DISC REVIEW
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KILLSWITCH ENGAGE、ALL THAT REMAINSらと同郷であるマサチューセッツ出身のUNEARTHが放つ5作目は彼らの音楽性をまた一歩ネクスト・レベルへ進めた意欲作となった。今作ではハードコアからメタル方面にシフト・チェンジし、前作以上のテクニック面の進化と合わせて、もはやメタル・バンドと言った方が適切なサウンドへと進化している一方、Trevor(Vo)の咆哮は更にその威力を増し、聴いているだけでこぶしを突き上げたくなる衝動に駆られるパートに満ちている。エネルギー溢れるこれまでのUNEARTHらしさをスポイルすることなくメタル性を手に入れたUNEARTH。閉塞感すら漂う今この時を打破する彼らのパワフルなサウンドに今こそ触れるべきだ。 米沢 彰