INTERVIEW
MAKE MY DAY
2014.07.07UPDATE
2014年07月号掲載
Member:Isam (Vo)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-Isam君個人が音楽にのめりこむきっかけはなんだったんだろう?
自分からロックを掘り下げていくのは結構遅かったですね。高校時代、GOOD CHARLOTTEに出会って、"かっこいい"って衝撃受けて。そこからもっとパンキッシュなものを聴き始めました。THE OFFSPRING、SUM 41、それからNOFX、RANCIDとかそういうのが大好きになって最終的にはTHE CLASHまでいきましたね。高校の時はずっとパンキッシュな音楽を聴いていて。そこから専門学校に行ったんですけど、その頃からBULLET FOR MY VALENTINEやAVENGED SEVENFOLDなどだんだん重い音楽が好きになっていって、MACHINE HEADも大好きでしたね。
-バンドを始めたのは専門学校の時?
そうですね。
-音楽の専門学校?
いや、普通の美容師の専門学校です。バンドは全然やる気なかったんですけど。楽器とかも一切やったことなかったんです。
-バンドをやろうって思ったきっかけは?
今でも覚えてるんですけど、NOFXがヘッドライナーの時のPUNKSPRINGで、ホルモンでガンガン暴れてたんで、もう疲れきってて後ろでNOFX観てたんですよ。その時ふと、"あのステージに立ちたいな"って思ったんです。ただギターもベースも弾けないし、ドラムも叩けない、どうしよう......でも歌なら歌えるからヴォーカルやってみようかなって。そんな単純な流れでバンド始めたんですよ。それでmixiで調べたら、元Remembering Sensation(以下:リメセン)のドラマーがやってたCOLDGATEがヴォーカルを募集してて加入することになったんです。
-高校時代カラオケは行ってた?
通ってましたね。でも友達がわかんない曲だと俺が歌っても結局引いちゃうので普通にJ-POP歌ってましたよ。それこそEXILEとか。
-(笑)COLDGATEが初めてのバンドってことだよね?
そうですね。
-COLDGATEはリメセンの前身バンドってことかな?
いや。もともとリメセンはすでに存在してたんです。リメセンからドラムが抜けて、COLDGATEのケンショがそこに入ったんですよ。その後、ヴォーカルをピンでシャウターを立てたいって話があって。COLDGATEが解散したタイミングで、リメセンのOUT君から電話がかかってきて、"Isam久しぶり!バンドやんない?"って言われて、"ああ、暇だし、いいよ"ぐらいの軽い感じで、スタジオに一緒に入って、リメセンでのヴォーカルが始まりました。だから、もともとドラムが入ったのが先ですね。
-Isam君加入前はOUT君とtkmn君のツイン・ヴォーカルだったのかな?
もともとリメセンは、OUT君がピン・ヴォーカルだったんです。でもちょっと見栄え悪いよねって(笑)。
-体型的なところで(笑)? Isam君のヴォーカル・スタイルはCOLDGATEの時から、BRING ME THE HORIZONのOli SykesやSUICIDE SILENCEのMitch Luckerに通じるスクリーム、シャウト・スタイルだったのかな?
いや、全然違いましたね。MACHINE HEADのRobb Flynnに憧れてたんで、ひずんだ声というか、雄たけびみたいな感じのヴォーカルを目指してたんですけど、全然うまくいかなくて。無理なんじゃないかなって思ってたときに、OliやMitchのスクリームを聴いて、"これだ!"って思って、高い方のシャウトを勉強しましたね。
-リメセンに入って今のスタイルが確立されたのかな?
そうですね。
-最初にヴォーカルとして憧れたのがRobb Flynn?
ヴォーカルというよりかは全部に憧れてました。その頃自分が目指したいって思ったのが、RobbとかSOILWORKのBjörnですね。
-結構オールド・スタイルですね。MACHINE HEADも重鎮だもんね。PANTERAのPhilip Anselmoも好きなんじゃない?
大好きですね。