グラスジョーにいたメンバーがMEN WOMAN&CHILDRENをやっていて、ミッドタウンのメンバーがコブラ・スターシップをうやっているっていうバックグランドを分かってくれているんだ。みんなは僕らの事を、同じようなアイデアと同じような方向性を持っているとても似ているバンドだと思ってくれてると思うよ。MEN WOMAN&CHILDRENとはまたぜひ一緒にツアーしたいね!
インタビュアー |
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