MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

COMRIZED

2023.04.13UPDATE

2023年04月号掲載

COMRIZED

LEIWAN、AIBECK、EMPATHYのアイドル・グループ3組が所属するCOMRIZED managementの7ヶ月連続連載企画第2弾が公開! 今回は、初の海外遠征を終えたLEIWAN、AIBECKからそれぞれ猫乃ねむ子、塩藤さやのととなりのアイル、そして先日"東京激ロックDJパーティー EDGE-CRUSHER Vol.171"にDJ出演も果たしたEMPATHYから白ごまこまつ菜、求春ハルを迎え、事務所代表のミヤタ社長と共に近況や、最新リリース作品、それに伴うライヴ活動などについて活発に語り合ってもらった。

COMRIZED management:ミヤタ社長(代表)
LEIWAN:猫乃ねむ子
AIBECK:塩藤さやの となりのアイル
EMPATHY:白ごまこまつ菜 求春ハル
Interviewer:MAtSU(GEKIROCK CLOTHING) Photographer:濱谷 幸江

-まずLEIWAN、AIBECKは台湾遠征お疲れ様でした! 事務所としては初の海外公演かと思いますが、率直な感想をお聞かせください。

ミヤタ:もはや対応が"外タレ"ですね。大歓迎で感動しっぱなしでした。グッズも無茶苦茶売れましたし大感謝です。また今すぐ行きたいですね! メンバーはどうやろ?

猫乃:すごく楽しかった! 思ってた以上に曲の振付とかコールとか覚えてきてくれる方が多くて、どの公演も盛り上がりましたね。ウェルカムな雰囲気でした。

-やっぱりアジア圏、我々が思ってる以上に日本のアイドルが好きな方多いですよね。

猫乃:ロック・アイドルがほとんどいないらしくて。とにかくツーステがすごかった。

-なるほど。ある意味正当派が多いというか。

塩藤:"かかってこい!"とか日本語で思いっきり煽ってくるお客さんもいました(笑)。でも、いざ特典会になるとやはり言葉の壁をすごく感じて、翻訳アプリを使ったりもしましたけど、英語ももっと喋れるようにならないとなと感じました。

アイル:また台湾にももちろん行きたいし、もっといろんな国でライヴしてみたいです。

ミヤタ:アジア制覇の第一歩です。

-LEIWANには"仲間が意図せずどんどん増えていく"能力があるので、またナチュラルに味方もファンも増えてそうですが。

猫乃:台湾でも健在で、ご飯屋さんのおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなって、最終的に電話番号交換しました(笑)。あとは道端で会った子供と仲良くなったり、タクシーの運転手さんと仲良くなったり。

ミヤタ:タクシー同士でレースみたいなことしてたな(笑)

猫乃:そう! 目的地まで30分かかるって言われて、"20分で行って! あなた世界一速いから!"って言ったら本当に10分巻いてくれて(笑)。

-いつも通りすぎて安心しました(笑)。留守番を任されていたこまつ菜さんとハルさんは、激ロックDJパーティー("東京激ロックDJパーティー EDGE-CRUSHER Vol.171")への出演がありましたね。こちらも普段とは違うフィールドということで貴重な経験になったかと思います。ミヤタさんから今回のお話を初めて聞いたときは正直どう思いましたか?

こまつ菜:正直......嫌だなと思いました......クラブに行ったことがないので怖い印象が強かったんです......まぁ! カリスマ(こまつ菜)に向いているイベントですね!

求春:私はもともと激ロックDJパーティーに遊びに行っていた人間なので、今回お話をいただいたときは率直に嬉しかったですね。

-大盛況で無事DJ出演を終えて、今後の活動へ生かせそうなフィードバックはありましたか?

こまつ菜:フロアが知らない曲もあると思うのですが、音楽を通してコミュニケーションを取ってる様子が、普段初めてEMPATHYのライヴを観にきてくれた人のフロアのコミュニケーションと一緒の感覚だったので、DJイベントって怖くないですね! 楽しかったです。

-私がDJの練習に立ち会ったのですが、カリスマは機材の操作覚えるのめちゃめちゃ早かったし、そういう考えに辿り着くまでもすごく早かったですね!

求春:実際に自分のターンでサークルとかモッシュとかが起きてるのを見て、EMPATHYもこうやって盛り上げないとなと思いました。

ミヤタ:EMPATHYでサークル(笑)?

一同:(笑)

-そのくらいの盛り上がりをアイドルのカルチャーの中でもっと出していきたいってことですね! ハルちゃんは袖でメイン・フロアのDJピエール中野(凛として時雨/Dr)さんのDJを凝視してて、何曲か同じ曲が流れてフロアが盛り上がってるのを観て、今後に生かそうとしてるんだなーって感じましたね。

求春:そう、同じ曲でもすごく盛り上がってて、こんなに違うんだって勉強してました。

-"アイドル活動"って聞いてリスナーの方が思い浮かぶ日々の活動って"近隣でのライヴ活動"、"出演後の特典会"、"日々のSNS発信"みたいな積み重ねが少しずつ花開いていくものが基本ですよね。メンバーのみなさんにとって特にこれがしんどい! っていうポイントはありますか?

