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INTERVIEW

KORN

2018.03.15UPDATE

2018年03月号掲載

KORN

Member:Jonathan Davis(Vo)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-同日には盟友LIMP BIZKITも出演します。日本のファンは同日に両バンドとも観ることができる、ということに歓喜しています。あなたがたがLIMP(LIMP BIZKIT)をフックアップしたのは初期からのコア・ファンでないと意外と知らない事実だと思いますので、当時のLIMPとの出会いについて思い出してもらってもよろしいでしょうか? また、LIMPとの共演や一緒にツアーを回った思い出などもあれば教えてください。

LIMPとはその昔、ツアーしていたころに出会ったんだ。Fred(Durst/Vo)がFieldy(Ba/KORN)にデモを渡したのを覚えている。それをあいつが(プロデューサーの)Ross Robinsonに渡したんだ。そうしたらRossがLIMPとやるようになって、レーベルと契約した。俺たちも仲良くなったから、何年か一緒にツアーしていたんだ。

-基本的にみなさんがLIMPを発掘したような感じなのでしょうか。

まぁ、そんなとこだね。

-最近もLIMPのメンバーとつるんだり会話することはあるのでしょうか?

みんな家族ができたこともあって、最近はないなぁ。会えばつるむけど。会えるチャンスは貴重だから嬉しいよ。

-日本で会うのは初めてということになりますか?

うーん、もしかしたら以前ツアーで一緒だったかも知れないけど、俺の記憶違いかも知れない。でも、今回会えるのはとても楽しみだよ。

-また日程は異なりますが、RAGE AGAINST THE MACHINEのメンバーを中心に構成されたPROPHETS OF RAGEも出演します。90年代シーンを作った3バンドが日本で集結するというのも私としては感慨深いものがありますが、メンバー・チェンジやバンド名が変わったりしつつも、それぞれが第一線で活躍しているのはすごいことだと思います。出会った当時は今みたいな状況は想像できなかったのではないでしょうか?

いやー、想像なんてつかなかったよ(笑)。とにかく必死で自分たちのやるべきことをやってきて、それに長年ついて来てくれる素晴らしいファンがいてくれたからこうしていられるけど。最高だよね。

-長年活躍しているバンドはお互いインスパイアし合っていると思いますか。

そうだね、ギブ・アンド・テイクだと思うよ。双方向的なものだと思う。

-またKORN出演同日にはISSUESとOF MICE & MENも出演します。どちらも90年代のニューメタルの影響が強く、OF MICE & MENに関しては、以前はメタルコアでしたが、最近のサウンドはまさにKORNチルドレンです。そういった中堅、若手バンドに大きな影響を与えていることに関していかが感じていますか?

素晴らしいことだと思う。俺たちをマネしてくれたりインスピレーションを受けてくれるなんてね。......ってそのくらいしか言えないけど(笑)、クールなことだと思う。

-若手バンドと会ったりツアーしたりするときに、"あなたの音楽を聴いて育ちました"などと言われることはありますか。

あるよ! クールだよね。実際OF MICE & MENとは個人的にも仲良くなって、俺の自宅スタジオに遊びに来てもらったこともあるんだ。曲を書くのを手伝ったりもしてね。本当にいい奴らで大好きだよ。

-前回の来日のあとにリリースされた現段階での最新アルバム『The Serenity Of Suffering』(2016年リリース)から約1年半経ちましたが、リリース後初めての来日ということで、セットリストにもそこからの曲を入れるのでしょうか。

そうだね、間違いなくいくつかは入れると思うよ。でも今までリリースしたアルバムがたくさんあるから(笑)、セットリストを作るのは苦労するよ(笑)。

-次のアルバムの制作は行っているのでしょうか?

今こうして話している間も曲作りが行われているよ(笑)。

-今年か来年には出そうな感じでしょうか。

来年になるんじゃないかな。

-ということは今作はツアーがまだ続くと?

いや、今回の日本のショーだけだよ。それに、俺がソロ・アルバムを出すんだ。

-そうでしたね! ニュース記事を見ましたよ。ではソロでツアーするんですね。

そうだね。

-それは楽しみですね。ソロ来日の可能性はありますか。

ぜひ行きたいね! プロモーター次第だけど。

-(笑)日本に行ったらそうアピールしないと。

(笑)実現したら最高だよね!

-KORNとしての新作はまだ曲を書いている途中ということは、まだどういう作品になるかも見えていない感じでしょうか。

そうだね。曲を書くのもまだ始めたばかりだから。Munky(James "Munky" Shaffer/Gt)が先に書き始めていて、俺もそのうち参加することになる。全員で一緒に書くこともあると思うよ。

-そうなんですね。まぁ今回は単独公演もありますし、私たちは今のアルバムを存分に楽しむ機会がありますね。

そうだね。

-KORNは1994年に1stアルバム(『Korn』)をリリースしてから、25年近くコンスタントに作品をリリースし続け、またビルボード・チャートを筆頭に毎作素晴らしい結果を出し続けています。25年にわたって最前線でこういった結果を出すことができたのはなぜだと思いますか?

ファンのおかげというのが本当に大きいね。俺たちのファンは素晴らしいよ。本当にのめり込んでくれている。俺たちも彼らの心に語り掛けるような曲を作ることを心掛けているんだ。それから、同じことをいつまでも繰り返さないようにしているよ。変化をつけて、実験もしてみて、同じことをやらない、似たようなアルバムを何枚も作らないようにしている。そして、常にモダンであろうとしているんだ。俺たちはこうだから、って同じところに安住しないことを意識しているから、ノスタルジックになって"俺たちは90年代のバンドだ"なんて考えることもない。俺たちはそういうカテゴリにいないんだ。アルバムを作り続けているし、常にもっと高いレベルを自分たちに求めているからね。そして、素晴らしいファンがそれについてきてくれてるんだ。

-たしかにこの25年間KORNのアルバムをいろいろ聴いてきましたが、かなり音楽性が変わりましたよね。でもKORNらしさはどこかに必ずある、その一貫性も好きです。これからもサプライズし続けてくれますよね?

もちろん!

-ついていきます。

嬉しいね(笑)。

-最後に来日を楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。

とにかくみんなが大好きだって伝えてくれ。早くそっちに行ってみんなを楽しませたいよ!

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