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INTERVIEW

UNEARTH

2008.11.05UPDATE

UNEARTH

Member:Trevor Phipps(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-はじめてのインタビューですのでバンド結成から今までの紹介をお願いします。

俺達は好きな音楽を作ってライブパフォーマンスをしたいと思ってバンドをスタートしたんだ。年を追う毎に達成したいと思う新たな目標が見つけつつ成長し続けてこれたと思ってる。ただ音楽を作って楽しくやっていければ良いなという感じだった。 そうして10年が経って世界中をツアーで回ったりできるようになって、4枚のフルアルバムをリリースすることができたよ。その間にはたくさん素晴らしい思い出ができたし、良い時が過ごせたと思ってる。そして俺達は一日一日今よりも良いバンドになっていけるように頑張っているんだ。

-2006年にLOUDPARKにて凄まじいライブを披露してからもう2年経ちますね。 LOUDPARKでのライブは覚えていますか?

もちろんだよ!!すごいフェスティバルだったし、参加できてうれしかったよ。また参加できたら良いな。また来年とか??

-また日本での思い出に残っていることがありましたら教えてください。

日本での素晴らしい思い出はたくさんあるよ。2005年にATREYUとNORMA JEANと共にツアーを行ったんだけど、大阪にいた間にNORMA JEANのScottie Henryがちょうど誕生日を迎えたんだ。彼は何やらウサギの着ぐるみを持っていたんだけど、酔っ払った挙句に皆で大阪のストリートをウサギの着ぐるみを着たScottと一緒に走り回ったなぁ。(笑) あとは、お寺をいくつか廻ったり様々な日本食を食べたり東京のいろんなところを見物したりしたよ。日本には今まで2回行ったけれど、とても素晴らしい体験ができてうれしかったよ。

-再来日を望んでいるファンはたくさんいますがアルバムリリース後にジャパンツアーの計画はありますか?

そうだね。来年の春頃に大規模なツアーを行う予定なんだ。日本にも行けたら良いなと願ってるよ。

-ニューアルバム「The March」の話に移らせていただきます。 まずはニューアルバム完成おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

今までの最高傑作ができたと思ってる。もちろんこういうふうに言えるのは、俺達の気持ちの全てを楽曲に込めて一生懸命頑張ったからだよ。本当に最高の作品になったかどうかはしばらく経ってみてから分かるのかもしれないけど。

-「The March」の曲作りの上で目標とするものはありましたか?

目標としては、できる限り最高の楽曲を作るために各パートを完璧なものに仕上げることだったな。俺達は曲の構成、パワー、ヘヴィネス、メロディーに加えて曲全体の雰囲気に至るまで全てに自信があるんだ。

-「The March」の歌詞は主にどのようなことをテーマにしているのでしょうか?

今回のアルバムには様々なテーマがあるんだ。政治、宗教、闘争、権力といった硬いテーマから個人的な体験までもテーマにして作詞したよ。自分の感情にまかせて作詞してるんだ。作詞してるときに出てくるものは、世界中で起こってることや身近な生活の中で起こっていることなんだよ。

-「The March」というアルバムタイトルにある背景を教えてください。

"THE MARCH"というタイトルは人間の邪悪な面と希望に満ちた面との両面を表しているんだ。邪悪な面は、政治・宗教・金融機関の内部で絶えずバランスを保っている権力ある行為によって、権力に飢えている人々が自分達の儲けのために俺達の自由の権利を変更したり制限したりする可能性があるということだ。 希望に満ちた面は、人間にある信仰心がこの地球で一番強力なものだということだ。 もし俺達が宗教・階級・国境間の紛争をやめて共存することができたら、平和な世界を築くことができるだろう。 俺達を待ち受けている2通りの未来は、権力と欲望にまみれたものになるのか人間が一つにまとまれるものになるのかのいずれかってことだ。

-アルバムを聴かせていただきましたが、一聴してギターソロなどメタルの要素が倍増していますね?なぜここまでギターソロなどメタル色を強めようと思ったのですか?

BuzとKenのギタープレイは素晴らしいからその才能を表に出したかったんだ。あとは、いろんな要素を少しずつミックスして。過去のアルバムではギターソロのある楽曲が数えるほどしかなかったから、今回はサウンドを少し違った感じのものにしたかったんだ。でも、必要に感じたところ分だけギターソロを加えたんだけどね。1980年代後半から1990年代前半は、どんな曲にもギターソロが入っていたように思うな。それが当然とされていたんだな。俺達はただ最高の楽曲を作るために最善を尽くしたかったんだ。必ずしも全ての楽曲にギターソロやブレイクダウンパートが要るわけじゃなくて、この曲にはこれを入れたら良いなってなったときに自然と入れるという感じだったよ。