MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

LOVEBITES

2020.01.23UPDATE

2020年01月号掲載

LOVEBITES

メンバー:asami(Vo) miyako(Gt/Key) midori(Gt) miho(Ba) haruna(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

-イントロからめちゃくちゃキャッチーなキラー・フレーズで、これぞという曲ですね。ではそれぞれが作った曲についてもお聞きしていきたいのですが、まずはmihoさんの曲は、1曲目「THUNDER VENGEANCE」からド迫力のリフの応酬です。また今回のアルバムではよりグルーヴィな、ノリのいい曲が多いですね。

miho:「THUNDER VENGEANCE」は作曲していた時期が春先くらいで、"Download Japan 2019"に行って、SLAYERのステージを見ながら思いついたリフを家に帰ってすぐに形にしたものだったんです。それがやっとみなさんに聴いていただけるというものですね。この曲はまさに興奮のままに作ったものでしたけど、日々私たちもいろんな海外アーティストと共演をして、いろんなものを取り込んでいっているので、それが今回は出せているのかなと思います。

-オープニング曲として最高のパワーがある曲ですが、冒頭の雷鳴が入ったのは、歌詞がついて1曲目となったからですか。

miyako:この雷鳴はデモ段階から入ってました。

miho:もうコテコテのやつがやりたいなっていうので(笑)。メタルとしての定番というところでもあり、歌詞にも入れたいなということで膨らませていきました。

-あの雷鳴で、何か生まれた感がありますよね(笑)。

midori:まさに1曲目という感じですよね。

-「GOLDEN DESTINATION」もmihoさん曲です。この曲はノリのいいビートと、歌謡性のあるメロディがいい。

haruna:ずっとギャロップ的な感じのビートで。

miho:普段は洋楽っぽいものが多いですけど、この曲ではあえてちょっと歌謡っぽくしたところで、またカラーの違うメロディになったかなと思います。これはLOVEBITESの初期、「Don't Bite The Dust」(2017年リリースのデビュー・ミニ・アルバム『THE LOVEBITES EP』収録曲)に近いというか、同じようなテーマで。それを今作ったらこうなるんじゃないかというものでした。LOVEBITESの目玉のひとつであるツイン・ギターの美しいメロディとリフがガツンとくる曲で、懐かしさもあるような感じですね。

-「THE UNBROKEN」はどうですか。

miho:シャッフル・ビートの曲なんですけど。これはアレンジが難しく、私がアルバムで一番苦労した曲でしたね。レコーディングも大変で、歌もすごくキーが高いし。

asami:まさかの頭から高い曲という(笑)。サビよりも頭のほうが高いんですよね。

miho:リード曲にはならないけど、asamiの歌い方もあってアルバムの中でもスコーンと抜けてくる曲になったかなと思います。この曲はasamiの歌が他とは違うなと感じていて、個人的に気に入ってますね。最初はキーを下げるかも悩んだんですけど、まぁ彼女なら歌えちゃうでしょうと。

asami:今回はキーを下げるか悩んだ曲が、いくつかありました(笑)。でも、できるものは超えていかないといけないのでやりましたけどね。

miho:やってくれました。

-みんながお互いの可能性を広げながら曲を作っているのがわかります。今回はmidoriさんが、「DANCING WITH THE DEVIL」で作詞も作曲も手掛けていますが、これはディスコ・ソウルっぽい、懐かしい雰囲気も込められた曲ですね。

midori:この曲は実は前作のアルバムのときからあった曲なんです。前作に収録するにはフィットさせづらい曲調だったので一度寝かせたのですが、今回復活した曲ですね。ただ今回収録するにあたって、リフとかギターのアレンジをごっそりと変えて、再構築しています。LOVEBITESの曲の中ではBPMがゆっくりなんですけど、裏でずっと16分が鳴っているような、重くグルーヴィな感じを目指して作った曲ですね。

