Thomas Edmund Wisniewski (以下:T):(激ロックのバッチを見ながら)なんて書いてあるの?
-激とは英語でヘヴィとかラウドって意味ですよ。
新しいタトゥーにいかがですか?
一同:グットアイデアだね(笑)
-東京、大阪のサマーソニックと昨日のサマーソニックアフターとお疲れ様でした。
サマーソニック出演は2001年に続き2度目になりましたがいかがでしたか?
Yuri Zane Ruley(以下:Y):サマーソニックは全体にスケールが大きくなっている気がしたな。
前回は6年前だよね?前から何度も日本に来ているのでファンベースができていたり、「Broken Bones」のヒットもあってか前回より大分スケールが大きくなっていると感じたよ。
-アメリカにいるとあまり実感はないと思いますが、BROKEN BONESはかなりヘヴィ-ローテーションされていたコマーシャルにおいて使用されていましたのでかなり浸透していると思いますよ。
T:オンラインでは見たんだけどね。
Y:そんなにヘヴィローテーションしてくれていたんだ。それはクールだな!
-新曲に対するお客さんの反応はいかがでしたか?
Michael Arthur Herrera(以下:M)凄かったな!
今回のライブでは3曲目にニューアルバムのSECRET WEAPONから「Secret Weapon」をプレイしたんだけどキッズは跳んだり跳ねたり凄かったよ!でも分からないな。日本のキッズはいつもノリが最高に良いからそれで盛り上がっていただけなのかな?でもいずれにせよ盛り上がってくれたから凄くテンションがあがったよ!!
-CLASHのカバーShould I Stay or Should I Goを演奏しましたがこの曲はいつも海外等でも演奏しているのですか?
T:この曲は何度も結構よくやっているよ。ライブの際には必ずセットの中にカバーを一曲入れることにしていてあの曲はわりと何回もやっているほうだね。
-たくさんの名曲がある中からこの曲を選んだ理由を教えてください。
T:練習でいろいろやってみた中で特に出来良かったのと、やっぱり俺たちはクラッシュの大ファンだからというのが根底にあるからだね。 M:トムがリードを取るというのも良いんだよ。 たまにはトムがメインで歌うってのもいいんだよな。
-他にカバーしている曲を教えてください。
Y:The Proclaimers、SHAM 69、ブライアン・アダムズなんかかな。
M:最近はアコースティックでTOM PETTY、あとDESCENDENTSなんかもやるよ、様々だね。
-サマソニでは他のバンドのライブは見ることはできましたか?
Y:大阪ではBLACK EYED PEAS、FALL OUT BOY、AVRIL LAVIGNEを見ることができた。
T:東京は大阪より大分忙しかったけど30SECONDS TO MARS、GYMCLASSHEROを見ることができたよ。
-今日夕方には渋谷タワレコでインストアライブを行う予定だそうですね?
アコースティックでやるのでしょうか?それとも通常のライブスタイルで行なうのですか?
T:エレクトリックのフルセットでプレイするよ。
-サマーソニックとは違ってかなり小さい会場ですがなにかスペシャルなことはやりますか?
Y:そうだね。
M:サマソニと違って「SECRET WEAPON」の曲を中心にやることになると思う。
-サマソニでやらなかった曲もやるのですか?
M:おそらくやることになると思う。「Drowning」もやるかもしれないよ。
サマソニでプレイしたニューソングの5曲は必ずやるけどね。
もちろんみんなの好きな定番の曲もやることになると思うよ。
-あなた方は15年間という長い期間活動してきてこれまでかなりのライブをこなしてきたと思いますが、最高だったできことと最低だったできごとを教えてください。
T:素晴らしい思い出としてはセックスピストルズの再結成の時に競演できたことや、サンフランシスコのフィルモアでジョーストラマーのオープニングアクトをやることができたことなんかかな。あの2つのショウは今でも思い出深いよ。
M:97年のワープトツアーの最終日にディセンデンツのマイロが飛び入りで参加してくれて、俺たちがバックをやってマイロが「Hope」を歌ってくれたことはかなりスペシャルなことだったね。そうやって飛び入りで他のバンドのメンバーと一緒にやれることってことは凄く楽しい思い出になっているよ。いつだったか東京公演でグッド・シャーロットのベンジーとやったこととかね。
T:悪い思い出はすべてシャットアウトすることにしているよ(笑)
-バンドを長年やっていると音楽に対する思いが薄れてしまって義務的になってしまったりすることあると思いますが、あなたがたと話しているとバンド結成から15年たった今でも非常にロックやパンクに対してピュアな気持ちで接していることに感心しました。
T:いつまでたっても音楽をやっていることはほんと楽しいからね。
M:俺は自分たちに影響を与えたアーティストへのリスペクトをいつも忘れないようにしているよ。俺たちがリスペクトしているバンドの話題を様々な場所やインタビューでどんどん出すようにしている。今の時代って新しいバンドが次々と出てくるからその中に埋もれて忘れられていかないようにしないといけない。自分たちのリスペクトしている大事なバンドたちだからさ。
-15年間シーンを最前線で引っ張ってきたあなたがたからみて現在のパンクロックシーンをどう評価しますか?
