DISC REVIEW
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『UROBOROS』と『THE MARROW OF A BONE』に収録されている楽曲と、DOWNLOAD FESTIVALに出演した際のライヴ映像をメインに構成されている13篇のビデオクリップ集。黒坂圭太氏によるジャケットからして強烈なインパクトを放っているが、どの映像からも、彼らの視覚部分における表現への、ただならぬこだわりと愛情を感じる。楽曲の独創性と、映像の独創性とが、絶妙な化学反応を起こしており、視覚から放たれているメッセージに対して、創造力を掻き立てられずにはいられない。痛々しい表現に目を背けず、正視して見るべきだ。近代映像美術及び技術に興味がある人からも、注目が集まることになるだろう。「Vinshka」のフル・ヴァージョン及び「Agitated~」は、放映規制に即したものにて収録されている。 KAORU