INTERVIEW
ギルガメッシュ×ALL OFF
2015.03.06UPDATE
Member:ギルガメッシュ:愁(Ba) ALL OFF:Yukio(Gt)
Interviewer:TETU★KID
-ギルガメッシュの新しい、挑戦的なツアーをご一緒したと思うんですが、Yukioさん自身も昔からギルガメッシュが好きでいらっしゃいますよね。そんなYukioさんから見てどんなワンマン・ライヴを期待しますか?
Yukio:最初clubasiaでやったときにお客さんの層がすごく面白いと思って。バンギャみたいなお客さんもいるし、かと思ったら後ろにキッズみたいな子がいるんですよね。そこの融合みたいなのが、たぶんギルガメッシュにしかできないと思うんですよね。今までと違ったジャンルと対バンすることに関して最初はお客さんも戸惑うし、メンバーとしても戸惑いがあったと思うんですけど、何回か一緒にやらせてもらったあと年末に横浜のライヴ観に行ったんですよ。渋谷でやったときのお客さんのノリ方とか客観的に見てたんですけど、徐々にお客さんたちも慣れてきた......こういうシーンがあるんだよっていうのをちゃんと受け入れ始めたというのが垣間見れて。着実にライヴを重ねるごとにそれをやってきてると思うので、集大成的に3月14日のコーストでお客さんの全体感を見たときにそこの融合が見られるぐらい、ハイブリットな感じ......まさに異色を融合させたバンドみたいなのを実現して欲しいなと思うんですよね。それができるのって今ギルガメッシュだけだと思うんです、本当に。なかなか土台を変えてってできることじゃないと思うので。
-そんなALL OFFも3月1日に主催のイベント、5月にはワンマン・ライヴを控えていらっしゃいますよね。
Yukio:5月9日に約2年振りのワンマンをやります。前回は渋谷WWWでやって、ちょっと間が空いちゃったんですけど。もともと自主企画みたいな感じで好きなバンド3組くらい集めてっていうイベントをずっとやってたんです。それを自分たちの、バンドとしてのお客さんと"ワンマンに向けて"っていうのを作り上げるためにも1発ここで自分たちで企画打って、ちゃんとそれでお客さんたちをワンマンに連れて行くじゃないですけど、そういう企画をやろうっていうことで3月1日に"UNIGHT!"っていう企画をやります。普段ずーっとお世話になってるバンドを呼んで、そこでワンマンに向けていい形で行きたいなという。
愁:さっき言った通り、僕らから見てラウド界隈のバンドさんたちのいいところも悪いところも、まあ悪いところっていうのはあくまでも僕らの中の線引きですけど、"もっとこうすればいいのにな"っていうところもあったりした中で、いろんな対バンに聞いたんですよ。"何で今の音楽やってるんですか"、"何の音楽聴いてきたんですか"、"ライバルは誰ですか"、"どこ目指してるんですか"って。全然情報なかったから。俺も知りたくてしょうがなくて、それぞれに聞くとそのへんの世代のANGRY FROG REBIRTHとかROACHとか挙げるんで。その中でALL OFFって突き抜けるキャッチーさもあるし、いい意味で万人に受けるぐらいすごくキャッチーなものを持ってる。でもやっぱりALL OFFなりのクセがあるでしょ。そのへんはALL OFFにしか出せないなとも思うし。企画で、ヘッドライナーで、まとめ上げて、対バン相手は言ってみれば仲間でありライバルでもあると思うので、彼らのファン全員かっさらってワンマンでスパーンと突き抜けて、そのへんの世代の底上げになってくれる先駆者になってもらえたらなって。また改めて一緒にやりたいなとも思うし。
-ここで対談してから激ロックに挑むのもまたちょっと違うグルーヴがありそうですよね。うちとしても15周年のイベントでもあるので、そんなおふたりに出ていただけて本当に幸せだなと思います。最後に一緒にDJパーティーで楽しむお客さんに向けてひと言いただけますか?
Yukio:自分としては今回DJイベントというものに個人として参加させてもらうことで、バンドの顔じゃないですけど、今のシーンの中の自分たちのバンドとしての立ち位置を背負っていると思うので自分も楽しみつつ、ちゃんと自分たちの世代の、ラウド界隈でやっているバンドの曲を浸透させつつも、自分たちのバンドとしての立ち位置を築けるような存在でありたいです。ガッツリ盛り上げたいなと思ってるんで、それに身体を揺らしてもらえればありがたいなと思います!
愁:僕もギルガメッシュの愁でしか流せない音楽ってあると思うので、例えば僕らの友達のヴィジュアル系のカッコいい音楽をガンガン流せるのってこの日は僕だけな気がするし。そういうのも出しつつ、さっきYukioちゃんが言ってくれた通り、僕らは迷路となるか冒険となるかわからないハイブリッドなところに飛び込んでいるので。一歩間違えれば路頭に迷うし、でも逆に僕らの行きたいところはもちろん冒険の部分で、新しいところを開拓するために今やってるんで、新木場も含めですけど、この日にそういう楽曲をセレクトして"あ、ギルガメッシュってこういう音楽達に触れて今のギルガメッシュがあって......"っていうのが少しでも見えるイベントに、僕の位置に、僕の存在になりたいなって思います。あとはもうハチャメチャに盛り上がれればいいかなと(笑)。15周年を祝わせてもらいます。
-ありがとうございました!