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INTERVIEW

THREE LIGHTS DOWN KINGS

2015.02.09UPDATE

2015年02月号掲載

THREE LIGHTS DOWN KINGS

Member:Glielmo Ko-ichi (Vo) u-ya (Screaming/Gt/Prog)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-バランス感がいいですよね。従来のファンから"サンエル変わっちゃったね"って言われる印象もないですし、アニメ・ファンから"重すぎて聴けない"と言われることもないように思いました。まさにサンエル・サウンドのままメジャー感を打ち出した曲がうまくハマってアニメ・タイアップになったように感じました。

u-ya:もともとはアニメ・タイアップを狙って作った曲ではないですけど、多くの人に気に入ってもらえたらいいと思って作った曲だったので、結果的にそうやって受け入れられる曲になったのかなと思います。

-すでに「NEVER SAY NEVER」のミュージック・ビデオの"デュラララ!!×2 承 EDIT"がYouTubeに上がってますが、このMVの内容にはバンドの意見が反映されていますか?

Ko-ichi:アニメの部分はデュラララ!!の制作サイドにお任せしているんですが、MV自体は僕らの希望通り作ってもらっています。今まで役者さんのイメージ・ショットががっつり入っているMVがないっていうことで、"アニメの舞台も池袋だし、じゃあ池袋を舞台にやってみようか"ってことで役者さんにも入ってもらって、演奏シーンも入れて、そこにアニメを加えてもらったっていう流れです。

u-ya:アニメ・ファンにも、僕らのファンにも、音楽が好きな人にも、どんな方向から見ても偏りがなくて"いい"と思ってもらえるようなものにしたかったので、ちょうどいいバランスに仕上がったと思いますね。

-そして2曲目に収録されているのがサンエルにとって初めてのカバーであるVAN HALENの「JUMP」ですが、このセレクトには驚きました。1983年リリースですのでリアルタイム世代ではないですよね?

Ko-ichi:生まれてもないですね(笑)。

-(笑)どういう過程でセレクトしたんでしょうか?

Ko-ichi:先行しているアルバム制作の中で"自分たちのルーツは何だ"っていうことを話していて、80年代の洋楽感みたいなものがやっぱりあるよね、という話になっていたんです。アルバム自体は"ハイエナジー"っていうコンセプトを掲げて制作を進めていたんですが、タイアップが決まって「NEVER SAY NEVER」をシングルにするってなったときにカップリングをどうしよう、って話からカバーも面白いよねってことになって、じゃあ80年代のサンエルのルーツである曲にしようって何曲か候補が挙がったんですがその中でも「Jump」はパンチがあるし"ミスター・ハイエナジー"って感じがあるからこの曲に決めました。

-サンエルのルーツって80年代のハードロックなんですか?

Ko-ichi:ハードロックというか同期やエレクトロ感とか空気感から影響を受けていますね。何より僕たちが今好きなアーティストたちも彼らから影響を受けているので、ルーツみたいな存在です。今第一線で活躍しているアーティストたちも絶対80年代のあのポップ感というか、なんとも言えない良きサウンドみたいなところに影響を受けているし、そこまで掘り下げてみたっていうことですね。

-「Jump」以外で候補に挙がった曲はどんなものだったのですか?

Ko-ichi:候補はそんなに多くはなかったですね。あの当時、世界的に流行った映画の挿入歌が多いイメージがあって、なので映画を軸に考えたんですけど、"ゴーストバスターズ"とかMichael Jacksonの「Thriller」とかが挙がっていましたね。

u-ya:曲を決める前に80年代のコンピを聴いていたんですけど、その最初に「Jump」が入っていて"やっぱいいよね!"ってなってたんですけど、EURYTHMICSとか(FRANKIE GOES TO HOLLYWOODの)「Relax」とか、いろいろあってどの曲もいいのでめっちゃ迷いました。

Ko-ichi:メンバーでも曲を考えようってなってから、レコーディングの合間の移動とかはずっと80年代の曲を聴いていましたね。

-また機会があれば、他のカバーもやってみたいって気持ちはありますか?

Ko-ichi:自分たちがまだ生まれてないころの音楽がすごく好きで、それを今の音楽に変えたいって思いはありますね。今でも良さがしっかり残っている音楽を自分たちの手を加えていくことでもっと面白いものに変えていけるっていう楽しみがあるので、どんどんやっていけたらとは思いますね。

u-ya:メロディとかリフとかがとにかく強い曲が多いので、そこを弾くだけであの曲だってわかるし、アレンジしやすいですよね。