－「JUMP」は原曲よりダンサブルでアッパーな仕様になっていてライヴで盛り上がりそうですね！

Ko-ichi：COUNTDOWN JAPANで初めてやったんですけど、原曲はみんな知っているんでしょうけど、テンポ感とかアレンジし過ぎたので、みんなこれ気付いてるかな？って反応でしたね。

u-ya：新曲やってるのかなぁ、ぐらいの反応でした（笑）。

－もしかして意外と今の若い子は知らないのかもしれませんね。

Ko-ichi：イントロは絶対聴いたことあると思うんですけどね......。でも、この状況も良しとしています。今回せっかくカバーさせていただいたので、うまいこともっと昇華させていきたいと思っています。

－アニメ・ファンにも人気のDJ和（カズ）によるNon Stop Mixというアイディアはメンバーからですか？ DJでありつつ自分たちが所属するレーベルのA&Rも行っている方がミックスしているというのはなんとも不思議な感じじゃないですか？

u-ya：不思議ですね。このあいだ東京に取材で行って初めてお会いしたんですけど、そのときも普通に仕事をしていて、その合間にお会いさせていただきました。DJとしても有名な方なんで、アーティストだけどアーティストじゃないみたいな何か変な感じでした。

Ko-ichi：でも、光栄でした。レーベルの先輩の方にこうしてリミックスしてもらえて、アニメ繋がりみたいなところもありつつ、こうやって同じレーベルでタッグを組めたのは本当にいい機会だったなと思います。

－聴いてみていかがでしたか？

Ko-ichi："めちゃめちゃいいな！"と思いました。本当に繋がっていて、新鮮でしたね。

u-ya：最初聴いたときにめちゃくちゃ"上手い"と思いましたね。流石っす。

－エレクトロ感の強いサンエル・サウンドはDJミックスと相性がいいですよね。

Ko-ichi：そうですね。生バンドっぽいアーティストさんと比べると、エレクトロの要素もあってダンサブルなんで相性はいいと思います。

－5月には初の東名阪ワンマン・ツアーが決まってますね。昨年の企画ライヴでソールドできなかった会場を再度ワンマンでリベンジという、なんとも自らにプレッシャーをかける厳しい企画ですね。

Ko-ichi：ぶっちゃけ、かなり悔しかったんですよね。このままじゃ終われないなというのもあって、会場どうするって話がでたときに"同じところでクリアできないと次に行けないよ"って話になって。"ワンマンで完全勝利しよう、それで次に行こう"って思いが込められたツアーです。周りがどう思うかは構わないんですけど、結局自分の中で"売り切ってもないのに次にいくというのはどうなのかな"という思いがありました。

－アルバム制作中とのことですが、どんな作品になりそうなのか読者にヒントをお願いします。

u-ya：今までのアルバムのバランス感覚は残しつつ、さらにバキバキで激しく且つ聴きやすい曲を、今自分たちができる極限まで突き詰めたアルバムになると思います。

Ko-ichi：アルバム・コンセプトを"ハイエナジー"と掲げ、今までサンエルがやってきた集大成的なアルバムにしたいと思っています。「ONE」で見つけた新しい幅をもっともっと広げていけると思いますし、今までやってきたラウド感やライヴ感も極限まで広げていって。メッセージ性がしっかりあって、いろんな人の背中を後押しして、そして楽しくなっちゃうような、僕らのエネルギーをたくさんの人に供給できるような、僕たちが音楽でできることをすべて詰め込んだアルバムにしたいと思っています。

－それでは最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。

u-ya：アニメ・タイアップも決まって、いろんな人に聴いてもらえるチャンスができたので、アニメが好きな人にもラウドが好きな人にも手に取ってもらって、ライヴにも来てもらって、最終的にいろんな人たちがごちゃ混ぜになって楽しんでもらえたら嬉しいです。とにかく聴いて欲しいですね！

Ko-ichi：メジャー初のシングルということもあって、僕たちにとっても大きな1歩なので、楽曲的なところももちろんですが、バンドとしての1歩を感じて欲しいなと思います。