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INTERVIEW

LOVEBITES

2020.01.23UPDATE

2020年01月号掲載

LOVEBITES

メンバー:asami(Vo) miyako(Gt/Key) midori(Gt) miho(Ba) haruna(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

2019年のLOVEBITESは、国内のフェスはもちろん、UKでの"Download Festival"をはじめ、欧州のメタル/ラウド系フェスへの出演を経験し、DRAGONFORCEのUKツアーへの参加や、HALESTORMのジャパン・ツアーのサポート・アクトを務めるなど、その舞台を大きくしていった1年となった。常に国内外を行き来する活動だったが、その間にもノンストップで制作、レコーディングを続けており、完成したのが3rdアルバム『ELECTRIC PENTAGRAM』だ。いかにこの1年が濃密で刺激的だったかが明解なアルバムであり、テクニカルで華やかな展開で魅せるLOVEBITES節の裾野を広げながら、5人の個性を散りばめた曲が揃う。LOVEBITESのヘヴィ・メタル・アルバムを確立した作品だろう。


今回は、5人であるということを出したかった


-前作(2ndアルバム『CLOCKWORK IMMORTALITY』)から今作までの1年は、国内外でのツアーや海外での多数のフェス出演もありと、いつアルバムを作っていたんだ? というくらい濃密な活動があって。とてもハイペースでの制作ですね。

miyako:頑張りました。

asami:まず2ndアルバムを出したのが2018年12月で。アルバムのジャパン・ツアーをして、6月にはUKで"Download Festival"があって──

miyako:"Download Festival"のあとは、ベルギー、スペインとフェス・ツアーに行ってね。

asami:怒濤すぎて記憶が怪しくなってます(笑)。

haruna:ドラムのレコーディングが始まったのが、フェス・ツアーに行く前からだったので、6月とかからだったんですよね。前回のアルバムが出てからかなり短いスパンでレコーディングには入っていました。

miyako:なので、作曲は2ndアルバムのリリース直後から始めていましたね。お正月にはネタを作っておいて、そこからフル尺にしたりアレンジをしたりはしていました。

miho:海外ツアーに行っている間も、私とasamiは部屋にこもって歌詞を書いたりすることも多かった。

-ツアーも制作も同時進行だったんですね。ライヴでの刺激もあったとは思いますが、そういったなかで3rdアルバムとしてこういう作品を、というアルバム像はありましたか。

miyako:いつも曲を作る段階ではアルバム像があるわけではないんですけど。でもきっと10曲とか12曲を収録するとなると、ファスト・チューンが何曲くらいでミディアムがこれくらいとか、こういうのが何曲かいるねという大枠はあって。じゃあこのデモはここに当てはまるなとか、やっていくんです。でもこれまでアルバム2枚とミニ・アルバムを作っていても、まだやりたい曲があるというか、ライヴをしていくなかでもっとこういう曲が欲しいと思うことがあったので。そういう新しい曲をどう入れていくかというのはありました。もちろん、いい意味でのLOVEBITESっぽいものは忘れずに。この3rdアルバムはすごくいい感じになったんじゃないですかね。

haruna:勝負のアルバムになるっていうのはあったよね。そういうことでは最初から気合が違っていて。それに見合う曲を作ろうっていう思いは強かった。

asami:あとはこれまでの作品を作るなかで、個々の得意分野もわかってきたので。こういう系はこの人が担当かなというのが、自ずと作られてきたかなと思います。3rdアルバムはそれが集約されたかな。

-はい、それぞれの個性や強みを確立しつつ、またバンドとしてこんなこともできるんだということやグルーヴの強化も感じています。

asami:今回は、5人であるというのを出したかった作品ではありましたね。

-バラエティに富んだ内容が揃いましたが、その中でアルバムを引っ張るリード曲はどういう曲で、どう打ち出していくか、というのはありましたか。

miyako:これは1stアルバム『AWAKENING FROM ABYSS』(2017年リリース)のときから思っていたんですけど、LOVEBITESの"LOVEBITES"と言うべきバンド名を冠するような曲、これは絶対に神曲だっていう曲をずっと作りたかったんです。もちろん今までの曲もすべて自信作なんですけど、LOVEBITESの"LOVEBITES"はまだだなっていうのがあったんです。今回のリード曲「WHEN DESTINIES ALIGN」が書けたときは、LOVEBITESというタイトルを付けてもいいくらいに仕上がったなと思ったんです。それでデモの仮タイトルは、"LOVEBITES"にしておいてみんなに投げたんです。

asami:パッと聴いたときに、これは絶対リードがいいなって思って。5人でやってきた代表曲になると思ったし、アルバムとしてはもう3枚目なので、歌詞にも5人のことを書こうって。あまりここまで自分たちのことを書いたことがなかったので、出すならここかなって思ったんです。これまでのことと、ここからへの思いを歌詞にしました。

miyako:うん、そういう曲にしてくれましたね。

-MVでは戦国時代のような格好をしていましたが、こうしてLOVEBITESを描くときは戦うっていうイメージが強いんだなと思いました。

asami:MVのアイディアは制作サイドがまず考えてくれるんですけど、ちゃんと歌詞を見て汲み取ってくれたんだなっていう愛をすごく感じて、面白いなと思いましたね。

-歌としても幅広いレンジを使った曲で、ヴォーカリストとしての腕が鳴る曲では。

asami:そうですね。結構A、Bメロは低いところから入って、サビがアッパーに、しかもラストはかなりのハイトーンで終わる曲なんですけど。やっぱりこのレンジを思い切り使うというのが、メロディを作る際にも一番いい味が出ると思うので。そのへんは、自由に作ってくれという感じでした。とんでもない高さにされると難しいけど(笑)。この曲はそういうメロディ作りの良さが全部出たかなっていうのがありますね。

miyako:こんなに音域があるヴォーカリストは少ないので、本当にメロを作るときはラクというか。限られた音数で作るよりも、こんなの歌ってほしいなって考えるのは楽しいし、楽チンで。自由に作れるなって思っていますね。