COLUMN
工藤晴香のKDHROCK(くどはろっく) vol.3
春ですね!少しずつですが、LIVEでファンのみんなに会える世の中になってきました。
このコラムが世に出る頃には、私のワンマンLIVE「MUSIKDHR」(みゅーじっくどはる)も無事に終わっているはず(※開催は3月6日、14日)!全国ツアー&海外ツアーが私の夢なので、その夢が叶うまでは諦めず前に進み続けます!
LIVEを経験したことによって、次の作品がまた違ったものになりそうな予感がします。
もちろん良い意味で。前作『POWER CHORD』は緊急事態宣言による自粛期間に制作したので、先の見えない未来をどう生きるかを考えたり、自分の人生を振り返って子供時代の思い出をテーマにしたりと外に向けてというよりは内向的な曲が多かったので、次回作は壮大なものを作りたいな~~と思っていたり(と言いつつ、また内向的なあれこれがテーマになっているかもしれん)。
さて今回のコラムですが、私が初めて東京ドームでLIVEを観たアーティスト『Red Hot Chili Peppers』略して"レッチリ"について書かせてください。
ハマったキッカケはぼんやりとしか覚えていないのですが、MTVで彼らのMV特集を見た時に、サウンドのカッコ良さとMVのコミカルさに夢中になりました。
1999年にリリースされた7枚目のアルバム『Californication』に収録されている楽曲「Otherside」のMVが私の1番のお気に入り。
哀愁ただようミドルバラードにモノクロ映画のような映像。
「ん?見たことあるぞ...?この映像......あ!カリガリ博士だ!」
私の大好きな映画『カリガリ博士』のオマージュ満載の映像で、映画マニアとしてテンション爆上げでした。(1920年に制作されたドイツのサイレント映画で、歪んだセットが印象的な芸術性の高いホラー映画です。興味がある方は是非!)
MVの話ばかりになってしまいましたが、ギターのジョン・フルシアンテを筆頭にギタリストが何度もメンバーチェンジしているバンドという印象が強いレッチリ。
サウンド面は確かに変化はあるものの、ボーカルのアンソニー、ベースのフリー、ドラムのチャドの個性が強いからこそ、バンドが"レッチリ"のままであり続けることが出来るんだろうな~と今回、作品を一通り聴き返して私は感じました。
ジョン・フルシアンテは過去2回も脱退してますが、再び加入!2019年からレッチリのギタリストはジョンです。
それにしても、何度抜けても最終的にバンドにジョンが戻ってくるということは、彼にとってバンドはなんだかんだで居心地の良い大切な場所であり、そんな彼を受け入れてくれるメンバーは本当に優しいなぁ~と温かい気持ちになりますね(若いころはみんな相当ヤンチャだったけど)。
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