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LIVE REPORT

AIBECK

2022.10.18 @Zepp Haneda(TOKYO)

Writer 山口 哲生 Photo by ポテアキラ、セキグチ、Domon

10月18日、Zepp Haneda(TOKYO)にて3rdワンマンを行ったライヴ・アイドル、AIBECK。昨年の新宿BLAZEワンマン("2nd one-man LIVE 『衝撃の結末』")で開催を発表して以来、この日を目掛けて約1年間走り続け、ついに迎えたライヴ当日。塩藤さやの、星乃さゆみ、となりのアイル、大神のん、姫野たま子、ひなたゆかの6人は、AIBECKの武器である"沸けて泣けてキミの心に刺す記憶に残るLIVE"でオーディエンスの身も心も激しく揺さぶっていた。

扇動的なSEが鳴り響き、レーザー・ビームが場内を激しく飛び交う中、メンバーがフラッグを持って姿を現す。そのまま花道を通ってセンター・ステージを練り歩き、お立ち台に立つと、1曲目の「WANTED」がスタート。6人はフラッグを大きくゆっくりと8の字に振ったあと、向かい合って円になる。そして、フラッグを高く掲げると、ステージから火柱が! それだけで終わらず、ステージ各所から大量のCO2が吹き上がった。「WANTED」は、アリーナやスタジアム・クラスの大会場に映える壮大なロック・ナンバーなのもあり、そんなド派手な演出がなんともハマっていて、すでに高まっていたオーディエンスの興奮をさらに引きずり上げていった。

そこからも、ツー・ステップを踏みまくる「NEXT STEP」や「AISola」、強烈なロング・トーンを轟かせる「STAY GOLD」、オーディエンスのクラップを求めてから突入していった「OLEOLEO」に、パーティー感たっぷりの「HELLO」など、躍動感たっぷりの楽曲を畳み掛けていく6人。中盤では、感傷的な旋律を湛えた「愛恋色」や、"今日しか紡げない、今日だから紡げる糸を、強く、強く結んでいきましょう"(ひなたゆか)という前置きから始まった「ITO」など、ドラマチックなミディアムでも魅せる。ライヴ後半戦では新曲「Hi-Ho」を披露。中毒性のあるフレーズをリフレインして爆発力を高めていくハード・ナンバーは、即効性もかなり高く、初披露ながらも瞬時でフロアをぶち上げる仕上がり。これからキラーチューンになっていきそうな予感を感じさせるなか、代表曲の「CHEKILLER」に繋げ、ステージもフロアも一体になって踊りまくる熱狂的な空間を作り上げていた。

また、「WANTED」の演出で使われていた特効類は、他の楽曲でもたびたび登場し、ステージを熱く彩っていたが、がなり気味に声を張り上げてオーディエンスを煽りながら、全力でパフォーマンスをする──いや、彼女たちにとって"全力"という言葉は、少し生ぬるいかもしれない。ここで倒れても構わないという気概を感じさせるほど、自分の限界を突破するように全身全霊で歌い踊り続けていく6人の姿こそが、何よりも熱かった。

この日、AIBECKは今後の活動展開を大量にアナウンスした。まず、この日のライヴDVDとベスト・アルバムを全国流通でリリースすることと、現メンバーでの初MV制作すること、さらには全国ツアーに加え、2023年9月15日にZepp Shinjuku (TOKYO)で4thワンマン・ライヴを開催することが映像で発表されると、涙を流して喜びを爆発させるメンバーたちに、フロアから鳴り止まない拍手が送られていた。今日に至るまでの日々を振り返りながら、共にこの日を迎えられたファンという"仲間"の存在に感謝を告げ、これからも全員で夢を叶えていきたいと語っていたメンバーたち。泥臭くもまっすぐに、光に向かって走り続けていく6人の、徹頭徹尾、感情を爆発させるエモーショナルなステージは、ここからさらに多くの人たちの胸を震わせていくであろうことを期待させる夜だった。

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