DISC REVIEW
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半年の活動休止期間を経たDIR EN GREYが放つニュー・シングル。ギターのアルペジオとピアノ、抑制的な重いリフとドラムから始まり、まるで呪縛から解放されたかのような伸びやかな歌声はオペラ的なファルセットを自在に操り、なんと1オクターブ上のGの音まで到達している。クラシカルで荘厳な雰囲気が漂う中、時折挟まれる重低音とのコントラストは、美しくも歪な抽象画を見ているかのような気持ちにさせられる。アコースティック・ギターで奏でられる間奏や、不協和音で終わるラストの展開など、あまりに捉えどころのない"輪郭"は、多くの人に新しい音楽体験の喜びを与えるだろう。97年のデビュー・ミニ・アルバム『MISSA』の1曲目に収録され、これ以上ないほどヘヴィにアレンジされた「霧と繭」のニュー・ヴァージョンも凄過ぎる。 KAORU





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