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INTERVIEW

COMRIZED

2023.07.13UPDATE

2023年07月号掲載

COMRIZED

LEIWAN、AIBECK、EMPATHYが所属するCOMRIZED managementの7ヶ月連続企画第5弾は、現体制3周年を迎えたAIBECKより星乃さゆみ、8月からスタートする関東ライヴハウス・ツアー"えんぱ夏祭りツアー"を控えるEMPATHYより望月しの、そしてLEIWAN新メンバーに決定したあぐりぴこと渋谷龍華が参加。事務所代表のミヤタ社長と共にそれぞれの強みについて語り合ってもらった座談会の模様を届ける。

COMRIZED management:ミヤタ社長(代表)
LEIWAN:あぐりぴこ 渋谷龍華
AIBECK:星乃さゆみ
EMPATHY:望月しの
Interviewer:MAtSU(GEKIROCK CLOTHING) Photographer:濱谷 幸江

-星乃さん、インタビューお待たせしました!(※目黒鹿鳴館に行くたびに"私のインタビューはまだか"と急かされていた)

星乃:そうです! でも忘れてました、せーのだけやってないの。

ミヤタ:これめっちゃ面白い選抜で、一番古いメンバー(星乃)、新しいグループのメンバー(望月)、7月14日にデビューする(あぐり、渋谷)でしょ。事務所の歴史が知れますね。

-本日はよろしくお願いします。早速ですがAIBECK現体制3周年おめでとうございます! 先日無事3周年コンサート("AIBECK単独コンサート -祈りの原理-")を終えての、今の気持ちをお聞かせください。

星乃:毎年メンバーに好きが溢れます。メンバーも応援してくれる人も、いてくれることが当たり前じゃないってわかっているので。"ずっと一緒にいる"って言われたら口約束だけっていうか、"いるね"だけじゃないですか。それが3年続くことってすごいことだと思うんですよ。すごいことだっていうのを知ってるから、だから今年も一緒に周年だねってお祝いできたのもすごい嬉しいし、4年目に突入できたのもすごい嬉しいし、ずっと一緒にいたいなって思いますね。

-オープニング映像、実は星乃さんが制作したとうかがいました!

星乃:作りました! 6時間かかりました、1分52秒の動画を編集するのに(笑)。スマホでやりました。

-愛がありますね。

星乃:もう愛しかない、愛しか!

-AIBECKが無事3周年を迎えていかがですか?

ミヤタ:3年早かったな。コロナ期間中でもあったので。

星乃:始まりはそうですよね。

-さらに苦難でしたね。AIBECKが本来やりたいライヴが上手くやれないままスタートしたと。

星乃:そうですね。そもそも一番最初の発表のとき("AIBECK新メンバーオーディション~時代が変わったStayGold~")もコロナ禍で無観客配信ライヴで、目の前にお客さんがいない状態だったんで、お客さんと顔を合わせてライヴするまでちょっと時間がかかりましたね。

ミヤタ:オーディション期間中に緊急事態宣言になったから、もうちょっとで発表や! ってところでコロナ禍突入して"ライヴできへんの?"って。

星乃:そう、自粛期間みたいな。

-大変でしたね。

星乃:最初は本当に大変だった(笑)。

-望月さんから見た今のAIBECKはどうですか?

望月:いつも楽屋から笑い声が絶えないんですよ。ドア閉めてても笑い声がいつもすごい聞こえてきて、本当に楽しそうだな、AIBECKさん仲がいいんだなって。

星乃:楽屋の仲の良さは小学生のやつです。仕事の話になるとまた違ってくるけど。

望月:EMPATHYは個々が癖強いので。なぎがふざけて無視して、カリスマ(白ごまこまつ菜)がふざけてクスッと笑うみたいな。あんま馬鹿笑いすることは少ない、たまにするんですけど。グループによって全然違いますよね。

-LEIWAN新メンバーから見たAIBECKはどう映ってますか?

渋谷:ステージ上での姿がすごいかっこ良くて、楽屋がワイワイしてて、でも入ってくるときの礼儀正しさがすごくて、どんなにふざけててもしょうもない話で笑ってても、そういうオンとオフはしっかりしているところも見習いたいなと思います。

星乃:ありがてぇ! ありがてぇ! 恥ずかしいな(笑)。

-このインタビューは褒め回なので。AIBECKといえばCOMRIZEDの3グループで一番ライヴの"迫力"だったり"突破力"があると思っています。LEIWANの周りを一気に巻き込んでいく感じや、EMPATHYのかわいい正統派でいく感じとはまた違って。そんな中で、星乃さんはハスキー・ヴォイス寄りの歌声が魅力だと思っています。

星乃:ハスキーじゃなくて枯れたんです! 枯れてぶっ壊れました!

-え!?

星乃:彼女ら(となりのアイル、大神のん、姫野たま子、ひなたゆか)が入ってきてからです。彼女ら声がでかいので、バカ張らないと乗らないんです。みんなで歌ってるとことか特に、自分の声がまったく聞こえなくなるから、張ってたら枯れました。

-ハスキー・ヴォイスって結構無敵な武器だと思います。なりたくてもなれないですからね。

星乃:本当ですか? あんまり自分のことハスキーって思ったことないんですけど。セクシーですもんね、ハスキー。

-そういう独特のアーティスティックな歌唱力と"目力"がすごいところが星乃さんの魅力だと思ってます。

星乃:写真見てたまに思います。ヤバーって。

-ご自身のパフォーマンスのストロング・ポイントはどんなところだと思いますか?

