INTERVIEW
the GazettE
2017.07.21UPDATE
2017年07月号掲載
Member:RUKI(Vo) 麗(Gt) 葵(Gt) REITA(Ba) 戒(Dr)
Interviewer:KAORU
-当日販売されるグッズの詳細はまだ発表されていませんが、RUKIさんがデザインを手掛けているRAD MARKETのグッズはデザインがめちゃくちゃかっこよくて毎回びっくりします。大日本異端芸者公演のTシャツの"ANTITHESIS"という言葉もかっこよくて。
RUKI:ANTITHESISはアンチテーゼという意味ですね。新しいデザインはもっとスポーティな感じになってます。
-デザインの特徴として、ライヴに着ていくだけじゃなく、普段も着たいと思える感じですよね。バンド・ロゴが前面にバーン! という感じではなく。デザインするにあたって意識していることはありますか?
RUKI:その時期のブームを入れるっていうのはありますね。来年はできないことですし。
-1着3万円のブランドのTシャツよりもかっこいいなと思いました。
RUKI:ははは。まぁ、男物は高いんですよね。
-メンバーさんご自身が、バンドのグッズ、Tシャツを着るなら、どんなデザインのものが欲しいと思いますか?
RUKI:モノによるんですよね。ダサいが基本のバンドTシャツをいかにかっこよく着るかっていう(笑)。外タレのグッズとかも、着にくいバンドもあるじゃないですか。
-例えば?
RUKI:最近のバンドのとか。SEX PISTOLSは着れるけど......みたいな(笑)。
-うーん、なんとなくわかるような気がします(笑)。
RUKI:またそれは時代が過ぎればいいんですけどね。もうちょっと前の、80年代のLAメタルとかのヴィンテージ的な、METALLICAとかMÖTLEY CRÜEのは着れるけど。ちょっとダサいくらいのを着るっていうか。
-あぁ! たしかに。
RUKI:ほら、IRON MAIDENとかの。あれってなんとなくダサいじゃないですか(笑)。
-ほどよいポップ感というか。メイデンTといえばTyler, The Creatorなど黒人のラッパーも着ていましたし、そういう人が着ると新鮮に見えたりもするんですよね。ラッパーがメタルTシャツを着るのも流行ってますよね。
RUKI:あぁ、流行ってますね。そういうのって売れるらしいですよ。アメリカのラッパーとかセレブが着るようなバンドTを、個人で売ってる人がいるらしくて。めちゃめちゃヴィンテージなやつを売りつけるらしいんですけど、それが流行ってるっていう(笑)。
-RUKIさんが今日着ているのはKendrick LamarのTシャツですよね? めちゃくちゃかっこいいですよね。日本にはまだないと思うんですけど、どこで手に入れたんですか?
RUKI:そうです。売ってるところは内緒ですけど(笑)。
REITA:"DAMN."!
葵:それ何? バンド?
RUKI:ラッパー。
葵:俺はもともとRUKIさんみたいな感性を持ってないんで、バンドものってあんまりないんですけど、着るのはthe GazettEのくらいですね。でも、仕事に着ていくとメンバーと被るんですよ(笑)。だから自分は最近着なくなったんですけど、今度は彼らが被ってるっていう状況になってて(笑)。それがちょっとイヤだなーと思って。プライベートでは愛用させてもらってますけどね。そういえば、かなり前にEXTREMEを観に行ったとき、RUKIへのお土産にTシャツを買ってきたんですよ。でも、それを着てるのを見たことがないんですよね(笑)。
RUKI:大事に僕のコレクションの中に入ってますから(笑)。
葵:ダサい部類に(笑)。
RUKI:いや、あれがいい(笑)。
戒:俺もバンTって買ったことがないのでわかんないんですけど、もし買うんだったら、ロゴとかじゃなくてデザイン性とかを見ちゃうのかな。
REITA:ちょっと前にMÖTLEY CRÜEのTシャツを探してたんですけど、欲しいなと思うやつが高くて。ヴィンテージだから3万とかするんですよ。でも、3千円とかで売ってるやつだとなぜか欲しくならないんですよね。
-あぁ、なんとなくわかる気がします。
REITA:でも、Tシャツに3万はねぇなと思って、結局買ってないんです。
-Tシャツに3万は高いという感覚なんですか?
REITA:そりゃそうでしょう(笑)! 高いじゃないですか。
葵:え? 中古でしょ? ヴィンテージという名の(笑)。
REITA:あぁ、まぁそうだねぇ。
葵:それに3万はないよね。
REITA:でしょ? 新品でも迷うよ。
-RAD MARKETの新グッズの発表を楽しみにしています。メンバー・プロデュースのフード企画も進んでいますか?
RUKI:そうですね。今度試食会をやります。