-初来日おめでとうございます!サマソニに出演してみていかがですか?
ネイサン:日本でライブが出来るだなんて、とにかくすごく嬉しいことだよ!自分達がこれまでやってきたことを日本のキッズの前でもついにやれたわけだからね。
マシュー:バンドのメンバー4人はすごく仲がいいんだ。生まれ変わっても一緒にバンドをやるんじゃないかって思うくらいにね。だからライブもいいものになるんだと思うよ。
-ヴォーカルも演奏も、新人バンドらしからぬ素晴らしいパフォーマンスで感動しました。ライブ経験を多く積んでいるんじゃないかと感じたのですが、マディーナレイク以前にもバンド活動をしていたのですか?
ネイサン:うん、そうだよ。僕とマシューは、以前はBLANK THEORYってバンドをやってて・・・
-ブランクセオリーですか!?私のフェイバレットバンドの一つですよ!!
ネイサン:えー!ほんとかい!?それは素晴らしいね!でもそのブランクセオリーなんだけど、実はあまりバンドメンバー同士の仲が良くなかったんだよ。自分たちとは合ってないんじゃないかって最初からずっと感じてて・・・だけど、ダンとマテオに会ったときは、これは運命の出会いだ!って感じてしまうくらい仲良くやってるんだよ。過去は過去、今は今って感じだね。
-ブランクセオリーでも、マシューとネイサンが主に曲を作っていたのですか?
ネイサン:バンドの構成は似ているんだけど、ブランクセオリーでは僕が主に曲のベースを作って、マシューが歌詞を担当してた。今のマディーナレイクではマテオがギターパートで主に曲を作っているんだ。で、マシューは歌詞を担当してるって感じかな。
-現在、プロジェクトレヴォリューションツアーの真っ只中だそうですね?
ネイサン:うん、だから明日の朝にはもう発たないといけないんだよね。
マシュー:今回の来日があったから、プロジェクトレヴォリューションツアーの3公演の参加を逃しちゃったんだ。
-そうなんですか。プロジェクトレヴォリューションツアーをキャンセルまでして来日してくれて、ありがとうございます!
マシュー:いやいや、こちらこそありがとう!
ネイサン:プロジェクトレヴォリューションツアーのスタッフには、「日本には行っちゃダメ!」なんて直前まで言われてたんだけどね、強引にこっちにきたんだよ!(笑)
-そのプロジェクトレヴォリューションツアーはいかがですか?LINKIN PARKやMY CHEMICAL ROMANCEなどビッグバンドと同じステージに立っているわけですが。
ネイサン:僕らにとっては今までで一番ビッグなツアーなんだ。だけど彼らは控えめだし、僕らにも普通に接してくれる。自分達が尊敬していたアーティスト達と共演できて、毎日見ることが出来て、本当に光栄なことだと思ってるよ。
マシュー:ほんと、毎日のようにインスピレーションを受けてるんだよ。
-今年のプロジェクトレヴォリューションツアーはMCR,TAKING BACK SUNDAYをはじめSAOSINなども参加しているし、マディーナレイクのファン層と被るバンドが多いですよね。実際、キッズの反応はどうですか?
ネイサン:このツアーには音楽を楽しみたい!っていう本当に音楽が好きな人達がたくさん来てくれているんだ。普通ツアーっていったら、ヘッドライナーのバンドだけを観に来てるような人も多いんだけど、プロジェクトレヴォリューションツアーでは一番手に出演する僕らのことも、みんなちゃんと受け入れてくれるんだ。すごくいい感じだよ!
-マシューとネイサンがリアリティー番組「FEAR FACTOR」に参加しては牛の内臓を飲んだり、昆虫を食べたりしたエピソードは有名で、他のインタビューでも沢山聞かれてることでしょうけど、実際どうでした?
ネイサン:あ~、あれは強烈だったよね(笑)
マシュー:もしこの世に存在する"味"のリストみたいなものがあったとしたら、そこに載らないくらいの味を味わったよ。味とは呼びたくないくらい、番外なものだった(笑)
ネイサン:実はもっとヘヴィーなエピソードがあるんだ。まだ肉がついている状態の牛のアゴにうじ虫がわいてて、それを口で噛み切って、口の中に入れたまま川を泳いで、泳ぎきったあとに魚のエキスが入ったミキサーにそれを入れて、ミキサーにかけてジュース状にしたものを飲み干す、っていう。あれは最低だったな。
-(インタビュアー&撮影スタッフ一同、苦笑い)
ネイサン:アッハッハ!(爆笑)
マシュー:こんな話しちゃってごめんよ~(笑)
-いえいえ(苦笑)ではその過酷な経験のあと見事賞金を勝ち取り、ロードランナーと契約を結んでいますが、ロードランナーの所属アーティストの中ではあなたたちは異色ではありますよね。ロードランナーがあなたたちと契約することに決めたポイントって自分たちのどこにあったと思いますか?