haruna:私は、アルバムの中でも好きな曲ですね。今までにない感じの重い、グルーヴィな感じはプレイしていても面白かったですね。

-そのグルーヴに、妖しさときらびやかさをまとって、且つポップ性もあるという絶妙なバランスで成り立った曲に聴こえます。

midori:歌詞でもそういう妖しさを秘めた曲なので、トータルで感じてもらえばと。

asami:この曲の歌詞は、まずベース部分は私が作っているんですけど。けだるい感じのメロディだったので、ドSの女の子が、男の子に"はぁ?"って言ってるような内容にしたくて(笑)。まず私が書いたある程度の構成を、英語ができるmidoriに変えてもらって。そこからまたこちらでも直しながらメロディにはめていった感じですね。曲調的にR&Bっぽい要素も入っているので、途中でフェイクを入れたりとか、レコーディング中にここはこういう歌い方がいいかなとかノリで付け足したりも結構ありました。かなり遊んだ曲かな。

-面白い曲が増えていますよね。そして作詞ということで言えば、全員でのクレジットになったのがMaoさん作曲の「HOLY WAR」です。これはどういうきっかけで、全員で作詞となったんですか。

asami:これもいったんベースとなる内容は私が考えたんですけども、こういうワードを入れたいねとか、それぞれにどういうのがいいかなっていうのをみんなで話しながら、組み立てていった歌詞なんですよね。"We are the Metal Warriors"みたいなフレーズが入っていたりして。

miho:メタルのド定番のフレーズがね(笑)。それはふんだんに入ってる。

asami:タイトルもイっちゃってますからね。

-ここからまた攻めていくんだなという心意気も感じますし、また曲としてもアンセム感が強い曲で。ライヴでもキラーチューンになりそうですね。

midori:これは最初の段階でMaoさんのアレンジも固まっていた曲でしたね。ギターとベースの3人のユニゾンがあったりして。

miho:そこからmiyakoがギターのアレンジをちょっとして。タッピングのユニゾンとかはレコーディングのときに現れたものでしたね。もともとはタッピングではなかったんです。

miyako:あれ、タッピングが前提ではなかったんだ?

miho:うん、なかったかな(笑)。

midori:単純に竿3人でユニゾンするっていうだけだったのが、タッピング・ユニゾンになって。これはきっと見栄えもするだろうと(笑)。

miho:レコーディング最中に、ここを変えてみようというのが今回は多かったんですよね。この曲も特にそうで。

-より自分たちができること、自分たちがショーで見せられるものは何かが表現されています。この「HOLY WAR」など、ステージのスケール感が大きくなっているのを想像できますしね。またmiyakoさんの曲では、「RAISE SOME HELL」がかつてなくオールドスクールなハード・ロックのかっこ良さがある曲です。

miyako:ありがとうございます。こういう曲も欲しかったんです。ツアーとかでHALESTORMとご一緒することが多くて、そこからインスパイアを受けている感じかなと思いますね。とりあえずかっこいい曲で、asamiはかっこいい声も出せるので、そのヴォーカルを活かした曲も作りたかったんです。すでにライヴでも披露しているんですけど、お客さんの反応も良かったので早く聴いてほしいなと思いますね。

asami:お客さんもわかりやすく叫べる曲なんですよね。歌詞もこれまでのLOVEBITESでは芯のある曲が多かったので、たまにはバカ騒ぎできるようにふざけ散らかしてもいいかなっていう内容にしました。ライヴ中にみんなで、"騒げー!"っていうのが欲しいなと思っていたので。

-たしかに盛り上がりそうです。

miyako:ギターの難しさを何で測るのかというのはありますけど、この曲はフレーズこそシンプルなんですけど、全部ダウン・ピッキングで弾き切る曲で。ギターやってる人はぜひ、これを全部ダウン・ピッキングで弾き切れますかっていうのをやってほしいですね。うちらもライヴではいけるんですけど、リハではまだアドレナリンが全然足りなくてしんどいくらいの曲なんです(笑)。耐久勝負みたいな。

miho:なおかつスピード勝負ね。あと個人的にはアウトロの新しい試みがいいなと思っていて。

miyako:あれね。かき回しで終わったーと思いきや、もう1回復活するみたいな、しつこい感じになっていて(笑)。