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INTERVIEW

団長(NoGoD)×プールイ(LUI FRONTiC 赤羽JAPAN)

2015.04.07UPDATE

団長(NoGoD)×プールイ(LUI FRONTiC 赤羽JAPAN)

Member:団長(NoGoD/Vo) プールイ(LUI FRONTiC 赤羽JAPAN/Vo)

Interviewer:荒金 良介 Photo by マツイイタル

-団長はアイドル好きとしても知られてますが、BiSに惹かれたきっかけは?

団長:BiSを知ったきっかけは「MY Ixxx」のときかな。純粋に曲が良くて。MVも裸で走ってる以上に映像自体が神々しいものになってて。あれを観て、かっこいいなと思った。今までのアイドルは"かわいい""応援したくなる"という感じだったけど、アーティストに対する惚れ方と同じだったんですよ。一応、彼女たちはアイドルではなかったし、ヴォーカル・ユニットという存在だったんだろうけど。当時エレクトロな楽曲がアイドル業界にも流行ってたけど、純粋にエモっぽいギター・ロックをやってることも面白くて。ほんとに曲がいいなと。この人たちは存在がパンクなんだって。

プールイ:ふふふふ。

団長:いい意味でこの人たちはアイドルができないだろうなと。アイドルは絶対に100%の力でそこにいるお客さんを楽しませなきゃいけないと思うんですよ。どんなときでも"アイドルでいるぞ"という魂を持った人だけがアイドルになれる。BiSにはそれがなくて。

プールイ:(笑)。TVで他のアイドルを観てるときに、あれ全部ウソだろうなと思ってたんです。途中でセンターを奪われて、腸が煮えくり返ってるだろうな、という目線で観てた。だから、アイドルをやるなら、裏を見せるアイドルというコンセプトでやりたくて。

団長:タブーなことをやろうとしたわけでしょ? 世の中の暗黙の了解に対して、ノーを突きつける姿勢がパンクだなと。この人たちはバンドにものすごく近い人たちだなと感じて、いろんなメディアでも好きだと言ってたけど、アーティストとして好きだったんですよ。
プールイ:ありがとうございます。

団長:だから、こういうふうに対談させてもらったり、イベントに呼んでもらえることが嬉しくて。この年齢になると、同じ時代に音楽をやってるアーティストをファンになることが少なくて、どこか商売敵として見ちゃうから。プーちゃんもそうなんだけど、純粋にすごくリスペクトできる。だから、いろいろ探りたいんですよね。

プールイ:探ってください!

団長:探りたいけど、フワフワしてるから、掴みどころがなくて(笑)。

-団長、そろそろ時間なんですが。プールイさんに聞きたいことは他にないんですか?

団長:聞きたいことはまだたくさんありますよ!プーちゃんにひとつだけ覚えておいて欲しいのは、(NoGoDは)実は10年やってたんですよって。

プールイ:勇気をもらえました!

団長:X JAPANに"俺たちは無名だけど、無敵だった"という名言があるんだけど、10年やってると無敵だなと思う。俺、自分のバンドが世界で1番かっこいいと思ってるし、大好きなんですよ。この歳になると、メンバーも信頼できるからね。だから、プーちゃんもバンド・メンバーを信頼して欲しいし、ヴォーカリストとして信頼される人になってもらいたい。ほんとすいません! 与太話に付き合わせてしまって。

プールイ:とんでもないです!

-最後に、今年4月にLUI FRONTiC 赤羽JAPANのリリース記念イベントにNoGoDが出演しますね。

団長:今まで嬢メタル系バンドや犬神サアカス團だったり、女性ヴォーカルの方と対バンしたことはありますけど。別ジャンルの女性ヴォーカルは初めてなんですよ。

プールイ:えっ、そうなんですか? 嬉しいです!BiSから関わりも深いし、異端児として似ているところもあるので一緒にやったら楽しそうだなと思って今回お誘いさせていただきました。

団長:俺は今回のオファーが来たときに"頼むっ!"とメンバーに頭を下げて、"もう俺がやりたいという理由だけでやらせてくれ"とゴリ押しで了承をもらえました。4月の対バンは本当に楽しみですね。