－ちなみにギタリストのmidoriさんはどういったものが好きなんでしょう。

miho：ANIMALS AS LEADERS。

－あぁ（笑）。超テクニカルなバンドですね。

miho：そういうのが好きなんだと思いますね。ずっとEXTREMEのNuno（Bettencourt／Gt）のギターのコピーをしていたりとか。

－バックボーンからしてもそれぞれ、プレイヤーとしてのキャラクターが立っているメンバーなんですね。

miho：ギターふたりに関しては、聴き比べてどちらか弾いているかはわかりやすいと思います。

－エモーショナルなパートがmi-yaさん。

miho：で、キッズからすればたまらんみたいな早弾きがmidoriで。

asami：ふたりが全然違うから、こういうものができあがるんだなっていう。

－ツイン・ギターの醍醐味ですよね。ベースとドラムとのコンビネーションはどうなんでしょう。

miho：もともと前のバンドからリズム隊は一緒なので。どうくるかはわかる感じですね。また音数増やしてきたなとか（笑）。

mi-ya：また難しいことして、っていうね。

miho：ドラムのレコーディングにすべて立ち会っているわけではないので、自分がレコーディングするときになって、増えてる増えてるって思って、じゃあこっちもこうするかっていう。それが、彼女のこだわりなんだなと思います。

asami：作りながらも、戦っているわけではないんですけど、そんな感じが見えるよね。こうきたなら、こういってやろうかみたいなのが、個々にあるなというのは感じます。

－なるほど。海外も視野に入れた活動でもあると思いますが、今、こういうところでやりたいと思い描いていることはありますか。

miho：ヨーロピアンなサウンドと言われているので、ヨーロッパにはまず行けたらいいなと思いますね。

－すでに、どこかからお声が掛かっていたりということは？

miho：まだバンドからはないんですが、海外のファンの方からメッセージはたくさんいただいてますね。海外盤のリリースもあり、より多くの方に、世界に届いているんだなっていうのが感じられて。

mi-ya：リアクション的にもヨーロッパが多いかな。

miho：ドイツ、イギリス、でもアメリカも多いし、マレーシアとかからもありますね。あとは女性ヴォーカルという点でも、みんな聴きたいんじゃないかなと思います。

－なかなかいないですしね。

miho：海外で女性のメタル・バンドだと、もっとファッションがボンテージだったり、斧持っていたりとか、セクシーお姉ちゃんみたいなイメージもあるので（笑）。海外の方から見ても、LOVEBITESは珍しいのかなと思います。

－男性のバンドに女性がピンのヴォーカルでいるのではなくて、これだけ重厚でテクニカルなサウンドで女性のバンドとして勝負しているのは、かなりの武器だと思います。

miho：私は女性のチームが頑張っているのを見るのがすごく好きで。原点はセーラー戦士（アニメ"美少女戦士セーラームーン"）とかですかね（笑）。女性ひとりひとりが役割を持って、力を合わせて......このバンドは悪に立ち向かっているわけじゃないけどね（笑）。

asami：カッコいい女性がいいですよね。

miho：スポーツに男性のチームと女性のチームがあるように、音楽にだって女性のチームが男性と違うチームでいて、それが活躍していていいと思うので。

mi-ya：もっと受け入れてもらえたらね。

miho：女性の活躍の場も増えたらいいなと思ってます。