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INTERVIEW

UNEARTH

2008.11.05UPDATE

UNEARTH

Member:Trevor Phipps(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-KILLSWITCH ENGAGE、ALL THAT REMAINS、TRIVIUMなど作品を出すにしたがってオーセンティックなメタルの影響が強くなっていくアーティストが多いように思います。これはなぜなのでしょうか?

皆誰もが何かしらに影響を受けるもんだと思うな。もし人それぞれが異なった影響を受けていなかったら音楽はとても退屈なものになってしまうと思うな。

-私はオーセンティックなメタルミュージックもハードコアも大好きなのですが、あまりにもオーセンティックなメタルミュージックに傾倒しすぎた結果、アグレッシブさを失っていくバンドが最近多いように感じます。しかしあなたがたはギターソロなどをふんだんに取り入れつつもブルータルなブレイクダウンパートなどハードコアの要素にも磨きをかけており凄くバランスの取れたアルバムを完成させたように感じました。そういったバランス感覚は作品を作るにあたって結構気を配っているのではないでしょうか?

俺達はキッズだった頃からアグレッシブな音楽を聴いていたし、バンドをやるきっかけになったもの全てが俺達のサウンドになっていったんだ。俺達は皆音楽はかなりいろいろなものを好んで聴いていたから、そのバランスが自然と良かったんだと思う。それに自分達が聴きたいと思う楽曲しか作らないからね。自分の音楽をプレイしたかったらその音楽を好きにならなければならないと思うし。楽曲に良いバイブスを見つけて毎晩プレイしたくなるようにギターソロやブレイクダウンパートを入れる必要があるなら、それがその楽曲を仕上げるのにやるべきことだと思う。でも、それは考え込んでやるんじゃなくて自然と生まれてくるもんなんだ。

-「The March」を作成するにあたって最もこだわった点を教えてください。

たくさんのことにこだわったけれども、一番は俺達自身が好きと思えるアルバムを作って楽しんでやっていけることだな。

-KILLSWITCH ENGAGEのアダムが前作以外すべてのあなた方のアルバムのプロデュースを手懸けています、またアダムはハードコア、メタルバンドからプロデューサーとして引っ張りだこですね。アダムのプロデューサーとしての魅力はなんなのでしょうか?

今回のアルバムを作るにはAdamと作業するのが必要だと思ったんだ。彼は2000年後半に1stアルバムをレコーディングして以来、俺達にとって言わば隠れメンバー的な存在なんだ。彼とは3枚のアルバムをレコーディングしたけど、バンドにMikeが加入する前はツアーでドラムスを担当してもらっていたんだ。あと、彼は素晴らしいミュージシャンだから、俺達の楽曲を聴いてどうすればもっと良くなるかをアドバイスしてくれるしね。最終的には、ほとんどパーフェクトに近い感じで共に仕事することができるようになったよ。彼は自分が気に入るテイクが取れるまで俺達から悪い膿の部分を出そうとするんだけど、彼独特の馬鹿げたユーモアで現場の雰囲気を和ませてくれるんだ。

-個人的には前作は楽曲、演奏はもちろん、素晴らしい音質のアルバムだと非常に気に入っていたのですが、Terry Dateのプロデュースワークはあなたがたとはなにかフィットしないものがあったのでしょうか?

Terryは素晴らしいプロデューサーだしとても良い人だよ。 今回はAdamと仕事するのがベストだと思ったんだ。Adamとは長い間仕事しているし、彼の才能やアドバイスは完全に信頼しているからね。俺達からどうやってベストなパフォーマンスと楽曲を引き出すかをよく分かっているし。

-PROTEST THE HERO、THE ACASIA STRAINとのツアーが10月より始まりましたが、新曲はすでに演奏しているのですか?またもし新曲をセットリストに入れているようでしたら評判はいかがですか?

そうだね。新曲は2, 3曲ぐらいやっているけれどそれらに対する反応は過去の楽曲と同じくらい良い感じかな。皆楽しんでくれてるようだよ。

-PROTEST THE HEROはあなたがたとは少しファン層が異なりそうですが、今作はギターソロが非常に充実していますし彼らをオープニングアクトに起用したのは非常に良い選択ですね? オープニングアクトのセレクトはすべてレーベルサイドでやっているものなのですか?

様々な音楽性のアグレッシブなバンドと共にプレイするのはいつでも良い気分だよ。俺達のファンは知っているいないにかかわらずクールだと思ったものは受け入れてくれるからね。メインストリームロックのラジオ局やMTVなどのサポートがなかったら、ヘヴィロックバンドは自分達だけでなんとか頑張っていかなければならないんだ。もしライブの間にどのバンドも同じ音のように感じたなら、誰も新しいものに興味を示してくれなくなるだろうし。俺達はいろんなツアーに参加したいし、そこでいろいろなオーディエンスと出会いたい。ツアーに参加してもらうバンドは全て俺達が選んでいるんだ。残念ながらあまり好きじゃなかったバンドと共にプレイすることはないだろうと思う。