マシュー:ロードランナーって、ほんとにすごく音楽が好きなレーベルなんだよね。企業って感じもしないし、オフィスに行けば皆それぞれ音楽を聴いているような感じで。僕らも音楽に対してはすごく情熱をもってやっているから、そこに何かを感じてくれたんじゃないかな。
ネイサン:ロードランナーは最近、僕ら以外にも異色なバンドと契約しはじめているからね。僕らもその中に入るんじゃないかな。
-マディーナレイクというバンド名の由来はマシューが作った物語中に出てくる架空の街の名前だそうですが、物語はまだ書いているのですか?
マシュー:そう。物語はまだ続いているんだ。もう少したったらその書籍が出るんだよ。今すでにアルバム3枚分のストーリーが出来上がっていて、その物語は現在進行中だよ。
-あなたたちの曲にはポップなメロディー、エッジーなサウンド、歌詞とどこを見てもとてもインパクトがありますね。曲はどのように作られているのですか?
ネイサン:一番最初にマテオがエレクトロニクスとかプログラミングで曲のベースを作ってくるんだ。そこにみんながジャムって、僕が声を出していく。メロディーが出来たらマシューが歌詞をのせていくんだ。マシューが書く歌詞っていうのは、本当に自分に正直なものなんだ。世界中の人達が関わりあえるような、世界中に伝わるようなものを書いているんだよ。
-レオン兄弟に質問。バンド活動の中で、二人は兄弟だからこそ分かり合える部分があるのではと想像するのですが、いかかでしょう?それとも衝突しあうことはあるの?
ネイサン:ハハハ(笑)そうだな・・・僕らは運がいいと思うんだよね。お互いの存在がそこにあるからこそ、自分のことも学べるし、反映もできる。喧嘩ももちろんするけど、それは友達同士の喧嘩となんら変わらないと思うよ。
-自分達の音楽を、マイスペースやピュアヴォリュームなどで、PunkやAlturnativeと表記していますね。スクリーモにカテゴライズされることも多いと思いますが、スクリーモと呼ばれることに抵抗があったりしますか?実際、エモ/スクリーモのリスナーを中心にファン層が拡大していっていますが。
マシュー:いや、僕らはどこのシーンにも属してないと思うんだ。ただのハードロックバンドだと自分達では思っているよ。ネイサンは確かにスクリームしているけど、感情を表すために叫んでいるだけだからね。パンクでもなけりゃスクリーモだとも思ってないよ。
-なるほど。そのネイサンの絶叫も使い分けるヴォーカルは本当に素晴らしいですよね。
ネイサン:どうもありがとう!そういわれることは本当に嬉しいし、大事なことなんだよ。
-ヴォーカリストとして何年くらい歌っているのですか?
ネイサン:えーっと、もう7年くらいになるかなぁ。
(※ブランクセオリーでもネイサンはヴォーカルを努めていました。)
-私達はロックDjパーティー「激ロック」を開催しています。私は"Here I Stand"や"True Love"をよくセレクトしていますが、すごく盛り上がるんですよ。
ネイサン:ワオ!クールだね!
マシュー:嬉しいよ!どうもありがとう!!今度イベントに遊びに行くよ!
-"Here I Stand"や"True Love"の他にどの曲をかけて欲しいでしょうか?
ネイサン:"River People"は好きなんだけど、ちょっとメロウだからクラブ向けじゃないかもしれないなぁ・・・。"Pandora"なら盛り上がると思う!
-パンドラ、今度かけますね!マシューはリクエストあります?
マシュー:今、ネイサンに全部言われちゃったよ(笑)そうだな・・・"Stars"かな。この曲を聴くと、旅をしているような感覚になるんだよね。僕らは音楽を通して旅をしたいと思ってるんだ。その気持ちがこの曲にも現れているんだよね。
-次回作はどんな作品になりそうですか?
ネイサン:今のところ沢山アイデアはあるんだ。だけど、パンクな感じとはちょっと離れて、ダークな雰囲気になりそうな感じがするよ。"Stars"や"River People"や"House Of Cards"みたいな曲が増えてくると思うよ。
-単独公演の予定は?
ネイサン:実はね、11月あたりにまた日本に来れるかもしれないんだ!楽しみにまってて!
-それは楽しみにしてます!また必ず遊びに行きますね。インタビューありがとうございました!
ネイサン&マシュー:11月、待ってるよ!どうもありがとう!!
インタビュアー |
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