INTERVIEW
the GazettE
2015.11.10UPDATE
2015年11月号掲載
Member:RUKI(Vo) 麗(Gt)葵(Gt) REITA(Ba) 戒(Dr)
Interviewer:KAORU
-さて、『DOGMA』がリリースされてから約1ヶ月が経ち、現在は"LIVE TOUR 15 DOGMATIC-UN-"の真っ最中ですが(取材日:9月27日)、ツアーはいかがですか?
RUKI:わりと慎重ですね。バンド側の話なんですが、ライヴ中は良くても終わってから反省する部分があったりとか。霧がかかっているようなアルバムではあるので、ステージ上は常に霧をかけてくれっていうオーダーをしていたりするんです(笑)。
-演奏面においてはいかがですか?
RUKI:ホールだと、場所によって音が全然違うので、小さいライヴハウスの方が合ってるのかなとも思います。でもホールで表現しなければいけないので、いろいろ考えています。
葵:ギターはなかなかいい音だし、アルバムの再現どころか、アルバムよりもパワーがあっていい感じです。
-暴れられそうな曲がたくさんありますが、お客さんの反応はいかがですか?
RUKI:様子見っすね。ちなみに激ロックを読んでいるようなファンの人たちって、様子見とかあるんですか? 新曲やるときに棒立ちになったりとか。
-うーん、いわゆるキッズ系だと、ツーステップを踏んでとか、ブレイクダウンでモッシュしてとか、お決まりなノリなので棒立ちになることはあまりないと思います。そういうバンドのライヴをご覧になったことはないのですか?
RUKI:あまりないですね。妙にうちらが中間の立場にいるもんで。ヴィジュアル系のノリにも様式美があって、決まった部分はこう動くっていう人と、ただ観たいっていう人に分かれますね。
-ラウド系のキッズとヴィジュアル系のファンのノリは、なかなか交わらないままな印象がありますね。
RUKI:それは、キッズとバンギャちゃんのどっちが嫌悪感を示してるんですか?
-もともとヴィジュアル系シーンにいたバンドなら、どちらかというとバンギャちゃん側ではないかと。バンギャちゃんはヴィジュアル系のノリ方でいたいのに、キッズは幅を取って暴れるからうざいみたいな(笑)。
RUKI:ああ、あるらしいっすね。柵で分けたらいいんじゃないですかね(笑)。
-それもひとつの手ですね、さて、PROJECT:DARK AGEの"3rd MOV."として、シングル『UGLY』がリリースされますね。収録されている曲は『DOGMA』と同時期に制作していたのですか?
RUKI:いや、終わってからですね。
-シングルを聴いていると、『DOGMA』の流れからもすっと入ってこれますし、前作までの流れも汲みながらという感じもしますし。根本のテーマが違うのですか?
RUKI:音楽的なジャンルやテーマは特に決まってないんです。シングルなのでアルバムに入れるとなると違和感があるんですが、気持ち的には『DOGMA』から離れてるというわけでもないですね。
-Track.1「UGLY」は一発目の同期音からすごくインパクトがあって、サビがメロディアスで、グロウルのパートやギター・ソロも印象的で、すごくかっこよくてインパクトがありますね。
RUKI:この曲はライヴっぽい感じを意識しました。お客さんを入れてMVを録ったりもしたんで。
-Track.2「DEPRAVITY」は、"その紙には写らない"という歌詞からも想像するように、メディアの報道に対するアンチテーゼとか憂慮を感じるんですが、いかがですか?
RUKI:そういう部分はありますね。誰かを批判するというよりは、自分たちの周りで起きているようなことを書いたという方が近いです。
-楽器についてはいかがですか?
葵:リッチ感というか、ギターのレンジをそのままパッケージしたかったんです。『DOGMA』は結構音を重ねたんで、最短でやりました。プレイ自体はそんなに難しいことはしていないんですけど。
-通常盤のみに収録されているTrack.3「GODDESS」は、メロディアスで悲しげな旋律の素敵な曲ですね。初回限定盤のみに収録されるメイキング映像も楽しみです。さて、『UGLY』がリリースされたあとは、"4th MOV."として"LIVE TOUR 15-16「DOGMATIC-DUE-」"が始まりますが、このツアーについては演出を変えたりというような考えもあるのですか?
RUKI:そうですね。変えようと思っています。まだ見えてはいないんですけど。
-ライヴを見るのを楽しみにしています! そして、"-UN-"と"-DUE-"があるということは、"-TROIS-"の動きがあると思いますが、そのヴィジョンは現時点でどんな感じなのでしょうか?
RUKI:まだ内緒な部分なんですよね(笑)。何かあるのかもしれないですけど、もうちょっとですね(笑)。