INTERVIEW
MAKE MY DAY
2014.05.21UPDATE
2014年05月号掲載
Member:Julian (Gt/Vo)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-もしインディーズでの活動のままだったらMoo君は脱退しなかった?
いや、それでも難しかったと思います。だからこそ悔しい部分がかなりありますけどね。誰のせいでもないし、どうしようもないし。
-しかしこうやって話を聞いていくと激動のバンドですね(笑)。
そうですね、普通に音楽やりたいんですけどね(笑)。基本何かを立て直す作業をしてるんで(笑)。
-あと波乱万丈といえば高速道路での事故もあったよね?
はい、あれは3月8日ですね。The BONEZさんのツアーで浜松に向かってる途中にタイヤがバーストして、横に1回転して路肩に衝突するという......。廃車ですからね。奇跡的にメンバーも機材も無事だったんですけど、本当にヤバかったです。ハード・ケースはボロボロになりましたけど。
-で、結果ライヴもキャンセルに。
そうですね、Noriが打撲で救急搬送されたんで。ライヴ・キャンセルは本当に悔しかったけど、無事でよかったです。
-そしてMoo君の後任にU-ske君が決まったけど、彼の加入が決まったのはどのタイミングだったのかな?
Moo君の件は凄い急だったんで、U-skeも急ピッチで決まった感じですね。それもIsamの時みたいにタイミングがバッチリ合って。彼もやる気があって、すぐ参加できる体制だったし、Moo君が辞めることになった直後にU-skeの加入がすぐ決まりましたね。
-彼はこれまでにポップス~メタルまで幅広いジャンルのバンドで活躍してきたキャリアのあるベーシストということだけど?
本当にいろいろなバンドで活動していたみたいです。人間性はもちろんプレイや演奏面がちゃんとしていますし。エゴがなくて、僕らMMDにすぐ馴染んでいます。
-テクニカルなプレイもできるんですか?
弾けますけど、どちらかというと支える感じですね。あまり派手なことはしないです。しっかりベース然としたプレイですし、僕らもそういうのを求めてたんで、カチッとハマッて満足しています。
-そして6月25日に発売される1stアルバム『Relentless』だけど、これはASTS時代のものではなくMMDになってから作ったアルバムなのかな?
1、2曲はASTSのアルバム・リリース時から作ってた曲です。でもほとんどはMMDとしての曲ですね。
-アルバムの内容に関しての質問は次回のメンバー全員取材の際に聞きますが、フライングで少しだけどんな作品になるかヒントをください。
バラードみたいなものからスラッシーなデスコアみたいなのまでいろんなジャンルの激しい曲が入ってます。ラウドロックという範囲内ではありますが、凄い振り幅がある作品になったと思います。僕もそういう部分を意識して作りました。ASTSはエレクトロの部分がフィーチャーされてたんですけど、MMDではエレクトロが入ってない曲もあったりするんで。ロック・アルバムとして聴いてもらいたいですね。
-そういう振り幅の広さとIsam君のヴォーカルは合いそうですよね。
そうですね、いろんな声色を出せるんで。そういう彼のヴォーカルも幅広く表現できてるんじゃないかなと思います。あ!あと『Relentless』ってアルバム・タイトルなんですけど、ASTSの発売の時にGEKIROCK CLOTHINGで1日店長やったのがきっかけなんですよ!
-え!?
ZOX STRAPSってあるじゃないですか。そのZOXで僕が気に入ったデザインがあって、そこに"Relentless"って書いてあったんです。"怯まない"とか"容赦しない"とかって意味で、響きもいいしかっこいいなと思って、ずっと頭の中に残ってて。で、アルバム作ることになった時に何がいいか考えてて、これだ!と。