アイル:私はメンタル激強なので特にない。メンタルの強さが決め手でAIBECKに加入したくらいなんで。

ミヤタ:そうだっけ(笑)? でもたしかに、ひとりだけ何があっても動じないところあるね。

アイル:仮になんかあってもライヴで発散してますね。

塩藤:私の場合、一番感じるのはオタクの人とうまく意思疎通できなかったときですかね。喧嘩しちゃうときもあって、そういうときは1日そのこと考えて引きずっちゃったりしますね。

-お客さんと喧嘩するんですか!?

猫乃:するする。私なんかこの間SNSでもオタクとバトったばっかりだけど。

-勝手に客商売とかと一緒で"お客さんが便宜上は上"のポジションなのかなって思ってたんですけど、もう1段階近い距離感なんですね。それは意外でした。

猫乃:私もしんどいことはあんまりないですね。LEIWANとしては"売れるための正解"を選び続けて走り続けているだけなので、今はあくまで過程でしかないと思って日々突き進んでます。

こまつ菜:SNSやビラ配りの結果としてライヴに足を運んでくれるとか、それが興味を持つきっかけになってるとやりがいを感じますね。地道なので心が折れるのですが、仔猫ちゃん(※ファン)が、カリスマが人気になるのを応援してくれるんですよ。そこがカリスマのガソリンになってます。

求春:私、特典会で、"ハルちゃんがアイドルになってくれて良かった"って感謝してもらえたことがあって。それにすごく感動したんです。ちょっと大袈裟かもですけど、私が生きがいになってくれる人がもっと増えてくれたらいいなって思って活動しています。

-とはいえ日々の活動での成果の積み重ねの結果チャンスが巡ってくるものだと考えていますが、COMRIZED(COMRIZED management)として日々のルーティーン・ワークの部分を、モチベーションを保ちながら続けていくコツや秘訣のようなものがあればぜひ教えてください。

ミヤタ:やっぱり火曜の定期公演がすべてかなって思ってます。

前回(※2023年3月号掲載)もおっしゃってましたね!

ミヤタ:普通のアイドルって週末に顔合わせる程度だと思うんですけど、COMRIZEDは毎週3グループが嫌でも顔合わせて挨拶してっていう形になっていて。そうすると必然的にコミュニケーションも多くなっていくのでライヴも観てお互い刺激し合って、高め合っていけるのかなって思ってます。週に1、2回会うだけじゃできないことですよね。

-AIBECKはベスト・アルバム『AIBECK THE BEST』を3月にリリースしましたね。おめでとうございます! 既存のお客さんへは"形に残るもの"として、新規のお客さんへは"名刺替わり"の1枚という位置づけになるかと思いますが、これからAIBECKに出会う人たちに向けての、おすすめの楽曲があればおふたりから教えてください。

アイル:「PERFECT VISION」と「愛恋色」ですね。「愛恋色」はインスト(2022年3月配信リリースのシングル『愛恋色』収録)もあって、楽曲自体もカッコいいのでぜひ聴いてほしいです。

塩藤:私は「STAY GOLD」ですね。この曲は世に出るまでの時間が長かったので思い入れもあるんですよね。

-時間がかかったというのは?

ミヤタ:コロナ禍にできた曲で、まだライヴが普通にできない頃だったので、世に出すのは少し待っていたんです。で、ようやくライヴができるようになった頃に世に送り出したと。

-このアルバム、2枚組でSEを除くと1曲目が「STAY GOLD」からなんですよね。そこから先の曲順もリリース順ではなく新旧入り乱れたような感じで。これも特別意図があったりするのでしょうか?

ミヤタ:耳にスーッと入ってくる曲順にしました。新旧問わずで。

-私は「HELLO」が一番好きなんですよね。ライヴで最初にLMFAOのサンプリング煽りから始まるのを去年初めて聴いて"あ、これ初見さん全員刺さるな"って思ったのと、サビのコード進行が神すぎて。改めてこの楽曲に込められた想いなどがあればミヤタさんからぜひお聞かせください。

ミヤタ:......なんだっけ?

アイル:勢いの曲だよね。

-えっ(笑)。

塩藤:そうそう。サビとか"Hello"って言ってるだけだし。

ミヤタ:思い出してきた(笑)。世界に向けた曲、ですね。歌詞にも"日本!"とか"届け世界中へ"とか"この世界に愛があるから"とか、そういうワードを散りばめてます。ちょうどサッカーの大会かなんかあった頃だったからかな?

-そして5月には、昨年のZepp Haneda(TOKYO)公演の映像作品『AIBECK ZEPP HANEDA』がリリースですね。ド派手な特効などいろいろあるかと思いますが、"ここが見どころ"っていうポイントがあればぜひみなさんに教えてほしいです。

アイル:ド頭の演出ですね。

-たしかに最初は新衣装のお披露目から海賊を彷彿とさせる演出、そして「Hi-Ho」のお披露目と見どころ満載でしたね!

塩藤:後半全般ですね。アンコールなしで駆け抜けたので、後半につれてどんどん激しくなっている様子をぜひご覧いただきたいなと。

ミヤタ:カメラワークかなりカッコいいです。映像もきれいですし大画面で爆音で体感してもらいたいです!