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2011.08.08 13:50 | アーティストニュース
DIR EN GREY、欧州ツアー開幕!ドキュメンタリー『劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-』リバイバル上映決定!
DIR EN GREY、欧州ツアー開幕!
その第一日、世界最大のメタル祭『ヴァッケン』に降臨!
8月3日、新作アルバム『DUM SPIRO SPERO』の発売を迎えたDIR EN GREYは、その翌日、欧州ツアーに向けて成田空港を出発。同日中にドイツのハンブルクに入り、現地時刻の8月6日午後、同市の近郊にて開催されていた世界最大のメタル・フェス、『WACKEN OPEN AIR(ヴァッケン・オープン・エアー)』に出演した。1990年から毎年開催され、第22回を迎えた同フェスに今回名前を連ねていたのは、OZZY OSBOURNE、JUDAS PRIEST、MOTORHEADといった重鎮たちをはじめとする多種多様な出演者たち。その数は総計120組を超え、8月4日からの3日間にわたり7つの大小さまざまなステージで熱演を繰り広げた。DIR EN GREYはその最終日、メイン・ステージのひとつに登場。ちなみに彼らにとって同フェスへの出演は2007年以来、2度目となる。
周辺の欧州各国のみならず、世界各国から熱心なファンが集結することでも知られるこのフェス。主催者側によればオーディエンスの約5割は地元ドイツ以外からの来場者だという。今回も7万5,000枚用意されていた3日間の通し券は、出演ラインナップの全容が明らかにされるずっと前から完売に至っていた。とはいえ、それでもDIR EN GREYのTシャツに身を包んだファンの姿が少なくなかったのは、このバンドの支持層がいわゆるメタル層とのリンクの度合いを強めている証拠だろう。それを実証するように、彼らの演奏終了後に行なわれたミート&グリートには主催者側も驚くほどの長い行列ができ、プレス関係者が集うエリアのなかでさえ、メンバーたちは幾度もサインや記念撮影を求められていた。蛇足ながら、音楽専門誌やTV局をはじめ、現地メディアからの取材要請も殺到。現地での注目度の高さをうかがわせていた。
DIR EN GREYが実際にステージに現れたのは同日午後3時のこと。『DUM SPIRO SPERO』の冒頭にも収められている「狂骨の鳴り」がオープニングSEとして聴こえてくる前からDIR EN GREYコールが起こり、観衆のなかには日本の国旗をはためかせているファンの姿も。そしてアルバム発売後初となったこのライヴで最初に演奏されたのは「蜜と唾」。いや、「DIFFERENT SENSE」のシングルに同時収録されていた「罪と規制」というべきだろうか。きわめてヘヴィなこの曲を幕開けに据えた1時間のステージは、新旧織り交ぜながらの演奏内容を経て、「羅刹国」で着地へと至った。
同ステージでの演奏ぶりを目撃した現地関係者などからは絶賛の声も多数寄せられたものの、当のメンバーたちは納得できない表情でステージを降りた。実際、インターネット中継でそのライヴに触れた日本のファンも少なくないはずだが、正直、このバンドの現在の状態からすれば水準以下のパフォーマンスだったと言わざるを得ない。そうした意味においては、あまり幸先の良いツアー開幕ではなかったと見るべきだろう。しかし、とにかくすべてはまだ始まったばかり。この公演終了後、ツアー・バスでオランダへと向かった彼らは、8月6日のユトレヒト公演を皮切りに単独ツアーを開始し、欧州各国で全11本の公演を行なうことになる。そしてこのツアーでの収穫は、9月中旬にキック・オフを迎える待望の国内ツアーにそのまま反映されることになるに違いない。要注目、である。
文/撮影●増田勇一
2011.08.06(sat) WACKEN OPEN AIR 2011
SE 狂骨の鳴り
01. 蜜と唾
02. LOTUS
03. RED SOIL
04. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
05. OBSCURE
06. DIFFERENT SENSE
07. CONCEIVED SORROW
08. DOZING GREEN
09. BUGABOO
10. 冷血なりせば
11. Merciless Cult
12. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
13. 羅刹国
DIR EN GREYに追った迫真のドキュメンタリー映画『劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-』、
ふたたび映画館のスクリーンに降臨!
昨年1月に日本武道館で開催されたDIR EN GREYの『UROBOROS』リリース・ツアーのファイナル公演2DAYSと、その裏側に密着した映像を収め、同年5月に「09」「10」の2本に分けて連続公開された『劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-』。
今年7月には、大人気RPG『Wizardry Online』とのコラボ・イベントに合わせて、一夜限りの連続リバイバル上映が実施されたが、上映3日前より始まったオンライン・チケット販売は受付開始わずか10分で完売、もちろん当日券も劇場オープンとともに即札止めとなるほどの人気ぶりであった。
そんな上映される度に伝説を残してきた本作が、今度は一夜限りではなく、2週間にわたる通常上映(1日4回上映予定)という形で、しかも「09」「10」の2作品を1本にまとめ、9月17日(土)よりリバイバル上映されることとなった。昨年の劇場公開以来、DVDなどを発売しておらず、ファンからの「ぜひもう一度観る機会を」という再三の声に応える形でこの度の実現に至った。
一切の妥協を排し徹底的に追求された彼らの音楽や世界観を見せるだけではなく、その過程にある、生身の人間、さらには求道者としてのDIR EN GREYの姿までを包み隠さず映し出すことに成功した『劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-』。
本作はDIR EN GREYというバンドが、いかにして多くの人間を――国内のみならず海外の音楽ファンまでを心酔させているのか、その理由を垣間見ることができる興味深い作品に仕上がっている。ファンのみならず、「DIR EN GREYの名前は聞いたことあるけど…」といった人達にも熱狂的な支持を得たこの作品。是非ともこの機会にお見逃しなく!
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DIR EN GREY OFFICIAL SITE
http://www.direngrey.co.jp/