星乃:えーっ、なんだと思いますか?

ミヤタ:いいところ? ステージの? 死ぬ1歩手前のテンション感でやってるとこでしょ?

星乃:そうだ! それはそう!

望月:一番お客さんとのアイコンタクトしてるのがすごい楽しそう。

星乃:そう、一番ニコニコしてる。一番楽しいかも。

望月:後ろから観てても惹かれます、もちこ(望月)は。

星乃:えーっ嬉しい。一番楽しそうにライヴしてます!

-歌い方もレベルアップしたということですね。

星乃:昔は歌割りなかったんです。うち上手い子しか貰えないんですよ、歌割りが。なんで本当になかったんです。高いとこが出るようになったから、高いとこは任せられるようになった。

-そんなこんなで気づけばZepp Shinjuku (TOKYO)ワンマン("4th one-man Live")まで2ヶ月を切るところですが、LEIWANに続きAIBECKも今年は静寂を保ってるなと勝手に思っています。ミヤタさん何か企んでますか?

ミヤタ:そうなんですか? AIBECKベスト・アルバム(2023年3月の『AIBECK THE BEST』)にDVD(2023年5月の『AIBECK ZEPP HANEDA』)にリリースしてオリコンも1位ゲットできて静寂してるつもりはなかったんですが(笑)。

星乃:オリコン1位ビックリしました。嬉しい(泣)。

望月:エンパ(EMPATHY/2023年4月リリースの『EMPACD』)は7位でした(笑)。

ミヤタ:何競ってんねん(笑)。

一同:(笑)

-事務所としてはLEIWANのワンマン("LEIWAN 6th ONE MAN LIVE")から2ヶ月後にAIBECKということで結構詰め詰めですよね。

ミヤタ:激務ですね。

望月:でも5月まで一緒に全国ツアーしてましたよ。全国ツアーじゃない、東名阪ツアー("EMPATHY 東名阪ワンマンツアー")。

星乃:そう、AIBECKは全国ツアー("AIBECK 全国ワンマンツアー")って銘打ってるから次があるはず、"and more"って書いてあったし。

ミヤタ:あります、冬、寒い時期に。

星乃:初めて知った(笑)。

-Zepp Shinjukuは、昨年のZepp Haneda(TOKYO)("3rd one-man Live")からこういう部分でレベルアップしたい! という展望があればぜひお聞かせください。

星乃:Hanedaのとき、喉ぶっ壊しててめちゃくちゃ悔しかったので。

ミヤタ:カスカスやったもんね。

星乃:死のうと思いました。

ミヤタ:ハスキー・ヴォイスじゃないよな、普通に喉潰してた。本番に弱いからな。

星乃:Shinjukuは完璧なパフォーマンスがしたいですね。せっかくどんだけレッスンしても本番できなかったら意味ないので。コンディションを整えたい。余裕を持ったパフォーマンスをしたいですね。

ミヤタ:グループとしては新曲を数曲準備して挑もうと企んでいます。

-次は偶然にも同じ青系カラー担当のEMPATHY 望月さんにお話をうかがえればと思います。夏から関東ライヴハウス・ツアー"えんぱ夏祭りツアー"を控えてますがいかがでしょうか?

望月:いつからですか?

ミヤタ:8月から。8月24日、渋谷clubasiaを皮切りに。

望月:あ、そうなんですか! 8月からなんだ! 楽しみです。

-もちこさんといえばなぎさんと並んで歌唱力と、表現力に秀でたヴォーカリストだと思っています。個人的にも初めて拝見した2021年3月の川崎CLUB CITTA'、直近ですとLIVEHOLIC主催の"革命ロジック2023"と、回数を増すごとにそのレベルが右肩上がりになっていると感じています。ご自身がステージ上でのパフォーマンスで心掛けていることがあればこの機会に教えてください。

望月:前まで上手に歌わなきゃって思ってたんですけど、感情むき出しになるパートは上手く歌わなくていいんだって思って、本当に感情全部ぶつける気持ちで歌ってます。でも上手に歌うところはもうちょっとレベルアップしたいなと思います。周り上手い子、上手い先輩とか、なぎも上手だし、新メンも歌えるし。

前回のインタビュー(※2023年6月号掲載)で澪(・モンスター/LEIWAN/EMPATHY)さんが"最初は既存メンバーと上手くコミュニケーションが取れずに苦労した"とおっしゃってましたが、新メンバー4人加入から既存メンバー側で苦労したことや、ここまでで特にグループとして成長できたなと思う部分があれば教えてください。

望月:最初、本当にコミュニケーション取るのに苦戦して。みんなお菓子でコミュニケーション取ってたんですよ。澪さんが"芋けんぴ食べる?"みたいな感じでくれたり。(求春)ハルも"じゃがりこどうぞ"みたいな、そういうところから始まって。でも最近では全然、私この間初めてハルにご飯誘われたんですよ。すごい嬉しくて(笑)。それぐらいの仲になってきましたね。嬉しいです。

ミヤタ:みんな頑張ってるなー、俺も仲良くなりたいしやってみよかな?

望月:ミヤタさんはコミュニケーションがすごい小学生で、頭ポンって叩いてくるんです。頭ポンじゃないか、バンッて叩いてきたりします。

ミヤタ:違う、こうだよ。(※手の甲を叩く)

望月:これ、なんだろう。パシッて。

ミヤタ:ペンッ。

望月:ペンッ! わからない。

一同:(笑)

望月:そういうコミュニケーションを取ってました。最近でも取ってます。でももちこは普通に喋れますよ。