工藤晴香のKDHROCK（くどはろっく）最終回

夏の熱帯夜も、少しずつ涼しくなってきましたね。秋が近付いてきました。
ですが昼間は相変わらず暑いので、油断大敵ですな。
今年もあとわずかとなってきました。「やり残したことは無いかな～」「もっとこうすれば良かったな～」と上半期の反省をする日々です。

自分のことだったり好きなアーティストについて語ってきたこのコラムも、今回で最終回となりました。今年は有難いことに無事にソロLIVEを開催することができ、憧れのZeppのステージにアーティストとして立つという夢を叶えることができた年でした。......まだ9月なのに年末の気分になってしまいましたね。

9月23日開催のソロLIVE『MAGICAL ROCK CITY』はどんなLIVEになっているかなぁ。
（このコラムを書いているのは8月下旬なので、まだ先の話）
ファンのみんなと共に"音楽の魔法"を奏でる空間にしたいな。会場のZepp DiverCityには初めて立つのでワクワクしていますね。

LIVEハウスにはたくさんの思い出があります。もう無くなってしまったところもあれば、もうすぐ無くなってしまうところ、今もまだあり続けるところ......。
音楽を爆音で浴び非日常体験ができる、アーティストに会える、また明日から頑張ろう！という気持ちになれる。私にとってLIVEハウスはそんな場所。
ステージに立つ好きなアーティストをいつかステージに立つ自分の姿に重ね、私は夢をずっと見続けていました。もちろん今も。
いざ自分がステージに立つと、なんだか不思議な気持ちになりますね。
ステージに立つ私を見て「いつか自分も！」って思ってくれる人が居たらいいな。

1日24時間、1年365日......「足りない！まだまだ足りない！」と思うくらい、やりたいことがたくさんある。気持ちは高ぶっていても、体が追い付かない日もある。人間だもの。
いつか全国ツアーもしたい、世界ツアーもしたい、武道館でLIVEしたい、フェスに出たい、一緒に作品を制作したいクリエイターさんがたくさんいる、共演してみたいアーティストさんがたくさんいる、こんな曲を歌ってみたい、あんなLIVEの演出をしてみたい。

......人生は1度きり。私はいくつ実現できるだろうか。ファンのみんなと共にたくさんの景色を見たい。幸せや喜びを分かち合いたい。
そして私がこれまでリリースしてきた楽曲たちや、これから世に放たれるであろう楽曲が、誰かの心の支えや、その人の尊い人生の一部になってくれることを願わずにはいられない。
昔の自分には無かった新しい感情が、この1年半で芽生えました。

この先、私はどこへ向かうのか......未来は不確かだけれど、未来の私に胸を張って笑顔で会えるよう、私は突き進む。