INTERVIEW
ROACH × AIR SWELL
2015.08.21UPDATE
Member:taama (ROACH/Vo) hamaken (AIR SWELL/Gt/Vo)
Interviewer:荒金 良介 Photo by 石原 慎
-お互いに正反対の性格だから、引かれ合うんですかね?
hamaken:どうなんですかね。ツアーの最終日に"どこ住んでるんですか?"っていう話になって、それから遊びに来てくれたり、行ったりするようになったんですよ。
taama:でも遊びに来るバンドマンって、なかなかいなくて。いきなり来ましたからね、バイクに乗って(笑)。飲んだよね?
hamaken:飲みましたね。俺、バイクなんですけどと言ったら、泊まればいいよって。泡盛をストレートで飲んで、結構ベロベロになって、ゆっくり寝られるんだろうなと思ったら、明日朝5時だからなって。"えっ、俺もですか?"みたいな。"お前も5時起きだよ"って。で、朝起きたら横なぐりの雨なんですよ。マジだりい!って。
taama:はははははは(笑)。
-ふたりでどんな話をするんですか?
hamaken:くだらない話ですよね?
taama:うん。
-お互いにグルーヴが合わないと、仲良くならないですよね。
hamaken:ノーリーズンですよ。
taama:この人は喋りやすい、友達になりやすいとかあるじゃないですか。フィーリングは合いましたね。あと、最近、野球のチームを作りました。"東京アスホールズ"という。
hamaken:名前、かっこよくないですか? 結構豪華メンバーなので強いと思います。
-他は誰がいるんですか?
taama:SECRET 7 LINEのSHINJIさん(Ba/Vo)、AIR SWELLは全員野球経験者なのでメンバー3人いるし、NOISEMAKERのYU-KI(Ba)、MY FIRST STORYのMasack(Dr)。
hamaken:僕の整体をやってくれてる人もいまからね。
taama:4番バッターが5人います。やまびこ打線です(笑)。
hamaken:ちなみにtaama君がキャプテンで、俺が監督なんですよ。
-えっ、監督?
hamaken:まあ、古田みたいな立ち位置です。
taama:もともとユニフォームを作りたくて。ふたりの間で盛り上がって始めたけど、もしかしたら、俺たちが1番ヘタじゃないのって。
hamaken:ここふたりはライパチなんですよ。ライトで8番バッター、マジで使えないヤツという(笑)。
taama:こないだバッティングセンター行ったけど、まったく当たらなくて。
hamaken:守備の方が得意なんでしたっけ?
taama:そう!
-(笑)ここで話題を変えたいんですが、お互いの音楽性に関してはどんな印象を持ってます?
taama:空気の通り道が曲の中でしっかりしてるんですよ。エネルギーがキレイに1曲の中で流れてるから。俺、楽曲を構築するのが苦手だから、憧れがあるんですよ。hamaken、ARTEMAのMEG(Vo)はそういうタイプだから好きなんですよ。hamakenが1曲の中でテンポがあまり変わるものは得意じゃないと言ってて。理由を聞いたら、"縛りがある中で生まれる美学があるから、それがなかったら何でもやれちゃうじゃん"って。ああ、そういう価値観の中で曲が生まれているんだなと。
hamaken:よく覚えてますね!
taama:覚えてる、刺さったもん。当たり前のことかもしれないけど、改めてミュージシャンだなって。俺はそういう考えをしたことがなかったから。
hamaken:同期を使いまくってる俺が何を言ってるんだって感じですけどね。
taama:はははは(笑)。
hamaken:自分の中で理想とする曲の形態があって。同期を使って、いろんな音色をぶっ込むのはOKだけど、2ビートで行きながら、ハマらないからテンポをいきなり落とすみたいなアプローチが嫌いで。1曲の中でBPMが変わるのが俺的には美しくないんですよ。頭から最後まで一定のビートで乗せろよって。
-ああ、なるほど。
hamaken:全部通して、ちょうどいいテンポを探ってやるのが俺の中でキレイだから。一緒に曲をやろうという話になったときも、それは俺はやりたくないみたいなミーティングもしましたもんね?
taama:ああ、したね。