M:アメリカと日本とは少し状況が違うかもしれないので、正直、俺が体験したレベルでしか日本のパンクロックシーンについては分からない。日本のシーンに精通している人間に聞くと、大抵の人が日本のパンクロックシーンは決して大きいものではないと言うんだけど、いざ俺たちが日本に来てみると凄く盛り上がっているように見えるんだよね。
俺たちの国、アメリカではパンクロックシーンはどんどん規模が大きくなってきているよ。それと同時にパンクロックサウンドはメインストリームなものに近づいていっている。俺からするとそれはパンクロックとは言えないサウンドのバンドがほとんどだね。だから俺たちはニューアルバム「SECRET WEPON」ではあえてこれがパンクロックだぜ、というサウンドを提示しようと決意し正真正銘のパンクロックアルバムを作り出したんだ。俺たちはこのアルバムで他のパンクバンドとの差別化、つまり他のバンドと自分たちがどこが違うのかということを見せたかったかな。最近のパンクバンドの多くはやけにテクニックに走っていったり妙にポップになっていたりと感じるんだよね。もちろんそれでうまくかみ合っているバンドもいるわけだけどみんなが全部同じような音にする必要はないわけだからさ。それで俺たちの居場所って言うものをもう一度見つめ直そう思ったんだ。そして俺たちのサウンドの真髄はシンプルでストレートなパンクロックであるという基本に立ち返ったわけなんだ。みんなが俺たちに求めているものもそういうものじゃないのかな。
-私たちは東京、大阪、名古屋を中心とした国内最大級のROCK DJ PARTYも開催しているのですが、あなたたちの「Broken Bones」、「Punk Rawk Show」はもちろん「Secret Weapon」、「Shut It Down」など最新アルバムからもヘヴィローテーションでセレクトされフロアはまるであなたがたが演奏しているのではないかというくらい盛り上がっています。自分たちの曲がそうやって自分たちの知らないところでもキッズによって盛り上がっているというのはどんな感じでしょうか?
一同:それは凄くうれしいな!!ありがとう!!!
Y:そういえばサマーソニックのときもライブの転換のときにDJタイムのように曲を流すと日本のキッズってその場でバンドがプレイしているかのように激しく踊っていたのを見たんだけどそんな感じなのかな?
M:新しいアルバムの曲だと「Shut It Down」が受けそうかな?
T:そうだな俺も日本では「Shut It Down」が一番盛り上がりそうな気がするよ(笑)
-私もパンクロックのDJをやっていますが最新作の中では「Shut It Down」をもっとも多くセレクトしていますよ。
Y:これからもガンガンヘヴィローテーションで頼むよ!!
-あなたがたがロックDJをやるとしたらなにをセレクトしたいですか?
M:やっぱりクラシックロック、クラシックパンクだな。
俺たちが幼いころに音楽にのめり込んだころに聴いていたバンドがかけたいな。
俺たちを聴いてくれているみんなにもやっぱりパンクのルーツを聴いて欲しいと思うからね。
-今日のタワーレコードでのインストアライブ明日はソウルでライブを行うそうですね?かなりのハードスケジュールですが体調に気をつけて頑張ってくださいね。
一同:ありがとう!!
Y:キムチも食べられるから楽しみにしているよ!!
インタビュアー |
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